【表紙】 令和7年2月25日発行・毎月1回25日発行・通巻第569号 ISSN 0386-0159 障害者と雇用 2025/3 No.569 特集 第44回 全国アビリンピック グラビア/アビリンピックルポ/入賞者一覧/「アビリンピック」についてご紹介! 特別企画 企業のみなさまにおすすめするマニュアルのご紹介 〜法定雇用率の引上げや「雇用の質」の向上に向けて〜 障害者職業総合センター 研究部門 「ゲームをしているプロゲーマー」愛知県・村松(むらまつ)蒼(そう)さん 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED) Japan Organization for Employment of the Elderly, Persons withD isabilities and Job Seekers 3月号 【巻頭】 第44回 全国アビリンピック 2024(令和6)年11月22日(金)〜24日(日) 写真:官野 貴・岩尾克治 第44回全国アビリンピック 開会式 会場となった「愛知県国際展示場」(Aichi Sky Expo) メダルに見入る選手や来場者 入賞者に贈られる金・銀・銅・努力賞のメダル アビリンピック大会旗を大会名誉会長に手渡す、愛知県代表の井出(いで)依芭(よりは)さん 技能五輪の選手とともに選手宣誓を行う、愛知県代表の波多野(はたの)千夏(ちなつ)さん(手前右から2人目) 都道府県旗の入場 県旗を威勢よく振る、奈良県代表の石井(いしい)郁光(いくみ)さん 愛知県立春日井高等特別支援学校音楽部によるハンドベル演奏 名古屋たちばな高等学校マーチングバンド部によるパフォーマンス 愛知県立愛知商業高等学校書道部によるパフォーマンス 「木工」 「データベース」 「DTP」 「洋裁」 「写真撮影」 「喫茶サービス」 「製品パッキング」 「義肢」 「パソコンデータ入力」 「ビルクリーニング」 「パソコン操作」 「コンピュータプログラミング」 「パソコン組立」 【もくじ】 障害者と雇用 働く広場 目次 2025年3月号 NO.569 「働く広場」は、障害者雇用の啓発・広報を目的として、ルポルタージュやグラビアなど写真を多く用いて、障害者雇用の現場とその魅力をわかりやすくお伝えします。 特集 第44回 全国アビリンピック 障害のある人たちが日ごろつちかった技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々に障害のある人に対する理解と認識を深めてもらい、雇用の促進を図ることを目的とした「第44回 全国アビリンピック」が、2024(令和6)年11月22日(金)〜24日(日)に、愛知県で開催されました。その模様をお届けします。 グラビア 巻頭・巻末 写真:官野 貴・岩尾克治 アビリンピックルポ 4 文:豊浦美紀/写真:官野 貴・岩尾克治 入賞者一覧 12 「アビリンピック」についてご紹介! 14 JEEDインフォメーション 16 新たに開発した支援技法をご紹介します 障害者職業総合センター/「読者アンケート」結果発表!! エッセイ 19 誰一人取り残さない防災とは? 第4回 個々の脆弱性に応じた衡平性原理 同志社大学社会学部教授 立木茂雄 特別企画 20 企業のみなさまにおすすめするマニュアルのご紹介 〜法定雇用率の引上げや「雇用の質」の向上に向けて〜 障害者職業総合センター 研究部門 省庁だより 24 令和6年 障害者雇用状況の集計結果@ 厚生労働省 職業安定局 障害者雇用対策課 『働く広場』記事索引 28 2024年4月号〜2025年3月号 掲示板・次号予告 30 読者の声 ※「心のアート」、「この人を訪ねて/私のひとこと」、「クローズアップ」、「研究開発レポート」、「編集委員が行く」、「ニュースファイル」、「編集委員のひとこと」は休載します 表紙絵の説明 「ゲームをする人物を描くのがむずかしかったけれど、パソコンの画像はうまく描けました。受賞を聞いたときは、本気で絵を描いた成果だと思い、とてもうれしかったです。将来の夢はパソコンを扱う仕事です。いま情報関係の学校へ進学するためにがんばっています」 (令和6年度 障害者雇用支援月間絵画コンテスト 中学生の部 高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長奨励賞) ◎本誌掲載記事はホームページでもご覧いただけます。 (https://www.jeed.go.jp/disability/data/works/index.html) 【P4-11】 特集 第44回 全国アビリンピック 11月22〜24日  「第44回全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)」が2024(令和6)年11月22日(金)〜24日(日)、第62回技能五輪全国大会とともに愛知県常滑(とこなめ)市の愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で開催された。今回は、全国47都道府県から集まった選手398人が、技能競技25種目と技能デモンストレーション2職種で日ごろつちかってきた技能を披露した。 文:豊浦美紀/写真:官野 貴・岩尾克治 11月22日(金) 開会式  2019(令和元)年以来の対面形式となった開会式は、第62回技能五輪全国大会と合同で行われた。オープニングでは、愛知県立春日井(かすがい)高等特別支援学校音楽部によるハンドベル演奏と、名古屋たちばな高等学校マーチングバンド部のパフォーマンスが会場を盛り上げた。  大村(おおむら)秀章(ひであき) 愛知県知事の挨拶のあと、安藤(あんどう)たかお厚生労働大臣政務官に続き登壇した当機構(JEED)の輪島(わじま)忍(しのぶ)理事長は「1972(昭和47)年に日本で始まったアビリンピックは、いまや世界的な広がりをみせ、多くの人々が参加するたいへん重要なイベントになっています。選手のみなさんは代表としての誇りを胸に、これまでに職場や学校で磨き上げてきた自分の技をいかんなく発揮し競技に臨んでください」などと激励した。また石破(いしば)茂(しげる)内閣総理大臣のメッセージを代読した厚生労働省の堀井(ほりい)奈津子(なつこ)人材開発統括官は「両大会に参加される選手のみなさんがつちかってきた優れた技能が競技を通じて人々に感動を与え、わが国の成長と未来の原動力となることを確信しております」などと伝えた。  アビリンピック大会旗入場では、「家具」種目に出場する井出(いで)依芭(よりは)さん(愛知県)が旗手をつとめた。その後、愛知県立愛知商業高等学校書道部が、音楽にのせた書道パフォーマンスを披露。巨大な紙に「奮励激闘(ふんれいげきとう)」などと躍動感あふれる筆文字を書き上げ、選手たちにエールを贈った。  最後に行われた選手宣誓は、「喫茶サービス」種目に出場する波多野(はたの)千夏(ちなつ)さん(愛知県)が、技能五輪の選手とともに「われわれ選手一同は、これまで支えてくださった方々への感謝の気持ちを胸に、日ごろの訓練成果を最大限に発揮し、最後まで諦めず、正々堂々と競技することを誓います」と力強く表明した。 11月23日(土) 競技紹介 選手・関係者の声 ●ビルクリーニング/喫茶サービス/オフィスアシスタント/製品パッキング  「ビルクリーニング」は、カーペット床清掃(7分)(※)、弾性床(だんせいゆか)清掃と机上清掃(10分)の2課題。資機材の使い方や無駄のない動線、作業態度などが評価ポイントとなる。古川(ふるかわ)拓夢(たくむ)さん(福岡県)は、衛生管理会社に勤めて12年のベテランで、いまは公共施設内の清掃などを任されているそうだ。姿勢と正確な作業順序に気をつけ、社内の研修室で何十回も特訓を重ねてきたという古川さんは「大きな目標は世界一ですが、まずは日本一を目ざしてがんばりたい」と意欲をみせていた。  「喫茶サービス」は、会場につくられた模擬喫茶店で3〜4人程度のグループごとに連携・協力しながら、お客さまがくつろげるよう正確かつスムーズな接客サービスを目ざす(1グループ約60分)。全国アビリンピック初出場の福田(ふくだ)弥空(みく)さん(宮崎県)は、大手化学メーカーの特例子会社で働いている。カフェの仕事に興味があった福田さんにアビリンピック挑戦をすすめたという同社社員は、「将来的には社内でもカフェ事業を検討したい」と話す。1回目の競技後に福田さんは「緊張して練習と全然違っていました。次はもっと周りをよく見て、チームで声がけをして、笑顔で接客したいです」と話していた。  