ニュースファイル 国の動き 国土交通省 バリアフリー化推進功労者大臣表彰  国土交通省は、国土交通分野におけるバリアフリー化に関する優れた取組みを表彰する第19回「国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰制度」受賞者の2社を発表した。  1社目の「西日本旅客鉄道株式会社」(大阪府)は、特急「やくも」の新型車両の開発にあたり、設計段階から障害のある人との意見交換を基に、細やかに配慮した車両を設計。車いすスペースのある3号車の乗降口やトイレの幅を広めにしたほか、トイレットペーパーホルダーの両サイド設置、ドア開閉ボタンの大型化・増設などの改良を行った。  2社目の「関西エアポート株式会社」(大阪府)は、改装工事を前に当事者らと課題を整理。エレベーター内に二次元コードを貼付し、緊急時に聴覚障害者がチャットで連絡できるシステムを構築。また車いすユーザーと視覚障害者の要望に沿ってエレベーター内の左側のみ扉がカゴの端まで開くようにしたほか、一般トイレの奥行を拡大し手動車いすも利用できるよう整備した。 https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_tk_000399.html スポーツ庁 障害児・者のスポーツライフに関する調査  スポーツ庁は、令和7年度「障害児・者のスポーツライフに関する調査」の調査結果概要を公表した。  過去1年間に運動・スポーツを行った日数についての調査結果から、「実施頻度が週1日以上」の割合について20歳以上と7〜19歳に分けて集計した結果、20歳以上は35.0%、7〜19歳では38.3%だった。前年度と比較すると、週1日以上の実施率は、20歳以上で増加、7〜19歳は横ばいとなった。  過去1年間に運動・スポーツを実施した種目については、「ウォーキング」(散歩・ぶらぶら歩き・一駅歩きなどを含む)の割合が特に高く(20歳以上で76.4%、7〜19歳で51%)、次いで、20歳以上では「階段昇降」(23.8%)、7〜19歳では「水泳」(24.1%)の割合が高かった。運動・スポーツ実施者が運動・スポーツをやってよかったことの上位は、「ストレスが解消される」(33.8%)、「体力・身体的機能が向上した」(28.3%)、「外出が増えた」(24.7%)、「体を動かすこと自体が楽しい」(24.3%)、「行動範囲が拡大した」(18.8%)などだった。 https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/houdou/jsa_00231.html 働く 全国 「ソーシャルプロダクツ・アワード2026」受賞商品発表  「一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会」(東京都)は、持続可能な社会の実現につながる優れたソーシャルプロダクツとして、社会性と商品性の両面を評価する「ソーシャルプロダクツ・アワード2026」の受賞商品・サービスを発表した。このうち大賞の一つに、NPO法人AlonAlon(アロンアロン)(千葉県)の農福連携による胡蝶蘭(こちょうらん)生産が選ばれた。  発表によると、同法人は「ゆっくり、ゆっくり」という理念のもと、ITやIoT、AI、ロボット技術などを活用したスマートアグリと障害者のていねいな作業特性をかけ合わせ、高付加価値な胡蝶蘭を生産しながら就労継続支援B型事業所の利用者に安定した仕事を提供している。審査員コメントでは「一人ひとりの得意やペースを尊重した働く環境を整え、それを高い付加価値を持つ商品づくりへとつなげている点は高く評価される。農福連携の分野における新たな可能性を示す先進的な事例。安定した収益基盤を築き、スポーツチームのスポンサーをになうまでに成長している点も特筆。消費者や企業にも障害者の働き方への理解と行動の変化をうながす社会的インパクトを生み出している」などと評価している。 https://www.apsp.or.jp/spa_award_year/2026/ 東京 難病者と「ともに働く」を考えるフォーラムを7月に開催  「難病者の社会参加を考える研究会」(運営:特定非営利活動法人両育わーるど)(渋谷区)と「一般財団法人難病治療開発機構」(中央区)が順天堂大学お茶の水キャンパス7号館(文京区)で7月14日(火)、難病と就労をテーマにしたフォーラム「RDワーカーフォーラム2026『難病と働くをひらく』〜誰もが働きやすい社会へ〜」を開催する。  