働く広場2026年4月号
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 1957(昭和32)年に、駅前旅館「新四よっか日市いちホテル」を創業し70年近くになる「株式会社グリーンズ」(以下、「グリーンズ」)は、全国120カ所でホテル・レストランを運営している(2025〈令和7〉年12月現在)。 グリーンズの障がい者雇用は、2016(平成28)年に「障害者雇用率」1・43%と当時の法定雇用率2・0%を大きく下回っていた。ハローワークからの指導を機に、会社組織として取り組むことを決め、積極的な採用と定着を図ってきた。いまでは全従業員2397人のうち障がいのある従業員は47人(身体障がい11人、知的障がい11人、精神障がい25人)で、「障害者雇用率」は3・17%という。2025年度には「障害者雇用優良事業所」として、当機構理事長努力賞を受賞している。全国でホテル・レストランを運営 人事管理部専任課長の加か藤とう聡さとしさんは「私自身を含めて何もわからないゼロからのスタートでした。最初は失敗もありましたが、三重県や四日市市などによる支援や就労支援機関などとの密接な連携によって、マッチングや定着支援がうまくいくようになったと感じています」という。これまでの取組みの経緯とともに、精神障がいのある従業員2人の活躍の様子なども紹介したい。 もともと中途採用の身体障がいのある従業員しかいなかったというグリーンズでは、2015年9月にハローワーク四日市所長らから直接指導を受けたことを機に、加藤さんが障がい者雇用担当者となって動き出した。 翌10月にはハローワーク主催の面接会に参加し、精神障がいのある1人を採用する。配属先は、当時加藤さんが在籍し県のコンサルティング支援ていた人事部だ。ちょうど入力作業など細かい業務で人手が足りなかったこともあり「まずは自分たちの部署で一緒に働き、成功例として周囲にアピールしようと思いました」(加藤さん)。 さらに三重県が募集していた「障がい者雇用活性化事業」の対象企業に登録し、定着支援のコンサルティングを半年間受けられることになった。当時、三重県内の民間企業における「障害者雇用率」は全国平均を下回る状況で、改善に向けた取組みが図られていたという。 コンサルティング会社から助言を受け、まず三重県内の地区支配人クラスを対象にアンケート調査を行い、雇用の可能性などを探った。すると四日市地区の協力が得られることになり、同地区の4ホテル合同で受入れ側の研修を行った。同時並行でホテルの現場を回りながら、厨房の洗い場や宴会場の準備・片づけ、清掃などの業務を切り出し、リストアップしていった。 一方で加藤さん自身は、三重県やハローワーク、当機構(JEED)の三重障害者職業センターによる企業向け研修会、四日市市が主催する「障害者雇用サポートフェア」のセミナーなどにも参加し「障がい者雇用について、一から学んでいきました」という。県や市の支援事業なども活用し、障がい者雇用をゼロからスタート13カ月間の委託訓練や支援機関との連携で、マッチングと就労定着を図る2雇用状況の見える化で、職場全体の安定就労につなげる3POINT★本誌では通常「障害」と表記しますが、株式会社グリーンズ様のご意向により「障がい」としています株式会社グリーンズ人事管理部専任課長の加藤聡さん株式会社グリーンズは、全国120カ所でホテル・レストランを運営している働く広場 2026.45

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