「オフィスアシスタント」は、@配布物の準備(15分)、A発送書類の封入(30分)、B社内便の仕分け(10分)の3課題。スピーディーかつ過不足のない封入、ピンポイントに宛名シールを貼るための集中力や注意力が求められる。  何度か挑戦して念願の全国アビリンピック初出場となった中村(なかむら)楓(かえで)さん(福島県)は、特別支援学校卒業後に地元の銀行の特例子会社で封入作業や振込関係のデータ入力などを担当。同行した上司によると「昨年この種目で銅賞を受賞した先輩社員からアドバイスをもらい、特訓しました」とのこと。競技後、中村さんは「少し緊張しましたが、練習した通りにできました。今後の仕事にもつなげていきたいです」と話してくれた。  「製品パッキング」は、@2種類の緩衝材の組立・結束25セットを5束(30分)、A小箱・中箱・化粧箱・外箱の組立・セットアップ4梱包を4箱分(60分)の2課題。より速く正確にパッキングを完成させるための改善が必要とされる。2回目の挑戦で全国アビリンピック出場を決めた安食(あじき)香菜美(かなみ)さん(島根県)は、母親によると、特別支援学校時代にアビリンピックを見学して興味を持ち、就労移行支援事業所で箱づくりなどをしながら自宅でも熱心に練習していたそうだ。競技後、安食さんは「お母さんにも手伝ってもらって一生懸命練習してきました。点数としては50点ぐらいですが、楽しくできました」と笑顔をみせていた。 ●ワード・プロセッサ/パソコンデータ入力/パソコン操作/表計算  「ワード・プロセッサ」は、ワープロソフトの各種機能(ページ設定、文字入力、書式設定、図表等の利用、ファイルの操作・印刷)を使いこなしながら、作成見本と作業指示書に沿って、和文文書の作成(80分)と英文文書の作成(60分)を行う。  鈴木(すずき)誉(ほまれ)さん(三重県)は、過去の全国アビリンピックで努力賞、銀賞を受賞。電子部品関連メーカーの特例子会社でデータ入力などを担当して9年目。「前回は機能設定に少し手間取ってタイムロスをしたので、今回はしっかり確認してきました」と話す鈴木さんに、同行した社員は「彼は知識もスピードもすばらしく、私たちが教えてもらうほど優秀です」と話していた。結果は銀賞だった。  知的障害のある選手が対象の「パソコンデータ入力」は、アンケート内容の入力、書類とパソコン画面上のデータを見比べたうえでの文書修正、表計算ソフトを使った指示通りの帳票等作成の3課題(各約30分)で、速さと正確さを競う。柳(やなぎ)綺佳(あやか)さん(山口県)は、4回目の全国アビリンピック出場。情報システム会社で事務補助をになっている。同行した社員は「アビリンピックでよい成績を出して職場にもアピールできますように」と神社にお参りしてきたという。過去の講評で「スピードは十分だから、あとは正確さ」と助言され、柳さんは自宅で練習してきたそうだ。「今回は練習の成果を発揮できたと思います。悔いはありません」とふり返っていた柳さんは見事、銀賞を受賞した。  視覚障害のある選手が対象の「パソコン操作」は4課題で、@適切な関数を用いた表計算ソフトのデータ修正・加工、Aインターネットから情報を入手し、表計算ソフトの指定フォーマットへのデータ入力・作成、Bプレゼンテーションソフトを使用した資料の作成、C表計算ソフトの関数を用いたデータ処理(計90分)。藤戸(ふじと)雅也(まさや)さん(岩手県)は、県庁に入職し6年目。いまは表計算ソフトでマクロ設定などの業務を担当している。「銀賞だった昨年は初めてで緊張していたので、今年は落ち着いて臨みたいです」と話していた藤戸さんは、今年は銅賞受賞と健闘した。  「表計算」の競技課題は、@表計算ソフトを使用した表の装飾・編集、A関数式による表の完成、Bデータ処理、Cグラフ作成を行うなかで総合的なスキルを競う(計75分)。畠山(はたけやま)直雄(なお)さん(秋田県)は、大学卒業後に東京都内の企業で働いたあと、地元の銀行に再就職した。アビリンピックへの初挑戦をうながした上司は「職場でも激励会を開催して盛りあがっています」といいながら、畠山さんの様子の動画をリアルタイムで職場に送信していた。競技後、畠山さんは「いままで使ったことがないような表計算ソフトの機能を求める問題も出てきて、いろいろ学べる機会になりました」と笑顔で語っていた。 ●DTP/データベース/ホームページ/コンピュータプログラミング  「DTP」の課題は、「働く大人のためのリスキリング講座」がテーマのオンライン講座を告知し受講意欲を喚起するリーフレット(両面カラー)の作成(3時間30分)。プランニング力のほかタイトルや色彩、レイアウト、フォントなどオールマイティな知識が求められる。大手農業機械メーカーの特例子会社に勤める政所(まんどころ)明日香(あすか)さん(大阪府)は、データ入力などの補助業務を担当し、社内行事のチラシ作成なども任されている。同行した社員は「職場では多様なデザインを時間内にできるよう練習していました。自然と作業スキルも上達し、日ごろの業務にも活かされています」と話す。「全力を出し切りました。今後も好きなデザインを続けていきたいです」とふり返っていた政所さんは、銅賞に輝いた。  「データベース」の競技内容は、機器用具のレンタル会社における貸出品の「レンタル管理システム」を指定された7課題に沿って作成するというもの(3時間)。3回目の全国アビリンピックという手島(てしま)拓身(たくみ)さん(東京都)は、大手電機機器メーカーの特例子会社に勤めて17年。同行した社員は「レベルの高い業務改善の仕事をやってくれています。アビリンピックは本人の希望で、就業時間外に練習していました」とのこと。これまでも全国アビリンピックの表計算とデータベースで銅賞を受賞している手島さんは「レベルの高い方たちと競え、人生の糧になりました。これまでは自分一人で練習することが多かったのですが、今回は周囲からのアドバイスもいただけてよかったです」と笑顔で語り、銀賞に輝いた。  「ホームページ」の課題は、「パラスポーツの魅力を紹介するホームページ」の作成(4時間30分)。作成スキルのほか情報設計や独創性、芸術性、ユーザビリティ、アクセシビリティに関する知識が求められる。上間(うえま)真弓(まゆみ)さん(沖縄県)は、就労継続支援A型事業所でホームページ制作から保守管理、DTP業務なども手がける。競技後は「アクセシビリティへの対応など去年よりむずかしくなっていましたが、なんとか完成させました。今度は、みんなに嫉妬されるような作品を目ざしたいです」と意欲をみせ、努力賞を受賞した。  「コンピュータプログラミング」は、人間と同様に手先の位置と方向を操作できる小型卓上ロボットアームの動きを指示するプログラムを作成し、今回は埴輪(はにわ)の描画を完成させる(6時間)。大手建材メーカーに勤める上島(かみしま)一晃(かずあき)さん(埼玉県)は、5回目の全国アビリンピックで、これまでに「表計算」種目で努力賞を受賞している。「今大会に向けて使用プログラムのロジックを覚えましたが、とにかく計算などがむずかしかったです。今後もメダルを目ざしてがんばりたいです」と前向きだった。 ●機械CAD/建築CAD/電子機器組立/パソコン組立  「機械CAD」の課題は、3次元CADシステムを使用した「伝動軸」の部品図と組立図、組立図と立法分解図の作成(3時間10分)。与えられた組立図、部品図を読図して立体的に把握し、指示内容にしたがって作図と寸法記入などを行う。木村(きむら)智成(ともなり)さん(福井県)は、15年以上勤める大手電子部品メーカーで機械CADを使いこなす。応援に来ていた上司や同僚は「片手が使えない彼にとって、この競技は時間的なハンディキャップがあると感じます」と話していたが、木村さんは「言い訳はしません。全国アビリンピックの問題のレベルが高かったですね。競技のための時間配分が必要でした」と悔しそうにふり返っていた。  「建築CAD」は、小規模なグループホームを目的とした鉄筋コンクリート造2階建てビルの図面(縮尺1/100の平面図、立面図、断面図)をA3用紙2枚に仕上げるなかで、作業の正確さと速さを競う(3時間30分)。佐藤(さとう)康太郎(こうたろう)さん(東京都)は、勤続11年になる大手住宅メーカーで住宅内部設計を担当。4回目となる全国アビリンピックに向けて練習を重ねてきたそうだ。「まだまだ甘いところがあって、悔しい思いがあります」と明かしたが、今回は同種目出場選手のなかで唯一の入賞となる銀賞に輝いた。  「電子機器組立」の課題は、省エネコントローラーの組立(4時間30分)。近年の機器小型化にあわせ、競技でも3.2mm×1.6mm、厚さ0.6mmなど小さな部品を正確に取り扱う技術が求められている。