働く広場2024年3月号
2/36

 水性ペンで動物や建物の輪郭を描き、プラスチック色鉛筆で着色をする。 制作中は時折「消します!」といって、描いては消しゴムで消すをくり返し、一つの作品を生み出す。 ねこが登場する作品が多いのは、小さいときからたくさんのねこや犬などの動物たちと一緒に暮らしてきたからだろう。特にねこは身近な存在だったようで、スッと描くことができる。また、登場するねこの毛並みは黒ねこや三毛ねこなどさまざまだが、瞳の色は「黄色」と決まっている。 最近は「ねこと花」シリーズを制作しており、新たな画材として修正テープも活用し、修正テープで風景に凹凸をつけてから、プラスチック色鉛筆で着色している。 西須 奈津子(さいす・なつこ) 1991(平成3)年生まれ。新潟県柏崎市在住。2017年11月より「社会福祉法人ロングラン カフェみるく」に通所。 2017年より「アール・ブリュット展in上越」に出展。2021(令和3)年「SHIFT Challenged Art 公募展」入選。2022年「新潟アール・ブリュット公募展『ものと語り』」入選。(社会福祉法人ロングラン カフェみるく)(社会福祉法人ロングラン カフェみるく)(文:まちごと美術館 c画材:画用紙、水性ペン、プラスチック色鉛筆/サイズ:B4(257mm×364mm)otocoto伊■■■■■■■■橋匠■保■■哉)協力:まちごと美術館 cotocoto西須 奈津子ヤギとねこ

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る