心のアート 桔梗草(ききょうそう)、雪の下 長田 恵 (たんぽぽの家アートセンターHANA) 画材:アクリル絵の具、キャンバス/サイズ:F4(242mm×333mm)  いつも植物や風景の本から描くモチーフを決める長田。今回の作品も植物だが、「いままで描いたことや見たことがないものを描きたい」と話し、自身で植物の本を調べ、形が面白いものや模様が珍しいものがある本を選んで制作した。苦戦しながらも、細かい模様やむずかしいところが描けたときの達成感がうれしかったそうだ。長田の今後の目標は「いろいろなところに作品を出したり、新しいことをするのも大事だけど、一番は自分のペースでゆっくりと制作したいと思う」と笑顔で話していた。 (文:たんぽぽの家アートセンターHANA 橋(たかはし)桜介(ようすけ)) 長田 恵(おさだ・めぐみ)  1987(昭和62)年生まれ、奈良県在住。脳性麻痺(まひ)、脳原性運動機能障害、移動機能障害1級、両上肢機能障害1級。2006(平成18)年より「たんぽぽの家アートセンターHANA」で活動を始める。 〈略歴〉 2018年「第33回国民文化祭・おおいた2018 第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会 障がい者アートの祭典」(大分県) 2021(令和3)年「いきいきと解き放つ命の輝き アトリエコーナス、片山工房、たんぽぽの家の表現者たち 展」(徳島県) 2022年「騒ぐイマジネーション 障がいのある作家展2022」(石川県) 〈アートレンタル〉 2018年 JOHNAN株式会社(京都府) 2024年 ロート製薬株式会社(愛知県、大阪府2拠点、京都府、三重県、福岡県)