電子機器関連企業に勤めて2年目の静谷(しずや)康平(こうへい)さん(栃木県)は全国アビリンピック初挑戦。応援に来ていた上司らによると「昨年は技能五輪のサポートチームに同行していました。本人は技能検定2級にも合格し、特訓を重ねてきました」という。競技後、同僚たちに囲まれ大粒の涙をこぼしていた静谷さん。「ミスに気づかず作業を進めてしまいました。来年は必ず完成させて入賞、いや金賞を目ざします」と力強くリベンジを誓っていた。  「パソコン組立」は、デスクトップ型パソコンの中身を組み立て、ソフトウェアのインストールや設定を行う(4時間)。ハードとソフトの両面から、作業の完成度や的確さなどを競う。石原(いしはら)正太郎(しょうたろう)さん(愛知県)は、情報システム会社でデータ整理などを担当。前職でパソコン組立の経験があるが、今回は残念ながら完成しなかった。同僚たちに励まされつつ「途中でどこかが破損したのか、画面が映らなくなりました。こうしたトラブル回避も競技のうちですね。また挑戦したいです」とふり返っていた。 ●歯科技工/義肢/家具/木工  「歯科技工」の課題は、歯科医療で使われるCADを用いた被(かぶ)せもの(歯列)のデザイン(2時間)と、CAMを用いてプリントした製作物の課題模型への適合(1時間)。天然歯列に調和したデザイン、かみ合わせ、模型への適合などが評価ポイントだ。箱石(はこいし)哲郎(てつお)さん(青森県)は、歯科技工所を経営しながらアビリンピックに何度も挑戦している。「僕らアナログ世代は、デジタル化についていくのもたいへんですが、思いきって設備投資もして新しい技術を学んでいます」と話し、関係者と熱心に情報交換をしていた。  「義肢」の課題は、繊維強化プラスチック製の「下腿義足ソケット」の製作(4時間15分)。切断部分の正確な型どり、解剖学的・人間工学的知識をもとにした修正、正確な加工・組立を行うための技能などが求められる。今回出場したのは大橋(おおはし)義樹(よしき)さん(茨城県)と、吉原(よしはら)晃一(こういち)さん(長崎県)の2人で、それぞれ義肢の会社に勤めながらの初出場。競技後に大橋さんは「見られながら製作するのは初めてで作業も予想外のことがありました。貴重な経験をていねいな義肢づくりに活かしたいです」と話した。一方の吉原さんは「自身が義足で、会社では測定装具をつくっています。今回の挑戦で多くのことを学べました」とふり返った。結果、吉原さんは金賞に、大橋さんは銀賞に輝いた。  「家具」の課題は、花台の製作(5時間30分)。手工具や木工機械を使って図面にもとづいた正確で見栄えのよい作品を完成させる。板と板、角材と角材の接合をいかに正確に加工できるかが重要だ。選手3人を送り出していた愛知県のろう学校の先生は、「初めてで緊張したようで、いつも通りにはできませんでしたね。3人とも2年生なので、また来年がんばると思います」と話していた。ちなみに同校OBで、第10回国際アビリンピック(フランス・メッス大会)の「家具(応用)」で銅賞を受賞した伊藤(いとう)俊貴(としき)さんは、今回、第62回技能五輪全国大会に出場したそうだ。  知的障害のある選手が参加する「木工」の課題は、「蓋(ふた)付き木箱」の製作(5時間)。のこぎり、のみ、かんななどの手工具を使い、機械作業ではできないような完成度の高い洗練された製品づくりを競う。高等特別支援学校3年生の坂尾(さかお)麻奈(まな)さん(茨城県)は、銅賞だった昨年の講評を参考に、重点的に練習したそうだ。同行した先生は「学校には各種コースがありますが、専門的な学習を通して、働くときに必要な姿勢、挨拶や報告、同僚との協力などを全般的に学び、どんな業種でも通用するようにして就職を目ざしています」という。すでに木工関係の会社から内定をもらったという坂尾さんは、「今年は90点です。思い残すことはありません」と手応えを語った通り、銀賞に輝いた。 ●洋裁/縫製/フラワーアレンジメント/ネイル施術/写真撮影  「洋裁」の課題は、薄手ウールを使ったオーダー仕立ての「オーバーブラウス」の製作(6時間)。粗裁(あらだち)された布地の裁断→芯貼り→印付け→本縫いミシン→アイロン→ロックミシンの順で作業を進める。見た目も美しい仕上がりが求められる。梅本(うめもと)遙香(はるか)さん(大分県)は、10年近く勤める服飾会社で裁断を担当し、社長からアビリンピック挑戦をすすめられ、初挑戦。「職場とは違うやり方が多くて戸惑いましたが、なんとか仕上がりました」と安堵の様子だった梅本さんは、今回同種目でトップとなる銀賞を受賞した。  「縫製」の課題は、エプロンの縫製(4時間)。配布された9枚のパーツをもとにミシンやアイロンなどを使って完成させる。布地の表裏を正しく見きわめ、各工程にあわせた適切な技術と判断力が必要とされる。松(まつたか)美咲(みさき)さん(佐賀県)は、大手自動車部品メーカーの子会社で車のシートカバーの縫製などを担当。アビリンピックには特別支援学校時代から挑戦し、今回の初出場を受けて先生が自宅に指導に通ってくれたそうだ。「今回はポケットの部分がきれいにできなかったのが反省点。練習がたいへんだったので、再挑戦するかどうかは考えます」と苦笑いしていた。  「フラワーアレンジメント」は花束(55分)、ブライダルブーケ(55分)、会場装飾(90分)の3課題。このうち会場装飾は骨組みを使ったアレンジメントで、国際アビリンピックの競技内容が取り入れられた。不動産会社に勤める兵頭(ひょうどう)麻耶(まや)さん(愛媛県)は、フラワー教室の講師も務めるほどの腕前で、以前通っていた職業訓練校にすすめられて出場。「今日は講評で先生にブーケをほめていただいて励みになりました」と語っていた兵頭さんは、努力賞を受賞した。  「ネイル施術」は、ネイルケアとカラーリング(75分)、ネイルチップアート(70分)の2課題。健康的で美しい爪と指を保つためのマニキュアサービス技術と、小さな爪の上に表現するアートの芸術性などを競う。初出場の櫻田(さくらだ)史武(ふみたけ)さん(広島県)は歯科技工士だ。妻のネイルを歯科材料で修復できたことから興味を持ち、専門学校に通ってネイルの資格を取得。いまは週末にネイルサロンや教室を開いている。聴覚障害のある櫻田さんは競技後「アビリンピック出場を機にネイル技術への向上心が深まり、よい経験になりました。また参加して金メダルを目ざしたい」と話し、今回努力賞を受賞した。  「写真撮影」の課題は、愛知県国際展示場で開催されるアビリンピックをパンフレットなどで紹介することを想定した、「行ってみたい」と思える魅力的な写真の撮影(4時間)。展示ブースで撮影許可を得たポートレートも含め、基本的な技術や構成力などを競う。森ア(もりさき)久美子(くみこ)さん(香川県)は、就労継続支援B型事業所で梱包作業などをしているが、写真が趣味であることから周囲にすすめられ2回目の出場。「昨年よりもできたと思うのですが、参加選手が増えてレベルが高いですね。次は編集ソフトを使えるようになりたいです」と抱負を語ってくれた。 ●技能デモンストレーションRPA/ドローン操作  今回初めて実施された「RPA」は、「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」のことで、パソコンで行う事務作業の自動化をさす。競技は@プログラムの新規作成、Aプログラムの修正と機能追加の2課題で、成果物の結果の正しさや処理動作の安定性・速さ、可読性(わかりやすさ)が求められる。競技形式で実演した、不動産企業の特例子会社で働く4人は、日ごろは入金記録やインボイスの入力自動化などを手がけている。関係者は「RPAは障害者雇用の新しい領域として広まりつつあるので、関心が高いですね」と手応えを語っていた。  一方、前回に続き実施された、岡山県の国立吉備高原職業リハビリテーションセンターによる「ドローン操作」は、車いすユーザーや聴覚障害のある人なども職場で活躍できるという。特設会場では、建築物の点検業務を想定し、高い場所に設置された模擬障害物に貼りつけた数字や破損個所などをドローンで見つけて撮影し、位置を把握するまでが披露されていた。  また競技会場では、愛知県の協力により、見学者のために競技解説ガイドを配置。特別支援学校高等部2校の生徒10人とアビリンピック出場企業からの専門家10人が、8種目の競技をわかりやすく解説していた。 ●障害者ワークフェア2024  競技エリアの隣接フロアで開催された「障害者ワークフェア2024〜働く障害者を応援する仲間の集い〜」は、全国アビリンピックの一環として、障害者の職業能力や雇用に関する展示・実演などを通して来場者に理解と認識を深めてもらうことが目的。