働く広場2026年4月号
23/36

「社内留学制度」や「ジョブローテーション制度」があります。後ほど紹介する鈴木はこの制度を活用し挑戦を続けていますが、取り組む内容の規模にかかわらず“一人ひとりの各現場での挑戦と成長”を尊重しています。 一つの事例ですが、従来は指導者層が担当していた朝礼の司会やマニュアル作成をメンバーがになうようになりました。各職場でメンバーが主体的に考え、実行できるようになる。その一つひとつの挑戦と成長を大切にしていきたいと考えています。社内留学制度で広がったキャリア鈴木さん(以下、「鈴木」) 私は、2020年に学校を卒業して入社しました。最初はメールセンターで郵便物の仕分けを担当していましたが、ずっと“パソコンを使った仕事がしたい”という思いがありました。平岡編集委員(以下、「平岡」) その思いをかなえたのが、社内留学制度ですね。鈴木 そうです。入社して2年目にすぐ手をあげました。最初の留学先は日本橋の事務サポートグループ。業務内容がまったく違っていて、すごく新鮮でした。平岡 その後も挑戦を続けたのですね。鈴木 はい、西東京、現在所属している新宿、池袋の各事務サポートグループと、これまで4回社内留学制度を活用しまし経営理念に込めた思い榎本恭子さん 2025年、当社は経営理念であるミッション・ビジョン・バリューを刷新しました。前年にSOMPOグループのパーパスが再言語化されたことを受け、そのパーパスの実現に向けて、私たちはどのような貢献ができるかを考え、社員アンケートやメンバー(障害のある社員)座談会を通じて、社員の声を反映した新しい理念をつくりました。 新しいビジョンには『挑戦と成長を力に』という言葉を掲げました。これを全員の共通言語として浸透させ、各現場で“多様な挑戦と成長”が生まれてくることを大切にしていきたいと考えています。 私は、社長就任時からメンバー全員との座談会を実施しています。特例子会社は多様性にあふれていますので、その一人ひとりの力を活かしたいと考え、座談会は部署横断で5~8名のメンバーと行っています。ざっくばらんな雰囲気でいろいろな話をしますが、一人ひとりのメンバーがとても熱い思いを持って、挑戦し成長していることや、座談会を通じて新たなメンバー同士のつながりができていることを知ると、とてもうれしい気持ちになります。私自身はハブとなり、メンバー同士がつながり、支え合う文化をつくることが大切だと考えています。 また、キャリア形成を支える制度として、 今回、SOMPOチャレンジド株式会社(以下、「SOMPOチャレンジド」)とヤマトシステム開発株式会社(以下、「ヤマトシステム開発」)の2社の特徴的な取組みを紹介します。障がい者雇用の現場をつくる13名のみなさま、現場で活躍する7名のみなさまへインタビューさせていただきました。SOMPOチャレンジドの挑戦と成長を力に~雇用の質向上へのチャレンジ~ 障がい者雇用の現場で、社員一人ひとりの挑戦を後押しする企業を紹介します。今回訪問したのは、SOMPOホールディングス株式会社の特例子会社として2018(平成30)年に設立されたSOMPOチャレンジド。同社は2025(令和7)年、経営理念を刷新し、社員のキャリア形成を支える制度を積極的に導入しています。 今回の取材では、SOMPOチャレンジド代表取締役社長の榎えの本もと恭きょう子こさん、続いて、社内留学制度を活用して夢を実現した鈴すず木きさん、鈴木さんの上司の宇う野の明あき光みつさん、グループ障害者活躍支援室の武む藤とう圭けい子こさんにお話をうかがいました。★本誌では通常「障害」と表記しますが、平岡委員の意向により「障がい」としています社内留学制度でキャリアが拡がる職場1完全テレワークで離職ゼロの職場2挑戦→成長→自信の好循環を生み出す職場3POINTSOMPOチャレンジド株式会社代表取締役社長の榎本恭子さん業務第二部新宿事務サポートグループの鈴木さん業務第二部新宿事務サポートグループ、グループリーダーの宇野明光さん働く広場 2026.421

元のページ  ../index.html#23

このブックを見る