ニュースファイル 働く 東京 障害者就労支援で「若者力大賞」受賞  公益財団法人日本ユースリーダー協会(港区)は、自由な発想力とチャレンジ精神で、さまざまな社会的活動を行うユースリーダーや、その育成支援に尽力する個人・団体を顕彰する「第17回若者力大賞」の表彰式を東京都内で開催した。大賞には、AIを活用した障害者就労支援を手がける「株式会社パパゲーノ」(杉並区)の代表取締役社長を務める田中(たなか)康雅(やすまさ)さんが選ばれた。  同協会によると田中さんは、障害者就労継続支援B型事業所でパソコンを使った仕事が少ないことに疑問を持ち、IT分野に特化したB型事業所をこれまで3カ所開設。当事者の対人不安や何度も確認するなどの特性をカバーしてAIが質問に回答するなど、仕事がしやすい環境を提供するほか、新たに開発したアプリで、事業所での利用者の個別ケアにかける時間を増やすことに貢献しているという。 https://www.youthleader.or.jp/youthleaderawards/17th-introduction/ 東京 ITスキル持つ障害者採用の意識調査  ソフトウェア開発などを手がける「サイボウズ株式会社」(中央区)が、企業の人事・採用担当者向けに実施した「IT人材不足と障がい者雇用に関する意識調査」の結果を公表した。  同社によると調査対象は、従業員300人以上と40人〜300人未満で、障害者雇用や障害者就労施設への発注に関与もしくは意向のある企業の担当者1000人(IT系481人、非IT系519人)。質問事項の「一定のITスキルを持つ障害者の採用」については、「検討したい」(26.7%)、「どちらかといえば検討したい」(44.7%)と、71.4%が前向きな意向を示した。また、ITスキルを持つ障害者が施設外就労を経て直接雇用に至るキャリアパスについて、17.9%が「非常に魅力的」、45.3%が「ある程度魅力的」と回答。さらに障害者就労継続支援事業所等へIT業務を委託することに計87%が「関心がある」とした。詳しい結果は、左記の同社の運営サイトで公開している。 https://cybozu.co.jp/sodelab/news/2026/01/07-126.html 東京 働くことへの理解深めるカフェ  特定非営利活動法人ディーセントワーク・ラボ(大田区)は、障害のある人や学生、大学や企業の関係者、地域住民らが気軽に立ち寄り、ともに働くことへの理解を深めるコミュニティカフェ「しいちゃんのカフェ―C's Cafe―」を目黒区の大岡山(おおおかやま)北口商店街にオープンした。  同法人によると、これまでアルバイト経験の機会が十分に得られなかった障害のある学生にとってのトレーニングの場を提供するほか、多様な属性・特性の人々が対話しながら互いに学び合える場、すべての人のディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を伝える拠点づくりを目ざすとしている。  また、これまで同法人が取り組んできた、障害のある人によるものづくり、障害や特性のある若者の修学・就労支援について知ってもらう場として、今後は大学や企業などとも連携したイベントも開催する予定。  カフェの営業は月曜日から金曜日の10時〜18時。メニューはコーヒー、紅茶、ジュースのほかパニーニや季節のフルーツパイなど。大学生は学生証提示で飲み物が半額になる。問合せは、左記のメールアドレスまで。 cs_cafe@decentwork-lab.org 生活情報 全国 障害者家族「親なきあと不安」約86%  公益財団法人日本財団は、障害のある人の家族(親・きょうだい等)を対象に、「親なきあと」に関する意識や不安、具体的な課題、将来に向けた準備状況、求められる支援等に関する意識・実態調査の結果を公表した。調査は全国の当事者家族2500世帯にオンラインで行われた。  今回の調査では障害者の「親なきあと」に不安を感じている家族は85.5%で、特に重度知的障害者の家族では92.5%に上った。「親なきあと」のキーパーソンとして「兄弟姉妹」を想定している家族が30.5%ともっとも多い一方、「まだ決まっていない/わからない」とする回答も約30%を占めていた。  