水田篤紀×チョ・ミンソク(たんぽぽの家アートセンターHANA×EASYTOGETHER)夜空を見て思いを馳せながら笑う鯨水田 篤紀(みずた・あつき) 1997(平成9)年生まれ、奈良県在住。2017年よりたんぽぽの家で活動を始める。 一つひとつの作品にていねいに向き合い、絵画制作や身体表現にて自身の表現を深めている。〈略歴〉2017年 「状況のアーキテクチャー “Tracing Voices:ラップ×ケア×アート”」(京都府)2018年 「針の穴を通るラクダのカラダ」(奈良県)2019年 「共創の舞踊劇 “だんだんたんぼに夜明かしカエル”」(兵庫県)2021年 「OPEN KITCHEN」(京都府)2023年 「陰翳来SUN〜かげのダンス/仮面のダンス〜」(奈良県) 「作品たちがとぶ展。」(奈良県)2024年 「針の穴を通る駱駝のカラダ〜こんなところであうなんて!〜」(京都府) 「『清流の国ぎふ』文化祭2024 エイブル・アート展 —表現が生まれるまえとあと—」(岐阜県)〈アートレンタル〉2024年 ロート製薬株式会社(愛知県、三重県、大阪府2拠点、京都府、福岡県) 韓国・釜山で活動を行う非営利団体「EASYTOGETHER」(イージートゥギャザー)と奈良県のたんぽぽの家との海外交流プログラム「aE.T.プロジェクト」によって生まれたこの作品は、EASYTOGETHERの障害のあるメンバー、チョ・ミンソクとたんぽぽの家の水田篤紀が一つのキャンバスに描くことによって制作された。翻訳機などを使って、互いに相談しながら制作し、言語の壁を一切感じさせない2人の関係は、まるで旧知の友人のようだった。タイトルの「思いを馳はせながら」はそれまでの共同制作の思い出がつまっていると話す水田は、「いつかミンソクさんにまた会いに行きたいです」と絵と同じように思いを馳せていた。(文:たんぽぽの家アートセンターHANA 髙たか橋はし桜よう介すけ)画材:アクリル絵の具、キャンバス/サイズ:F12(606mm×500mm)韓国×日本 海外交流プログラム「aE.T.プロジェクト」〜異邦人たちの出会い〜主催:EASYTOGETHER協力:たんぽぽの家後援:財団法人釜山文化財団チョ・ミンソクさん(左)と水田篤紀さん(右)
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