今年は100団体・事業所等が「能力開発エリア」、「就労支援エリア」、「職場紹介エリア」、「特設コーナー」にそれぞれ出展し、多くの来場者でにぎわっていた。特設ステージでは出展者の紹介や実演、トークショーなども開催。なかでも今回は、国指定難病の黄色じん帯骨化症を克服し再び一軍マウンドに復帰した中日ドラゴンズの福(ふく)敬登(ひろと)投手を招き、ろう学校の生徒を公式戦などに招待する「福敬登招待プロジェクト」活動について紹介し、つめかけたファンらとともに盛り上がっていた。 11月24日(日) 閉会式  午前10時から行われた閉会式には、開会式同様に大勢の選手たちが参加した。前日にくり広げられた全競技のハイライト映像が放映されたあと、大会会長挨拶に立ったJEEDの輪島忍理事長が「3年後の2027年にはフィンランドのヘルシンキにおいて第11回国際アビリンピックが開催されます。次の第45回大会は、その選手選考会も予定しています。国際大会に向けて国内大会のさらなる充実を図っていきます」などと挨拶。続いて厚生労働省の高橋(たかはし)秀誠(ひでのり)大臣官房審議官の来賓挨拶のあと、成績発表と表彰が行われた。ステージ上では、大きな拍手とともにメダルをかけてもらった受賞者たちが、笑顔やガッツポーズで喜びの気持ちをあらわしていた。  最後に、次回大会開催地である愛知県の大村秀章愛知県知事が大会名誉会長として登壇し「今回は、閉会式前に各都道府県選手団の交流会を開催しました。今大会を通じて生まれたつながりをぜひ大切にしてください。第45回全国アビリンピックもみなさんにお会いできることを楽しみにしております」などと締めくくった。閉会式終了後は、ステージ前で記念写真を撮ったり、選手同士でたたえ合ったりする姿があちこちでみられた。 金賞受賞者たちの喜びの声  「DTP」の佐山(さやま)いせ子(こ)さん(長野県)は、「初めての全国アビリンピックで金賞をとれるとは思わず、ちょっと驚いていますが、応援してくれた職場のみんなに感謝したいです。今回の経験を仕事に活かしていきます」。  「機械CAD」の篠(しの)孝忠(たかのり)さん(愛知県)は、「とてもうれしいです。最高です。新しい課題だったので少し心配していました。また挑戦したい気持ちです。今後も仕事に活かしていきたいです」。  「電子機器組立」の小西(こにし)将矢(まさや)さん(愛知県)は、「初めての全国アビリンピックだったので緊張しましたが、一生懸命に練習してきた成果を出せてうれしく思います。いまの仕事にも通じるので、これからもがんばっていきたいです」。  「義肢」の吉原(よしはら)晃一(こういち)さん(長崎県)は、「初出場で、練習よりはうまくできましたが、すでに次大会のことを考えていたくらいでした。もっと技術を向上させて、仕事にも発揮していきたいです」。  「歯科技工」の土持(つちもち)龍人(りゅうと)さん(東京都)は、「初出場だったので正直、金賞がとれると思っていなくて驚いています。今後も仕事をがんばっていきたいです。本当にありがとうございました」。  「ワード・プロセッサ」の岡出(おかで)慎之介(しんのすけ)さん(東京都)は、「努力賞さえもらえるかどうかと思っていたので、応援してくれた方たちに感謝したいです。今後はもっと遊び心のある文書もつくっていきたいですね」。  「データベース」の米田(よねだ)涼子(りょうこ)さん(福岡県)は、国際アビリンピック経験者。「銀賞だった昨年の失敗からミスをしないよう心がけました。言葉にあらわせられないほどうれしいです。支えてくれたみなさんに感謝したいです」。  「ビルクリーニング」の橋(たかはし)里実(さとみ)さん(福井県)は、「本当に驚いています。練習はつらくて逃げたくなりましたが、親や先生に相談しながら、諦めずに最後までやり切ることができてよかったです」。  「製品パッキング」の匂坂(さぎさか)まどかさん(愛知県)は、「これまで何度も挑戦し続けてきて、やっと夢がかないました。うれしくて、言葉が出ないほどです。職場でもがんばっていきます。ありがとうございました」。  「喫茶サービス」の細井(ほそい)日菜(ひな)さん(東京都)は、「職場に背中を押してもらい4年ぶりの参加で、チームのサポートでここまでこられました。磨いてきた技術を社内カフェでも発揮していきたいです」。  「表計算」の西本(にしもと)康次郎(こうじろう)さん(富山県)は、「全国アビリンピック3回目での金賞は本当にうれしいです。自分に足りないものを練習し続けたことがよかったと思います。今後もスキルアップを目ざします」。  「ネイル施術」の板倉(いたくら)令奈(れな)さん(沖縄県)は、涙を見せながら「初挑戦でうれしいです。ネイルの先生に恩返しできました。身体障害者になっても夢を諦めずにいれば、世界が広がることを知りました」。  「写真撮影」の日(ひだか)有彩(ありさ)さん(鹿児島県)は、「初めての全国アビリンピックで、言葉にならないほどのうれしさです。参加をすすめてくれた先生には遊び心をもつよう助言してもらいました。国際大会も目ざします」。  「パソコン組立」の柿木(かきのき)徹夫(てつお)さん(栃木県)は、「最高の気分です。日ごろからスキルを忘れないよう練習を続けてきました。好きなことはとことん夢中になれます。今後もアップデートしていきます」。  「パソコンデータ入力」の石井(いしい)郁光(いくみ)さん(奈良県)は、「感無量です。2年連続で銀賞だったので、今年こそという気持ちでした。周囲への感謝とともに自分をほめてあげたいです。誇れるものができました」。  「木工」の福島(ふくしま)大樹(だいき)さん(岩手県)は、「全国アビリンピックは4回目です。練習の成果を発揮して、きれいな箱とふたをつくることができました。金賞をとれて、びっくりしました。ありがとうございました」。 ※課題内容後の( )内の時間は、競技時間をさします 写真のキャプション 会場となった「愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)」 輪島忍JEED理事長による挨拶 大村秀章愛知県知事による挨拶 名古屋たちばな高等学校マーチングバンド部のパフォーマンス 愛知県立春日井高等特別支援学校音楽部によるハンドベル演奏 開会式は5年ぶりに対面形式で行われた 石破茂内閣総理大臣のメッセージを代読する堀井奈津子厚生労働省人材開発統括官 愛知県立愛知商業高等学校書道部によるパフォーマンス 井出依芭さんはアビリンピック大会旗の旗手を務めた 波多野千夏さんは技能五輪の選手とともに選手宣誓を行った 「ビルクリーニング」古川拓夢さん(福岡県) 「喫茶サービス」福田弥空さん(宮崎県) 「オフィスアシスタント」中村楓さん(福島県) 「製品パッキング」安食香菜美さん(島根県) 「ワード・プロセッサ」銀賞、鈴木誉さん(三重県) 「パソコンデータ入力」銀賞、柳綺佳さん(山口県) 「パソコン操作」銅賞、藤戸雅也さん(岩手県) 「表計算」畠山直雄さん(秋田県) 「DTP」銅賞、政所明日香さん(大阪府) 「データベース」銀賞、手島拓身さん(東京都) 「ホームページ」努力賞、上間真弓さん(沖縄県) 「コンピュータプログラミング」上島一晃さん(埼玉県) 「機械CAD」木村智成さん(福井県) 「建築CAD」銀賞、佐藤康太郎さん(東京都) 「電子機器組立」静谷康平さん(栃木県) 「パソコン組立」石原正太郎さん(愛知県) 「歯科技工」箱石哲郎さん(青森県) 「義肢」銀賞、大橋義樹さん(茨城県) 「義肢」金賞、吉原晃一さん(長崎県) 開会式で大会旗旗手をつとめた井出依芭さん(愛知県)は「家具」種目に出場 「木工」銀賞、坂尾麻奈さん(茨城県) 「洋裁」銀賞、梅本遙香さん(大分県) 「縫製」松美咲さん(佐賀県) 「フラワーアレンジメント」努力賞、兵頭麻耶さん(愛媛県) 「ネイル施術」努力賞櫻田史武さん(広島県) 「写真撮影」森ア久美子さん(香川県) 技能デモンストレーション「RPA」 技能デモンストレーション「ドローン操作」 「障害者ワークフェア2024」 特別イベントに登壇した中日ドラゴンズの福敬登投手(中央) 閉会式では、ハイライト映像の上映が行われた 客席からの拍手にこたえ、表彰台から手をふる入賞者 「DTP」金賞、佐山いせ子さん(長野県) 「機械CAD」金賞、篠孝忠さん(愛知県) 「電子機器組立」金賞、小西将矢さん(愛知県) 「義肢」金賞、吉原晃一さん(長崎県) 「歯科技工」金賞、土持龍人さん(東京都) 「ワード・プロセッサ」金賞、岡出慎之介さん(東京都) 「データベース」金賞、米田涼子さん(福岡県) 「ビルクリーニング」金賞、はし里実さん(福井県) 「製品パッキング」金賞、匂坂まどかさん(愛知県) 「喫茶サービス」金賞、細井日菜さん(東京都) 「表計算」金賞、西本康次郎さん(富山県) 「ネイル施術」金賞、板倉令奈さん(沖縄県) 「写真撮影」金賞、日有彩さん(鹿児島県) 「パソコン組立」金賞、柿木徹夫さん(栃木県) 「パソコンデータ入力」金賞、石井郁光さん(奈良県) 「木工」金賞、福島大樹さん(岩手県) 【P12-13】 第44回 全国アビリンピック 入賞者発表!  