働く広場2025年3月号
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開会式 2019(令和元)年以来の対面形式となった開会式は、第62回技能五輪全国大会と合同で行われた。オープニングでは、愛知県立春かすがい日井高等特別支援学校音楽部によるハンドベル演奏と、名古屋たちばな高等学校マーチングバンド部のパフォーマンスが会場を盛り上げた。 大おお村むら秀ひで章あき愛知県知事の挨拶のあと、安あん藤どうたかお厚生労働大臣政務官に続き登壇した当機構(JEED)の輪わ島じま忍しのぶ理事長は「1972(昭和47)年に日本で始まったアビリンピックは、いまや世界的な広がりをみせ、多くの人々が参加するたいへん重要なイベントになっています。選手のみなさんは代表としての誇りを胸に、これまでに職場や学校で磨き上げてきた自分の技をいかんなく発揮し競技に臨んでください」などと激励した。また石いし破ば11月22日(金) 「第44回全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)」が2024(令和6)年11月22日(金)~24日(日)、第62回技能五輪全国大会とともに愛知県常とこ滑なめ市の愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で開催された。今回は、全国47都道府県から集まった選手398人が、技能競技25種目と技能デモンストレーション2職種で日ごろつちかってきた技能を披露した。茂しげる内閣総理大臣のメッセージを代読した厚生労働省の堀ほり井い奈な津つ子こ人材開発統括官は「両大会に参加される選手のみなさんがつちかってきた優れた技能が競技を通じて人々に感動を与え、わが国の成長と未来の原動力となることを確信しております」などと伝えた。 アビリンピック大会旗入場では、「家具」種目に出場する井い出で依より芭はさん(愛知県)が旗手をつとめた。その後、愛知県立愛知商業高等学校書道部が、音楽にのせた書道パフォーマンスを披露。巨大な紙に「奮ふん励れい激げき闘とう」などと躍動感あふれる筆文字を書き上げ、選手たちにエールを贈った。 最後に行われた選手宣誓は、「喫茶サービス」種目に出場する波は多た野の千ち夏なつさん(愛知県)が、技能五輪の選手とともに「われわれ選手一同は、これまで支えてくださった方々への感謝の気持ちを胸に、日ごろの訓練成果を最大限に発揮し、最後まで諦めず、正々堂々と競技することを誓います」と力強く表明した。文:豊浦美紀/写真:官野 貴・岩尾克治第44回第44回全国アビリンピック全国アビリンピック特 集特 集会場となった「愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)」開会式は5年ぶりに対面形式で行われた名古屋たちばな高等学校マーチングバンド部のパフォーマンス輪島忍JEED理事長による挨拶愛知県立愛知商業高等学校書道部によるパフォーマンス大村秀章愛知県知事による挨拶石破茂内閣総理大臣のメッセージを代読する 堀井奈津子厚生労働省人材開発統括官愛知県立春日井高等特別支援学校音楽部によるハンドベル演奏11月22~24日働く広場 2025.34

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