※支給にかかる要件や申請の期限などの詳細は、JEED都道府県支部高齢・障害者業務課(東京、大阪は高齢・障害者窓口サービス課)にお問い合わせください。 https://www.jeed.go.jp/location/shibu/index.html C社に在職中のBさんは両足にしびれを覚え病院を受診したところ、脊■■椎■■梗■■塞■■との診断を受け入院することになり、退院時には、生活や移動に車いすを必要とする身体障害者(2級)となっていました。退院して復職を考えましたが、これまで通り通勤時に公共交通機関を利用すると、自宅と最寄り駅の間にある急こう配の移動と、混雑時の電車の乗り換えが課題であることがわかりました。 そこでC社は、Bさんがアクセル・ブレーキを手動式に改造した車を運転していたこともあり、助成金を活用して事業所近くの駐車場を借り上げることで、Bさんが車通勤を開始することにしました。 その結果、Bさんは自力で通勤できるようになりました。また、リハビリ期間を経て復職したBさんは、復職前と同じ管理職として活躍しています。 D社で事務の仕事に就いているNさんは視覚障害があり、一部在宅勤務を行っています。出勤日には電車とバスを乗り継いで片道80分かかる距離を通勤するのですが、通勤には障害福祉サービスの同行援護が利用できませんでした。 そのため、助成金と市の重度障害者等就労支援特別事業による支援を併用し、通勤時の支援を受けることにしました。 この制度を併用すると、年度ごとに最初の3カ月間は助成金、残りの期間は市の特別事業を利用して継続して支援を受けることができるため、会社の費用負担も少なく、必要な支援を受けながら通勤することができるようになりました。このような助成金もあります❶ 作業施設、作業設備などの設置または整備を行う ⇒ 障害者作業施設設置等助成金(事例1)❷ 福祉施設の設置または整備を行う ⇒障害者福祉施設設置等助成金❸ 雇用管理のために必要な介助などの措置を行う ⇒障害者介助等助成金(事例2)❹ 通勤を容易にするための措置を行う ⇒重度障害者等通勤対策助成金(事例3)❺ 職場適応援助者(ジョブコーチ)による支援を行う ⇒職場適応援助者助成金❻ 通勤の援助を重度訪問介護等サービス事業者に委託する ⇒重度訪問介護サービス利用者等通勤援助助成金(事例4)❼ 障害者が行う業務の介助を重度訪問介護等サービス事業者に委託する ⇒重度訪問介護サービス利用者等職場介助助成金働く広場 2023.10事例3事例4〜通勤の負担を軽減するための駐車場の賃借〜〜助成金と市の制度を併用した継続的な通勤支援〜【重度障害者等通勤対策助成金(重度訪問介護サービス利用者等通勤援助助成金)】13【重度障害者等通勤対策助成金(駐車場の賃借助成金)】JEED INFORMATION
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