愛知県国際展示場(愛知県常滑市)において、2024(令和6)年11月22日(金)から24日(日)までの3日間にわたり開催した「第44回全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)」。今大会は、全25種目の技能競技に47都道府県から398人の選手が集い、日ごろつちかった技能を競い合うとともに、障害者ワークフェアも開催し、多数の来場者を迎え盛大な大会となりました。  今大会の入賞者を以下の通り決定し、11月24日(日)の閉会式において、金賞16人、銀賞33人、銅賞36人、努力賞20人の方々に対し表彰を行いました。 金賞 DTP 佐山(さやま)いせ子(こ) 長野県 社会福祉法人ながのコロニー 長野福祉工場 機械CAD 篠(しの)孝忠(たかのり) 愛知県 株式会社タマディック 電子機器組立 小西(こにし)将矢(まさや) 愛知県 株式会社デンソー 義肢 吉原(よしはら)晃一(こういち) 長崎県 株式会社長崎かなえ 歯科技工 土持(つちもち)龍人(りゅうと) 東京都 株式会社ファーストデンタル ワード・プロセッサ 岡出(おかで)慎之介(しんのすけ) 東京都 東京海上ビジネスサポート株式会社 データベース 米田(よねだ)涼子(りょうこ) 福岡県 ビルクリーニング 橋(たかはし)里実(さとみ) 福井県 福井県立福井南特別支援学校 製品パッキング 匂坂(さぎさか)まどか 愛知県 中電ウイング株式会社 喫茶サービス 細井(ほそい)日菜(ひな) 東京都 株式会社JALサンライト 表計算 西本(にしもと)康次郎(こうじろう) 富山県 株式会社日本オープンシステムズ ネイル施術 板倉(いたくら)令奈(れな) 沖縄県 就労支援事業所ひまわり 写真撮影 日(ひだか)有彩(ありさ) 鹿児島県 SHIROYAMA HOTEL kagoshima パソコン組立 柿木(かきのき)徹夫(てつお) 栃木県 レンゴー株式会社 小山工場 パソコンデータ入力 石井(いしい)郁光(いくみ) 奈良県 木工 福島(ふくしま)大樹(だいき) 岩手県 株式会社青木家具製作所 銀賞 洋裁 梅本(うめもと)遙香(はるか) 大分県 株式会社アーバン大分 DTP 安藤(あんどう)恵(めぐみ) 宮城県 一般社団法人COM,S 建築CAD 佐藤(さとう)康太郎(こうたろう) 東京都 東京セキスイハイム株式会社 電子機器組立 飯田(いいだ)恭士(やすし) 愛知県 株式会社デンソー 義肢 大橋(おおはし)義樹(よしき) 茨城県 株式会社幸和義肢研究所 歯科技工 河野(こうの)仁志(ひとし) 北海道 和田精密歯研株式会社 ワード・プロセッサ 山本(やまもと)巧(たくみ) 愛知県 トヨタループス株式会社 ワード・プロセッサ 鈴木(すずき)誉(ほまれ) 三重県 日東ひまわり亀山株式会社 ワード・プロセッサ 松本(まつもと)勇斗(ゆうと) 佐賀県 障がい者ビジネススクールユニカレさが データベース 手島(てしま)拓身(たくみ) 東京都 株式会社日立ハイテクサポート ホームページ 竹澤(たけざわ)香菜子(かなこ) 東京都 大東コーポレートサービス株式会社 フラワーアレンジメント 田村(たむら)直美(なおみ) 東京都 東急リバブルスタッフ株式会社 コンピュータプログラミング 中本(なかもと)真司(しんじ) 広島県 広島障害者職業能力開発校 ビルクリーニング ドイハラナツミ 群馬県 群馬県立伊勢崎高等特別支援学校 ビルクリーニング 緑川(みどりかわ)佐助(さすけ) 東京都 太平ビルサービス株式会社 東京支店 ビルクリーニング 幸山(こうやま)一樹(かずき) 神奈川県 株式会社日立ゆうあんどあい 製品パッキング 小野(おの)竜汰(りゅうた) 宮城県 セコム工業株式会社 製品パッキング 宇野(うの)智貴(ともたか) 岐阜県 株式会社OKBパートナーズ 製品パッキング 青木(あおき)和貴(かずたか) 滋賀県 合同会社lia−fail 喫茶サービス 佐々木(ささき)由美子(ゆみこ) 岩手県 株式会社一歩 カフェアンパス 喫茶サービス 新田(にった)月渚(るな) 広島県 マツダ株式会社 オフィスアシスタント 小和田(こわだ)竜央(たつひろ) 宮城県 東北電力フレンドリー・パートナーズ株式会社 オフィスアシスタント 山崎(やまざき)櫂(かい) 静岡県 静岡県立あしたか職業訓練校 表計算 安見(やすみ)俊輔(しゅんすけ) 東京都 クボタインクルージョンワークス株式会社 表計算 坂本(さかもと)大知(だいち) 熊本県 障がい者IT職業訓練センター ネイル施術 池田(いけだ)衣里(えり) 東京都 株式会社JALサンライト 写真撮影 清水(しみず)武志(たけし) 千葉県 株式会社舞浜コーポレーション パソコン組立 三宅(みやけ)勝己(かつみ) 神奈川県 富士ソフト企画株式会社 パソコンデータ入力 柳(やなぎ)綺佳(あやか) 山口県 株式会社宇部情報システム パソコンデータ入力 コ野(とくの)泰聖(たいせい) 福岡県 サンアクアTOTO株式会社 縫製 黒澤(くろさわ)智優(ちひろ) 茨城県 茨城県立水戸高等特別支援学校 縫製 小島(こじま)紅彩(くれあ) 愛知県 愛三工業株式会社 木工 坂尾(さかお)麻奈(まな) 茨城県 茨城県立水戸高等特別支援学校 銅賞 洋裁 村山(むらやま)真由美(まゆみ) 鹿児島県 鹿児島障害者職業能力開発校 家具 田中(たなか)匠貴(しょうき) 長崎県 NSS長崎船舶装備株式会社 生産部 長崎工場 DTP 政所(まんどころ)明日香(あすか) 大阪府 クボタインクルージョンワークス株式会社 電子機器組立 松下(まつした)健(けん) 茨城県 株式会社日立ビルシステム 電子機器組立 山本(やまもと)斉(いつき) 三重県 株式会社デンソー 大安製作所 歯科技工 岡田(おかだ)拓海(たくみ) 千葉県 株式会社協和デンタル・ラボラトリー新松戸 ワード・プロセッサ 尾野(おの)多恵(たえ) 岩手県 株式会社岩手銀行 ワード・プロセッサ 石原(いしはら)慎也(しんや) 兵庫県 日本パーソネルセンター株式会社 データベース 若井(わかい)与一(よいち) 千葉県 株式会社千葉データセンター ホームページ 竹田(たけだ)久美(くみ) 神奈川県 社会医療法人財団仁医会 牧田総合病院 フラワーアレンジメント 黒岩(くろいわ)佳叶(かいと) 長野県 長野県須坂創成高等学校 フラワーアレンジメント 高橋(たかはし)璃沙(りさ) 岐阜県 アピ株式会社 アピパートナーズいび フラワーアレンジメント 兼松(かねまつ)利江(りえ) 静岡県 UTハートフル株式会社 船橋オフィス コンピュータプログラミング 稲葉(いなば)洋介(ようすけ) 東京都 東京都ビジネスサービス株式会社 ビルクリーニング 青木(あおき)真奈(まな) 愛知県 コニックス株式会社 ビルクリーニング 船越(ふなこし)唯愛(ゆいと) 京都府 三菱自動車ウイング株式会社 ビルクリーニング 樫山(かしやま)飛鳥(あすか) 愛媛県 ミウラジョブパートナー株式会社 製品パッキング 金山(かなやま)達志(さとし) 東京都 株式会社バンダイナムコウィル 喫茶サービス 吉田(よしだ)綾音(あやね) 千葉県 株式会社ライフコーポレーション 喫茶サービス 坪田(つぼた)吏央(りお) 兵庫県 日本パーソネルセンター株式会社 喫茶サービス 内山(うちやま)瑛里(えり) 岡山県 株式会社ありがとうファーム オフィスアシスタント 平林(ひらばやし)昌也(まさや) 長野県 エプソンミズベ株式会社 オフィスアシスタント 吉嶋(よしじま)鈴菜(すずな) 滋賀県 日東ひまわり亀山株式会社 滋賀事業所 オフィスアシスタント 白神(しらかみ)和真(かずま) 大阪府 クボタインクルージョンワークス株式会社 表計算 渡邉(わたなべ)宏一(こういち) 神奈川県 就労移行支援事業所Kaien川崎 表計算 天野(あまの)寛隆(ひろたか) 愛知県 愛知玉野情報システム株式会社 表計算 松永(まつなが)聖矢(せいや) 佐賀県 障がい者ビジネススクールユニカレさが ネイル施術 一木(いちき)侑子(ゆうこ) 東京都 