ゅうやし寿と規きさん(宮城県)は、脊せ椎つ損傷によるがし●DTP/データベース/ホームページ/コンピュータプログラミング●機械CAD/建築CAD/電子機器組立/パソコン組立知と頼よさん(新潟県)は、入社7年目の特視覚障害のある選手が対象の「パソコン操作」は、パソコン画面情報読み上げソフトや拡大読書器などの支援機器を活用し、表データの修正・加工や差込文書機能の利用、プレゼンテーションソフトによる資料作成など4課題(90分)。石い黑ぐ例子会社で20人ほどに仕事をふり分けるリーダー役。アビリンピックには盲学校時代から挑戦してきた。競技後、「見た目を意識して取り組みました。今後もアビリンピックでの経験を活かしていきたいです」と語っていた。表の装飾・編集、関数式による表の完成、データ処理およびグラフ作成を行い、総合的なスキルを競う(75分)。下し田だ康や幸ゆさん(群馬県)は、職場では集計業務などを担当。「毎回ひねりがきいている課題が出る全国アビリンピックで、自分の足りない部分を認識します。若い世代を指導する年齢と立場ですが、自己研け鑽さは続けていきたいです」と語っていた。 「DTP」の課題は、観光業界における「マイクロツーリズム」という新しいムーブメントをテーマに、アフターコロナの時代に消費者の興味を喚起するリーフレット(表面カラー・裏面モノクロ)の作成(3時間30分)。4回目の挑戦で全国アビリンピック出場を決めたという菅か野の雄ゆ喜きさん(宮城県)は、競技前「説明会で審査員にわからない部分を教えてもらい安心しました。自分のペースでがんばりたいです」と意気込んでいた。お子さんを抱っこした夫に応援されていた井い門ど明あ日す香かさん(愛媛県)は、前回の全国アビリンピック銀賞受賞を機に転職、希望していたDTPオペレーターとして働いているそうだ。「今回は持ち込めるデータ素材が限られ、本番でどれだけ描けるかがポイントでした。得意のイラストを活かしました」と話していた。 「データベース」は、雑貨販売店における売上を管理する「売上管理システム」を指定された10の課題に沿って作成する(3時間)。小こ林ば隆り誠せさん(愛知県)は、会社でデータ入力やシステムを組む仕事などを担当。職場の上司が「社内では『先輩が出たなら私も』などとアビリンピック挑戦者が増え、今回の地方大会は約15人です。練習しながら効率的な作業にもつながるなど、よい影響も広がっています」と語っていた小林さんは、金賞を受賞した。 「ホームページ」は、「観光農園に関するホームページ作成」をテーマとする課題(4時間30分)。事前課題として作成・提出した作品に対し、当日新たに提示された要件・仕様に沿って制作する。三み浦う重度の身体障害があり寝たきりだが、競技会場では、目の前に固定された棒状のスイッチを口先で触れながら器用にパソコンを操作していた。約8年前から就労継続支援B型事業所で週3日、1日4時間の在宅勤務をしている。同行していた関係者によると「すばらしい実力の持ち主で、企業のホームページなどを制作しています」という。母親は「以前から働きたいといっていて、事業所で本格的にプログラミングなどを習得したようです。アビリンピックに出たいという本人の強い意思で、ここまで無事にやってこられました」。「この仕事が好きです」と答えてくれた三浦さんは、努力賞を獲得した。 「コンピュータプログラミング」は、ロボットの動きを指示するプログラムを作成し、動きの指示のしやすさや動作確認の機能、ロボットを動かしたときの正確さや速さを競う(6時間)。稲い葉ば洋よ介すさん(東京都)は、第三セクター企業でパソコンの研修指導をしている。「同僚に仕事を肩代わりしてもらいながら準備をしてきましたが、本番では仕様が違う点も多く苦労しました。アビリンピックには、今後も挑戦したいですね」と語っていた。 「機械CAD」の課題は、「リフト機構」の部品図と組立図、軸測投影法による組立図と立体分解図の作成(3時間10分)。IT職業訓練センターに通う東ひ蒼そ一い郎ろさん(熊本県)は、「ソフトが違うこともあり、むずかしかったですね」と話す一方で、「機械CADを扱う職場で働くことになったので、仕事に慣れたらまた挑戦してみたいです」と意欲を見せた。んんすきももりしろいなけうんうしきいらううち6井門明日香さん(愛媛県)「DTP」「DTP」菅野雄喜さん(宮城県)「表計算」「パソコン操作」石黑知頼さん(新潟県) 下田康幸さん(群馬県) 「表計算」は、表計算ソフトを使用し、働く広場 2024.2
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