働く広場2024年5月号
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※( )内は前年度当初予算額●「障害者向けチーム支援」の実施等によるハローワークマッチングに対して、ハローワーク職員(主査)と福祉施設の職員、その他の就職支援者がチームを結成し、就職から職場定着まで一貫した支援を実施(平成18年度から実施)。●障害者雇用ゼロ企業等に対する「企業向けチーム支援」の実施等対して、ハローワークが中心となって各種支援機関と連携し、企業ごとのニーズに合わせて、求人ニーズに適合した求職者の開拓等の準備段階から採用後の定着支援まで障害者雇用を一貫して支援する。●精神障害者等の就職及び雇用継続の促進に向けた支援(精神・発増加していることから、障害特性を踏まえた専門的な就職支援や職場定着支援、及び事業主に対する精神障害者等の雇用に係る課題解決のための相談援助を実施する必要がある。の強化福祉施設等の利用者をはじめ、就職を希望する障害者一人ひとり障害者の雇用経験や雇用ノウハウが不足している雇用ゼロ企業に達障害者雇用サポーター)きめ細やかな支援を要する精神障害及び発達障害のある求職者がハローワークに精神・発達障害者等の専門知識や支援経験を有す障害者の就労促進中小企業をはじめとした障害者の雇入れ等の支援【163億円(158億円)】る者を配置し、障害特性に応じた専門的な就職支援を実施する。●難病相談支援センターと連携した就労支援の強化ハローワークに「難病患者就職サポーター」を配置し、難病相談支援センターをはじめとした地域の関係機関と連携しながら、個々の難病患者の希望や特性、配慮事項等を踏まえたきめ細かな職業相談・職業紹介及び定着支援等総合的な支援を実施。●障害者雇用相談援助事業の適正な実施等今後、法定雇用率の段階的な引上げと除外率の引下げが予定されている中で、企業に対する支援の強化が求められている。このため、特に障害者雇用に関するノウハウを十分に有しない中小企業等を中心に、雇入れから雇用管理、職場定着までの一体的な伴走型支援を実施し、着実な雇入れを実現するために「障害者雇用相談援助助成金」が創設される。本助成金を活用した障害者雇用相談援助事業における相談援助等の質を担保する等適切な事業運営を図る必要がある。また、地域の就労支援機関等関係機関のネットワークの構築、連携強化、相互理解を図ることを通じて、引き続き、企業における一般就労の実現を推進する。●就職活動に困難な課題を抱える障害のある学生等への就職支援発達障害等のために専門的な支援がないと就職活動自体が困難な学生や、発達障害に限らず障害があり、障害特性に応じた就職支援を必要としている学生等への支援の実施のために、大学等と連携して支援が必要な学生等の早期把握を図るとともに、当該学生等に対する就職準備から就職・職場定着までの一貫したチーム支援を行う。●公務部門における障害者雇用に関する支援について公務部門においては、障害者雇用に関する基本方針等に基づき、順調に障害者の採用が進んだことにより、今後は採用された障害者の職場定着支援や支援体制づくりを重点的に実施するための取組を行う。厚生労働省職業安定局より発表された「令和6年度予算の概要」について、障害者雇用施策関係部分の抜粋版を紹介します。予算額 17億円(17億円)予算額 10億円(10億円)予算額 19億円(19億円)             予算額3・3億円(2・2億円)予算額3・0億円(2・8億円)予算額1・2億円(1・2億円)予算額 93百万円(2億円)53億円(52億円)※本誌では通常西暦で表記していますが、この記事では元号で表記しています働く広場 2024.526省 庁令和6年度 予算の概要(障害者雇用施策関係部分の抜粋版)厚生労働省 職業安定局

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