野村不動産ライフ&スポーツ株式会社 写真撮影 林崎(はやしざき)沙也佳(さやか) 岩手県 株式会社はちのへ東奥朝日ソリューション 写真撮影 岩田(いわた)怜奈(れな) 愛知県 トヨタループス株式会社 パソコン組立 新家(あらいえ)克博(かつひろ) 石川県 小松市役所 スマートシティ推進課 パソコン操作 藤戸(ふじと)雅也(まさや) 岩手県 岩手県庁 ふるさと振興部調査統計課 パソコンデータ入力 棚村(たなむら)健人(けんと) 東京都 株式会社ベネッセビジネスメイト パソコンデータ入力 金田(かねだ)悠輝(ゆうき) 京都府 株式会社うさかめ 縫製 西岡(にしおか)愛織(あいり) 滋賀県 日東ひまわり亀山株式会社 滋賀事業所 木工 田中(たなか)一(はじめ) 滋賀県 滋賀県立長浜北星高等養護学校 努力賞 洋裁 松本(まつもと)弥生(やよい) 熊本県 DTP 井門(いど)明日香(あすか) 愛媛県 セキ株式会社 電子機器組立 小川(おがわ)高輝(こうき) 岡山県 パナソニック吉備株式会社 歯科技工 梨(たかなし)理来(りく) 東京都 鶴見大学歯学部歯科技工研修科 ワード・プロセッサ 野村(のむら)真以(まい) 岐阜県 クラレプラスチックス株式会社 ホームページ 鬼頭(きとう)成徒(なると) 愛知県 トヨタループス株式会社 ホームページ 上間(うえま)真弓(まゆみ) 沖縄県 株式会社Compass フラワーアレンジメント 兵頭(ひょうどう)麻耶(まや) 愛媛県 大東建託株式会社 松山支社 ビルクリーニング 松本(まつもと)萌雅(ほのか) 岐阜県 岐阜県立岐阜清流高等特別支援学校 製品パッキング 人見(ひとみ)光輝(こうき) 栃木県 株式会社資生堂 那須工場 製品パッキング 石原(いしはら)武丸(たけまる) 大阪府 クボタインクルージョンワークス株式会社 喫茶サービス 松尾(まつお)美木(みざき) 群馬県 群馬県立伊勢崎高等特別支援学校 オフィスアシスタント 佐藤(さとう)俊(しゅん) 青森県 げんねんワークサポート株式会社 表計算 佐々木(ささき)優(ゆう) 広島県 株式会社JR西日本あいウィル ネイル施術 河村(かわむら)愛未(まなみ) 愛知県 ネイル施術 櫻田(さくらだ)史武(ふみたけ) 広島県 Ripple Nail salon 写真撮影 五十嵐(いがらし)英紀(ひでのり) 東京都 株式会社旭化成アビリティ パソコン組立 島田(しまだ)静香(しずか) 北海道 株式会社ルフト・メディカルケア パソコン操作 中村(なかむら)知美(ともみ) 大阪府 カナデビア株式会社 パソコンデータ入力 渡邉(わたなべ)蓮(れん) 静岡県 テルモ株式会社 富士宮工場 【P14-15】 読んで学ぼう! 「アビリンピック」についてご紹介!  今年度で44回目の開催となった全国アビリンピック。本誌でも毎年特集号をお届けしていますが、「アビリンピック」についてみなさまはどんなことをご存知でしょうか。  そこで今号では、全国アビリンピックの歴史や国際アビリンピックなどについて深掘りしていきます。 アビリンピック(障害者技能競技大会) 名称  大会の正式な名称は「障害者技能競技大会」ですが、親しみやすいものとするため、愛称として「アビリンピック」を使っています。「アビリンピック」(ABILYMPICS)は、「アビリティ」(ABILITY: 能力)と「オリンピック」(OLYMPICS)を合わせたものです。 目的  障害のある方々が日ごろつちかった技能を互いに競い合うことを通じて、職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の障害者雇用に対する理解を深め、その雇用を促進することを目的として開催しています。 シンボルマーク  大会を象徴するシンボルマークは、故岡本太郎氏にお願いをしてつくっていただいたものです。月桂樹の葉と人間を形どったこのシンボルマークは、強く自分を切り開いてゆく人間像を表しています。 全国アビリンピックの歴史  全国アビリンピックは、1964(昭和39)年に開催された東京パラリンピックを参考に企画され、第1回大会は1972年11月に千葉県千葉市において、当時の皇太子同妃両殿下を開会式および閉会式にお迎えして、開催されました。大会は旋盤や洋裁、広告美術やラジオ・テレビ修理など、15種目の競技に36都道府県から133人の選手が参加して開催されました。  第1回大会から第25回大会まで千葉県を舞台として開催してきましたが、第26回大会(平成14年)より、全国的に障害者の雇用促進に関する気運を盛り上げるため、技能五輪全国大会と同時または同時期に、全国各地で開催するようになり、今回で44回目を迎えました。 アビリンピック マスコットキャラクター アビリス  「星」をモチーフに、「障害を乗り越える士気」、「受賞の歓喜」、「能力の開花」をイメージしてデザイン。  名前の「アビリス」は、「アビリンピック」の語感と、「幸せを運んでくれる」という花言葉を持つラン科の花「マキシラリア・バリアビリス」にちなんで命名されました。 作者 川口(かわぐち)博司(ひろし)さん 東京都在住。 国立職業リハビリテーションセンターを修了後、デザイナー、Web 系エンジニアとして活躍。 国際アビリンピック(International Abilympics)  国際アビリンピック(IA)は、1981年の国際障害者年を記念し、当時の皇太子殿下を名誉総裁に推戴し、日本(東京)で第1回大会が開催されました。以来、コロンビア、香港、オーストラリア、チェコ、インド、日本、韓国、フランスと、おむおね4年に1度開催されています。  2023(令和5)年3月に、フランス共和国メッス市で開催された第10回大会では、日本を含めた27カ国・地域から329名の選手が参加し、44種目の技能競技が行われました。 第10回国際アビリンピック/チームジャパンの挑戦 Youtubeにて公開中 国際アビリンピック開催状況 大会回数 開催時期 開催国・地域 参加国・地域 参加者数 日本選手数 日本選手成績 金賞 銀賞 銅賞 第1回 1981年10月 日本(東京) 56 841人 103人 11人 12人 8人 第2回 1985年10月 コロンビア(ボゴタ) 54 987人 14人 3人 − − 第3回 1991年8月 香港 83 2,000人 62人 2人 3人 7人 第4回 1995年9月 オーストラリア(パース) 32 1,000人 42人 2人 3人 2人 第5回 2000年8月 チェコ(プラハ) 29 1,137人 36人 − 2人 4人 第6回 2003年11月 インド(ニューデリー) 33 1,116人 25人 − 2人 1人 第7回 2007年11月 日本(静岡) 34 910人 93人 11人 17人 14人 第8回 2011年9月 韓国(ソウル) 52 1,533人 31人 2人 4人 7人 第9回 2016年3月 フランス(ボルドー) 31 1,300人 31人 2人 3人 5人 第10回 2023年3月 フランス(メッス) 27 994人 30人 1人 4人 3人 第11回 国際アビリンピック ヘルシンキ大会 開催概要(予定) 大会日程 2027年5月10日〜14日(予定) 大会会場 メスケスクスコンベンションセンター 開催種目数 42種目(予定) 主催 スキルズフィンランド他 ※大会概要は調整中であり、2年前(2025年)を目処に公表される予定です。 ※2025年の第45回全国アビリンピックにおいて派遣選手選考会を実施します。 マリア・エクロス スキルズフィンランド CEO  私たち主催者は、2027年フィンランド・ヘルシンキで開催する第11回国際アビリンピック(IA)へのみなさまの参加を歓迎します。  開催都市ヘルシンキは、美しい島々と森林に囲まれ、かつ、アクセシビリティに配慮し安全・清潔に整備されたコンパクトな首都です。  IAは過去に技能競技大会を開催してきた国内最大のイベント会場で開催され、そこでは新しいIAのコンセプトも導入されるでしょう。私たちは技能競技大会の開催経験と知識そして幅広いスキルのネットワークを活かし、参加者に質の高い競技大会を提供するのみならず、すべての来場者に、実用的かつ思い出に残る体験を提供できるよう取り組んでいきます。  2027年、ヘルシンキでみなさまをお待ちしています。 