山川 佐藤 ――国際アビリンピックを経験して感じたことはなんですか。佐藤 チャレンジが自信につながったべての参加国から1人ずつ選ばれるので、壇上には27の国と地域の選手が集まり、全員で写真を撮ったのは本当によい記念になりました。国際アビリンピックは、開会式も閉会式もすごく豪華で、圧倒されることばかりでした。ちなみに佐藤さんは、ほぼ世界中の国旗と国名を覚えているそうですよ。小学生のころ、オリンピックの開会式を見たのをきっかけに覚えました。国旗を見るのが好きで、最近では世界の国旗カードも買いました。国際アビリンピックの開会式では旗手を務めたかったのですが、ジャンケンに負けて残念ながら叶いませんでした。海外の選手たちと競技ができたこと、交流ができたことは大きな経験になりました。これまで10年にわたってアビリンピックに出場し続けてきたことで、「チャレンジすることの楽しさ」や「努力することの大切さ」を自分のものにできたと思います。これからもたくさん練習して、ふたたび国際アビリンピックに出場し、次こそは金賞をとることが大きな目標です。「寄せ書きしてもらった国旗は、金メダルを獲得したら掲げる」と決めているので、あきらめず努力を続けていきたいです。できる貴重な大会です。チャレンジすることで自信にもつながると思います。私は、2023年11月に開催された第43回全国アビリンピック(愛知県)でデモンストレーションを披露しましたが(※3)、今後もアドバイスできることがあれば伝えていきたいと思っています。ぜひもっと多くのみなさんにチャレンジしてほしいですね。アビリンピックは自分のスキルを試すことが株式会社日立パワーソリューションズ人事総務本部人財開発部人事勤労グループ主任日本選手団でもっとも高い点数を出した選手として特別賞を受賞 佐藤さんは職場では「翔悟くん」と呼ばれ、ムードメーカー的存在です。佐藤さんの国際アビリンピック出場が決まってからは、社員みんなが「おめでとう!」と声をかけていました。先日開催された、当社発足10周年記念イベントでは、最後に佐藤さんの国際アビリンピック銀メダル獲得についても紹介され、みんなで拍手をして喜び合いました。閉会式で金メダルの韓国選手との記念写真※3 今号の「第43回全国アビリンピック特集」(5ページ)でも紹介しています。ご一読ください第10回国際アビリンピックで佐藤さんが獲得した銀賞(左)と特別賞(右)のメダル 働く広場 2024.2職場の方より次回の「メダリストを訪ねて」は、2024年6月号に掲載予定です。お楽しみに‼山川ゆかりさん17〜第10回国際アビリンピック〜メダリスト
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