「親なきあと」に向けて何らかの準備をしている家族は57.0%で、内容は「預貯金・生命保険・信託等の資金面」(35.9%)が中心となっている。遺言書の作成や成年後見制度の活用など法的・生活面の具体的な準備が進みにくい背景として、「将来の生活にいくら必要か見当がつかない」(41.1%)、「どのような制度や選択肢があるか分からない」(36.7%)との回答が多い。家族が求める支援・サービスとしては、「公的な給付金・助成制度」(59.2%)と「将来の生活設計を見据えた専門的な相談窓口」(55.2%)へのニーズが高い結果となった。 https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/information/2026/20260210-119337.html 大分 ディスレクシアの人に運転免許試験で合理的配慮  学習障害の一つ「ディスレクシア」の男性に対し、大分県警が普通運転免許の学科試験での合理的配慮として、タブレット端末の読み上げ機能を使った受験を認めた。同県警によると、こうした形での試験実施は全国初だという。  ディスレクシアは、全体的な発達に遅れはないが、文字の読み書きに限定した困難があるとされる。男性は、目で見た文字と意味を頭の中で結びつけることがむずかしいため、口頭による学科や技能の実習はクリアできたが、ペーパーテストである仮免許・本免許の学科試験は困難だった。本人と家族から合理的配慮を求められた大分県警は、タブレット端末を活用し問題文を音声で聴き取り、解答を○×で記入する形での受験ができるよう対応した。男性は自宅で音声読み上げ機能を使って交通法規などを覚え、ほかの受験生と同じ部屋でタブレットの音声をイヤホンで聞きながら試験を受けて、3回目の挑戦で合格した。 本紹介 『大学案内2027障害者版 きっと見つかる! あなたにぴったりの大学』  一般社団法人全国障害学生支援センターが、『大学案内2027障害者版 きっと見つかる! あなたにぴったりの大学』を発行した。自らも大学で学んだ経験をもつ障害当事者の手によって編集・発行された、障害のある受験生のための大学案内で、1996(平成8)年度版から17回目の発行。受験生や保護者、特別支援学校の教職員のほか、大学で障害学生支援に取り組む部署にも活用してほしいとしている。  障害のある人の入試情報や授業中の配慮、学生生活のサポート等について、354校の最新データを掲載。今回は新たに、障害のある学生が入試で合理的配慮を受ける際の書類や提出期限など、手続きについての項目を追加している。A4判608ページ、6930円(税込)。障害学生割引(障害のある学生とその保護者の方)あり(税込3465円)。送料600円(税込)。注文など詳細は、左記の同センターウェブサイトまで。 https://www.nscsd.jp/mart/ 作品大募集! あなたの力作がポスターになる! 令和8年度 「絵画コンテスト 働くすがた〜今そして未来〜」 「写真コンテスト 職場で輝く障害者〜今その瞬間〜」 応募締切 令和8年6月15日(月) 【当日消印有効】 シンボルキャラクター “ピクチャノサウルス” 児童・生徒をはじめ社会人・一般の方もご応募いただけます。 絵画コンテストの応募は障害のある方が対象です。写真コンテストの応募は障害の有無を問いません。多くのみなさまからのご応募をお待ちしています。 詳しくはホームページの募集要項をご覧ください。 JEED 絵画写真 検索 <過去のポスターや入賞作品などもご覧いただけます> 主催:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED) ご案内 障害者雇用の月刊誌「働く広場」がデジタルブックでいつでもお読みいただけます!  本誌はJEEDホームページで、デジタルブックとしても公開しており、いつでも無料でお読みいただけます。  また、最新号は毎月5日ごろにJEEDホームページに掲載されます。掲載をお知らせするメール配信サービスもございますのであわせてご利用ください。 自由に拡大できて便利! 読みたいページにすぐ飛べる! https://www.jeed.go.jp/disability/data/works/index.html JEED 働く広場 検索