写真のキャプション ロシア フィンランド ヘルシンキ エストニア ラトビア リトアニア ノルウェー スウェーデン デンマーク 【P16-18】 JEED インフォメーション 〜高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)からのお知らせ〜 新たに開発した支援技法をご紹介します 障害者職業総合センター 職業センター  障害者職業総合センター職業センターでは、発達障害者、高次脳機能障害者および精神障害者それぞれの障害特性や事業主のニーズに応じた新たな職業リハビリテーション技法の開発と改良を行っています。  また、その成果を実践報告書、支援マニュアルに取りまとめて、幅広く普及を図っています。  令和6年度は、以下の三つの技法開発に取り組み、支援マニュアル等に取りまとめましたので、概要をご紹介します。 ※各支援マニュアル等は令和7年3月の発行を予定しています。 これまでの成果物の詳細は、ホームページをご参照ください。 https://www.nivr.jeed.go.jp/center/index.html 発達障害者の障害特性を踏まえた相談の進め方  令和6年度は、発達障害者の特性を踏まえた相談の進め方をテーマに技法開発に取り組みました。  発達障害者の自己理解を深めるためには自ら経験をふり返り、気づきを得ることが大切であり、支援者はそのふり返りを適切にサポートすることが求められています。  そのため、発達障害者との相談におけるポイントを、「相談の構造化」、「相談で活用できる支援ツールの整理」、「支援者の相談スキルのふり返り」としてまとめました。  付録では、相談場面でよく遭遇する場面を取りあげ、「対応のヒント集」、「相談で活用できる各種支援ツール」を一部紹介しています。 職場復帰に向けた調整のための効果的なアセスメントの実施方法  令和6年度は、うつ病などで休職している方の職場復帰支援に向けた調整を効果的に行うためのアセスメントの実施方法について検討しました。  職場復帰支援では、休職者・事業主・主治医の三者から必要な情報を把握したうえで、職場復帰に向けた取組課題や目標についての共通認識を形成することが大切です。  そこで、今回は職場復帰支援において、休職者と事業主が職場復帰に向けた情報の整理・共有にもとづいて合意形成を行う際のポイントや、合意形成後の円滑な支援や調整につなげるための支援ツールとして「情報共有シート(2024版)」、「復職に向けた行程整理シート(2024版)」等を作成し、実践報告書として取りまとめました。 高次脳機能障害者の自己理解を進めるための支援技法の開発  令和6年度は、高次脳機能障害者の「自己理解を進める」ための支援について検討しました。  高次脳機能障害者の自己理解を進めるためのアプローチは、認知機能の低下等も含め、個々の状況に応じて支援方法を検討することが大切です。  そこで、今回は高次脳機能障害者自身の目標にしたいことや関心のあること、できていることに目を向けるアプローチを検討し、実践しました。  「キャリア講習の改良(高次脳機能障害者版)」、「作業を進める工夫の検討シート」の作成や、個別相談やメンバー同士の意見交換などを活用したふり返りの工夫など、職業センターのプログラムで実践したこと、活用したツール、工夫点や留意点などを実践報告書に取りまとめました。 <お問合せ> 障害者職業総合センター職業センター 企画課 TEL:043-297-9043 「読者アンケート」結果発表!! ご協力いただきありがとうございました  日ごろより『働く広場』をご愛読いただき、ありがとうございます。今年度実施した読者アンケートでは、みなさまから多数のご意見・ご要望をいただきました。心よりお礼申し上げます。今号では、読者アンケートの結果の一部をご紹介します。今後の企画・編集の貴重な資料として活用させていただき、よりよい誌面づくりに努めてまいりますので、引き続きのご愛読をよろしくお願いいたします。 本誌に対する評価 ・「非常に参考になる」、「参考になる」と、87.9%の方から高い評価をいただきました。その理由として、「支援の方法や対応、担当者の話、指導育成法が参考になる」、「いろいろ事例が豊富にあるから」などのご意見がありました。 ・「参考になったコーナー」は、「職場ルポ」、「編集委員が行く」、「グラビア」、「研究開発レポート」の順で回答が多く寄せられました。 参考になったコーナーとその理由 【職場ルポ】 ・コミュニケーションの取り方、かかわり方、各々の会社で工夫されている点、作業内容、職場定着の工夫、特性に応じた分業、支援の内容、作業の切り出し、具体的な働き方、接し方、現場の実態が参考になる。 ・一人ひとりが活躍していること、温かいサポートが具体的に伝わる内容だったから。 【編集委員が行く】 ・足を使って取材された生の声を多く記事に盛り込んでおられる点がたいへん参考になった。 ・職業能力開発校の存在、また発達障害者や精神障害者の職業訓練に重要な役割を果たしていることを知ることができた。 【グラビア】 ・実際に働いている様子が写真でわかりやすく解説されていた。 【研究開発レポート】 ・直近の必要な情報を知れたり、今後必要になりそうなツールを知ることができるから。 さらに充実を図ってほしいコーナーとその理由 【職場ルポ】 ・支援ツールが説明と写真で紹介されていたのがとてもわかりやすい。これからも写真を多く取り入れていただけるとうれしいです。 【編集委員が行く】 ・生の声をうまく反映しているため、今後もいろいろ読んでみたい。 今後取り上げてほしい内容、ご意見・ご要望 ・精神障害や発達障害に関する医学的または学術的な記事があるとうれしいなと思います。 ・法改正や制度について深掘りしてほしい。 ・成功事例や失敗事例など、いろいろな企業が実際に体験した事例を載せてほしい。 ・企業だけでなく、就労移行支援事業所など多様な視点からの取材を希望します。 ・障害者から見た働きやすい職場とはどういったところか。 今年度本誌で取り上げた内容については、28〜29ページの「記事索引」をご覧ください。 また、興味・関心のあるテーマについては、JEEDホームページに掲載しているバックナンバーもご覧ください。 https://www.jeed.go.jp/disability/data/works/backnumber.html 働く広場 バックナンバー 検索 【回答者の所属先】 民間企業 55.1% 障害者福祉施設(就労支援機関を含む)・団体 18.6% 学校・教育機関 6.0% 医療機関 3.8% 国、地方公共団体の機関 6.9% 個人 1.9% その他(社会福祉協議会、介護施設、NPO法人など) 6.6% 無回答 1.1% 【「働く広場」は参考になっていますか】 非常に参考になる 30.1% 参考になる 57.8% あまり参考にならない 6.9% 参考にならない 1.6% 無回答 3.6% (アンケート調査実施期間:通年、集計期間:2023年10月1日〜2024年9月30日) 【P19】 エッセイ 誰一人取り残さない防災とは? 第4回 個々の脆弱性に応じた衡平性原理 同志社大学社会学部教授 立木茂雄 立木茂雄(たつきしげお)  1955(昭和30)年兵庫県生まれ。1978年関西学院大学社会学部卒。同社会学研究科修士課程修了後、1980年よりカナダ政府給費留学生としてトロント大学大学院に留学。MSW(マスター・オブ・ソーシャルワーク)ならびにPh.D.(ドクター・オブ・フィロソフィー)修得。1986年より関西学院大学社会学部専任講師・助教授・教授を経て2001(平成13)年4月より現職。  専門は福祉防災学・家族研究・市民社会論。特に大災害からの長期的な生活復興過程の解明や、災害時の要配慮者支援のあり方など、社会現象としての災害に対する防災学を研究。  おもな著書に『災害と復興の社会学(増補版)』(萌書房、2022年)などがある。 脆弱性に応じた衡平性原理―― 被災者支援に合理的配慮を求めて  防災の現場では、命を守るためにすべての住民を一律に扱う「平等性(equality)」が重視されてきた。戦後の日本社会では「絶対的平等」が社会の基盤として必須であったが、現代社会ではその限界が浮き彫りになっている。個々の社会的脆弱性に応じた支援、つまり「合理的配慮」の提供が求められている。これを支えるのが「衡平(こうへい)性(equity)」という考え方だ。 災害が拡大させる格差―― 住まい再建速度にみる現実  災害は被災前から存在する不平等や格差をさらに拡大させる。東日本大震災の被災地である宮城県名取市と仙台市における「住まい再建速度」を世帯規模別に示したグラフが、その実態を浮き彫りにする(図1参照)。いずれの地域でも世帯規模が大きいほど再建が迅速だったのに対し、単身世帯では再建が著しく遅れていた。  さらに、世帯主のジェンダーによる違いも顕著だ(図2参照)。