平成26平成27平成28平成29平成30平成31令和2令和3令和5令和40%10%20%30%40%50%60%70%令和6省 庁特別支援学校等における就労支援や共生社会の実現に向けた生涯学習の推進文部科学省 初等中等教育局 特別支援教育課 総合教育政策局 男女共同参画共生社会学習・安全課 障害者学習支援推進室 改正障害者雇用促進法等の法的整備を背景に障害者の社会参加が進むなか、特別支援教育の教育現場でも、障害のある生徒の就職や職場定着を促進するための教育の充実に力が注がれています。ここでは、特別支援教育における就労支援や共生社会の実現に向けた生涯学習の推進に関する取組の現状について紹介します。1 特別支援学校の特色 障害のある子供については、その能力や可能性を最大限に伸ばし、自立し社会参加するために必要な力を培うため、一人一人の障害の状態等に応じ、特別な配慮の下で適切な指導を行うとともに、必要な支援を行う必要があります。特別支援学校高等部においては、生徒の就労を見据え、職業教育を行う専門学科を設置している学校や、資格取得に向けた専門的な指導を行う専攻科を設置している学校があります。また、知的障害者である生徒に対する教育を行う特別支援学校高等部においては、教科「職業」を設け、卒業後の進路に関する実践的・体験的な学習活動を通して、将来の職業生活に係る力を育成しています。2 キャリア教育・職業教育の推進 平成31年2月に公示された特別支援学校高等部学習指導要領では、キャリア教育・職業教育の充実を目指して、次の点が示されています。キャリア教育及び職業教育に関して配慮すべき事項 ●学校においては、キャリア教育及び職業教育を推進するために、生徒の障害の状態や特性及び心身の発達の段階等、学校や地域の実態等を考慮し、地域及び産業界や労働等の業務を行う関係機関との連携を図り、産業現場等における長期間の実習を取り入れるなどの就業体験活動の機会を積極的に設ける。 ●地域及び産業界や労働等の業務を行う関係機関の人々の協力を積極的に得るよう配慮する。キャリア教育の充実 ●生徒が、学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら、社図1 特別支援学校高等部(本科)卒業後の状況(令和6年3月卒業者)★「就職者等」について、令和2年度の学校基本調査で就職状況の区分が細かく分類されたことから、令和2年度以降においては「就職者等」の数を、平成31年度以前は「就職者」の数を学校基本調査から抽出することとした(学校基本調査より)区分卒業者進学者教育訓練機関等就職者等★社会福祉施設等入所・通所者その他計20,641人375人(1.8%)264人(1.3%)6,115人(29.6%)12,809人(62.1%)1,078人(5.2%)5,557人28.4%6,115人29.6%社会福祉施設等入所·通所者就職者等その他進学者・教育訓練機関等(各年3月時点) 働く広場 2025.926
元のページ ../index.html#28