同研究会は2018(平成30)年に当事者、支援者、企業、医療者らによって立ち上げられ、「難病者の社会参加白書」の発行や勉強会などを行ってきた。同研究会によると、医療の進歩や就労環境の変化とともに働く難病者が増える一方、周囲の理解不足などにより、就労や職場定着に課題を抱えるケースも多いという。フォーラムでは、実際に難病者を雇用している企業の事例紹介や、当事者と企業・行政・支援機関の関係者を交えて「ともに働く」を考えるパネルディスカッションなどを予定している。  当日は14時30分〜17時30分がフォーラム(参加費無料)、18時〜19時は交流会(同有料)で、定員300人。企業の経営層・人事担当者、就労支援関係者、難病者、支援者らに参加を呼びかけている。詳細および参加申込みは左記のホームページから。 https://260714rdworker.peatix.com/ 生活情報 東京 「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の新拠点オープン  「一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ」(港区)が、暗闇のなかで視覚障害者の案内のもと視覚以外の感覚を体験する「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の新拠点を、JR高輪ゲートウェイ駅直結の商業施設「ニュウマン高輪MIMURE(ミムレ)」にオープンした。新拠点の名称は「Dialog(ダイアログ) in(イン) the(ザ) Dark(ダーク) 5-1(ファイブワン)=∞Lab.(ラボ)」。第1弾として、暗闇のなかでコーヒーを味わうプログラムを提供する。  約80分間のプログラムでは、完全に光を遮断した暗闇のなかで、視覚障害者の案内を受けながら参加者同士がチームとなって体験。コーヒーを味わうだけでなく、豆に触れ、香りを感じながら、それがどのように育まれ、人の手を渡って届けられてきたのか、1杯のコーヒーになるまでの物語にも思いを巡らせる内容となっている。対象は中学生以上、1回の定員8人。体験費4400円(税込)でチケットは事前予約制。詳細と申込みは左記のホームページから。 https://5-1lab.dialogue.or.jp/mimure/ 本紹介 『就労選択支援ガイドブック』  本誌編集委員で筑波大学人間系教授の前原(まえばら)和明(かずあき)さんの編集で『就労選択支援ガイドブック』(中央法規刊)が出版された。  2022(令和4)年の障害者総合支援法改正にともない創設された「就労選択支援」は、障害のある人のニーズに基づく進路選択を支えるサービス。始まって間もないこともあり、多くの支援者がサービスの質の向上に向けて取り組んでいるのが現状だという。本書では、支援者向けに、障害のある人の希望や適性をふまえた就労先・働き方を選択できるように支援するための就労アセスメントの手法や留意点などを紹介。就労選択支援の理念から、就労アセスメントの目的と手法、就労アセスメントの具体的活用、関係機関との連携、事例紹介まで、就労選択支援が持つ可能性をサービスとして実現していくための知識と技術をまとめた。B5判、234ページ、2640円(税込)。 締切迫る! あなたの力作がポスターになる! 令和8年度 「絵画コンテスト 働くすがた〜今そして未来〜」 「写真コンテスト 職場で輝く障害者〜今その瞬間〜」 応募締切 令和8年6月15日(月) 【当日消印有効】 児童・生徒をはじめ社会人・一般の方もご応募いただけます。 絵画コンテストの応募は障害のある方が対象です。写真コンテストの応募は障害の有無を問いません。多くのみなさまからのご応募をお待ちしています。 シンボルキャラクター “ピクチャノサウルス” 詳しくはホームページの募集要項をご覧ください。 JEED 絵画写真 検索 <過去のポスターや入賞作品などもご覧いただけます> 主催:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)