編集委員のひとことミニコラム第50回※今号の「編集委員が行く」(20~25ページ)は松爲委員が執筆しています。ご一読ください。国が定める様式に準拠した内容になっており、すべての漢字にふりがなをふっているほか、むずかしい用語はわかりやすい表現に変更している。視覚的に伝わりやすくなるようイラストも多く盛り込んだ。 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会(大東市)のホームページから無料でダウンロードできるほか、希望する自治体には印刷したものを配布可能。詳細は同会ホームページで公開されている。https://www.osaka-ikuseikai.or.jp本紹介『部下の発達特性を活かすマネジメント』 メンタルサポート&コンサル沖縄代表の佐さ藤とう恵え美みさんが『部下の発達特性を活かすマネジメント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)を出版した。佐藤さんは精神保健福祉士、公認心理師などの専門資格を持つ。長年職場のメンタルヘルス問題にたずさわってきた経験をふまえた著書『もし部下が発達障害だったら』(同社刊)を全面的に改訂し、事例を多数追加した。 発達特性の理解に基づき「なぜそうなるのか?」という疑問に答えつつ、職場でのコミュニケーションや業務遂行における具体的な場面で「どうすれば働きやすいのか?」を実践的なアドバイスを交えて解説している。四六判224ページ、1870円(税込) 本誌2025年1月号の新春特別対談(※)で「三位一体支援モデル」を提唱して以来、ずっとこのことを考え続けています。 このモデルは、持続可能で質の高い障害者雇用の形成について、①障害者雇用における環境(企業)の「雇用の質の向上」、②企業と個人の相互作用を促進させる支援者の「支援の質の向上」、③個人(当事者)の「キャリア意識の向上」の三者それぞれが、独立して向上すると同時に、互いに連携し、協働的な相互作用を活発化させることによってはじめて、「生活の質」や「ウェルビーイング」が進化していくと考えるものです。 その根底には、当事者は単に支援を受け入れるだけでなく、自らのキャリアを主体的に構築する能動的な存在であり、事業所も単に障害者を受け入れるだけでなく、多様な人材を活かすことで組織自身の生産性や創造性を高めて変革を遂げることができ、さらに、支援者は専門知識を一方的に提供する権威ではなく、当事者と事業所の対話を促進して両者の成長を側面から支えるファシリテーターとなることを意味します。 今回の取材では、特例子会社とそうでない企業の人事労務管理の状況を比較しながら、このモデルの主体の一つである「雇用の質」を考えてみました。障害者雇用の進化と三位一体支援モデルの力神奈川県立保健福祉大学 名誉教授 松爲信雄北海道、青森県、千葉県、神奈川県、石川県、山梨県、滋賀県、山口県、大分県*開催地によっては、開催日や種目ごとに会場が異なります* は開催終了10月~11月※ 本誌2025年1月号、八重田淳編集委員との新春特別対談「これからの時代の障害者雇用とは」はJEEDホームページからもご覧いただけます。https://www.jeed.go.jp/disability/data/works/book/hiroba_202501/index.html#page=222025年度地方アビリンピック開催予定地方アビリンピック検索※第45回全国アビリンピックは10月17日(金)〜10月19日(日)に、愛知県で開催されます。※日程や会場については、変更となる場合があります。アビリンピックマスコットキャラクター北海道青森山梨大分山口石川千葉神奈川滋賀働く広場 2025.1031
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