働く広場2026年4月号
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作業に使用するタックガン(右)と作業した数をカウントする数取器(左)指定された箇所にタックガンでタックピンを通し、パーツを固定するシートカバーにヒーターを取りつける岡風花さん 佐賀県唐から津つ市しにあるTBソーテック九州株式会社は、トヨタ紡ぼう織しょく九きゅう州しゅう株式会社の子会社で、トヨタ自動車九州株式会社で生産される高級乗用車の座席用のシートカバーを製造している。 トヨタ紡織グループ共通の管理指標に基づく「よい商品をお客さまに届けるため、完璧な製品しか世に出さない」という信念のもと、高い品質が求められる製品の製造工程において障害のある従業員が活躍している。 「ヒーター工程」で働く岡おか風ふう花かさん(20歳)もその一人。タックガンと呼ばれる工具を使い、シートカバーにヒーターを取りつける工程を担当している。入社2年目の岡さんはスキルアップを目ざし、ミシンを使う「縫製工程」にチャレンジ中だ。岡さんは、「縫製に興味がありました。きれいに縫えてうれしいです」と教えてくれた。 入社10年目の毛もう利り千ち尋ひろさん(28歳)は、協力会社で製造されたパーツの「開梱」やベルトの「貼付工程」など、複数の工程を担当している。入社後、スキルアップを重ねながら、期間社員、準社員、正社員とキャリアを積んできた。毛利さんは、「正社員になって、やれることも増え自信がつきました。今後もがんばりたいです」と話す。 入社5年目の竹たけ下した晃こう平へいさん(27歳)は、準社員として働き、正社員を目ざしてスキルアップを重ねている。現在は、エンボスパネルの「穴あけ工程」を担当しつつ、裁断されたパーツの「ピックアップ」にもチャレンジ中だ。竹下さんは、「仕事は楽しいです。正社員を目ざしてがんばっています」と、今後の目標を語ってくれた。 同社は、障害のある従業員のキャリアアップをはじめ、写真などで作業手順をわかりやすく説明したマニュアルの作成、トラブルなど困った際に上司を呼び出すボタンの整備といった、働きやすい環境づくりが評価され、2025(令和7)年度に、「障害者雇用優良事業所」として佐賀県知事表彰を受けた。今後も安定雇用に向けた取組みを続けていく予定だという。働く広場 2026.416

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