所得や就業形態によるジェンダー格差が、災害後の住まい再建にも大きな影響を及ぼしていた。 仙台市の変革―― 災害ケースマネジメントの導入  しかし、仙台市では2015(平成27)年4月をさかいに再建格差が急速に縮小していることが注目される。同市では2014年から配慮を必要とする世帯への生活再建推進プログラムを実施し、翌年から「災害ケースマネジメント」を柱とする生活再建加速プログラムを開始。従来の申請主義を脱し、生活再建に必要な資源やサービスを個々の被災者のニーズに応じてマッチングする伴走支援の仕組みを構築した。  その効果は明らかだ。仙台市の仮設住宅入居率の減少速度を、災害ケースマネジメントを導入しなかった場合のシミュレーションと比較すると、実際の仙台市の減少速度がはるかに速いことが確認された。この取組みにより、仮設住宅から恒久住宅への移行が大きく前進した。 合理的配慮がもたらす支援の未来  仙台市の成功の鍵は、被災者一人ひとりの多様なニーズ――健康、職業、住環境、地域とのつながり――に応じた合理的配慮を提供した点にある。災害ケースマネジメントは、単に被災者を一律平等に扱うのではなく、各人の状況に寄り添い、最適な支援をタイムリーに提供する仕組みだ。  この取組みは、支援のあり方を見直す大きな一歩となった。被災地での格差を縮小し、生活再建を後押しする「衡平性原理」に基づいた支援モデルは、今後の防災・復興の現場で欠かせない指針となるだろう。仙台市の実践が示したように、多様性に応じた合理的配慮が、より公平な社会の構築へと道を開いていく。 図1 世帯規模別住まい再建速度の比較:名取市と仙台市 名取市 housing recovery rate 1.00 0.75 0.50 0.25 0.00 time 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3 2016/3 2017/3 famliy size more than 5 persons 4 persons 3 persons 2 persons single more than 5 persons 4 persons 3 persons 2 persons single 仙台市 housing recovery rate 1.00 0.75 0.50 0.25 0.00 生活再建推進プログラム 生活再建加速プログラム time 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3 2016/3 2017/3 famliy size more than 5 persons 4 persons 3 persons 2 persons single more than 5 persons 4 persons 3 persons 2 persons single 図2 世帯主のジェンダー別住まい再建速度の比較:名取市と仙台市 名取市 housing recovery rate 1.00 0.75 0.50 0.25 0.00 time 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3 2016/3 2017/3 gender of household head female male male female 仙台市 生活再建推進プログラム 生活再建加速プログラム housing recovery rate 1.00 0.75 0.50 0.25 0.00 time 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3 2016/3 2017/3 gender of household head female male male female 出典:Tatsuki, S., & Kawami, F. Longitudinal impacts of pre-existing inequalities and social environmental changes on life recovery: Results of the 1995 Kobe Earthquake and the 2011 Great East Japan Earthquake recovery studies. International Journal of Mass Emergencies & Disasters, 41(1), https://doi.org/10.1177/02807270231171504 【P20-23】 特別企画 企業のみなさまにおすすめするマニュアルのご紹介 〜法定雇用率の引上げや「雇用の質」の向上に向けて〜 障害者職業総合センター 研究部門  障害者雇用をめぐっては、2022(令和4)年に改正された障害者雇用促進法が順次施行され、法定雇用率が段階的に引き上げられるとともに、2025年4月から除外率が10ポイント引き下げられる予定です。企業のみなさまにおいては、障害者雇用のよりいっそうの推進とあわせて、多様な就労ニーズへの対応や、雇用の質の向上に向けた取組みの充実が求められています。  このような状況のなかで、障害者職業総合センター研究部門では、研究成果を活用して、障害者の雇用管理に役立つ各種マニュアルを作成し、事業主や支援機関等のみなさまに対して無料で提供をしております。今回は、最新の研究成果を基に2024年に刊行したマニュアル等や、2021年に刊行した除外率設定業種における障害者雇用事例集をご紹介します。  ご紹介する各マニュアルは、障害者職業総合センター(NIVR)ホームページよりダウンロードが可能です。  また、在庫のあるものについては、無料※でご提供可能ですので、ご希望の方は右記お問合せ先までご連絡ください。 ※部数によっては送料をご負担いただく場合がございます。 お問合せ先 障害者職業総合センター 研究企画部企画調整室 電話:043-297-9067 メール:kikakubu@jeed.go.jp @障害者の職務設定、職務創出・再設計のためのデータブック(2024年刊行) キーワード  職務の切り出し、職務設定、職務創出、職務再設計、職域拡大 概要  1万5000事業所を対象に実施したアンケート調査に協力を得られた2734事業所からの回答結果に基づき、障害者の従事する具体的な職務内容を251の「課業等」に分類・整理して、産業別および障害種別に集計を行ったデータブックです。 活用のポイント ・事業所や支援機関において、障害者の職務設定、職務創出・再設計について検討する際の参考として活用できます。 ・障害者のスキルアップのための職域拡大の検討やキャリア形成の促進など、障害特性や希望に応じて能力や適性を発揮し活躍できるようにする「雇用の質」向上の取組みの参考として活用できます。 ★データブックの効果的な活用に向けて (1)課業等の「件数」の視点  本データブックでは、障害者が従事する課業等として件数の多いものをリストアップしています。このため、件数の多い課業等は、「多くの事業所、部署、障害者で同様の例がある」と考えられ、モデルが多いことから、職務設定、職務創出・再設計の参考となり得るものと思われます。 (2)課業等の「種類」の視点  本データブックでは、251の多種・多様な課業等のうち、全体の上位100種、障害種別および産業別の上位30種、障害種別×産業別でのクロス集計結果の上位10種をリストアップしています。このため、産業別や障害種別の枠を超えて、障害者が従事している課業等としてどのようなものがあるか、これまで検討していなかった視点から職務創出等の新たな可能性を横断的に探る一助にもなり得ると考えます。 (3)本データブック活用にあたっての留意点  本データブックは、障害者が具体的にどのような職務に従事する機会があるかを示している一方で、各職務の頻度、時間数、労力の割合等をどのように組み合わせて障害者の職務を構築しているかまでは把握しておらず、回答をいただいた障害者がたずさわる(たずさわっていた)具体的な職務内容に従事する障害者の人数は、各事業所で異なります。  また、障害者の従事する職務内容を整理した各課業等の件数についても、課業等としての望ましさや適切さに比例するものではなく、件数が少ない課業等であっても、障害者が持てる力を存分に発揮している可能性も十分考えられます。  このように、本データブックの内容は、あくまで障害者がどのような課業等にたずさわる機会があるかを例示したものであることにご留意のうえ、ご活用ください。 関連する研究成果  調査研究報告書176「障害者の雇用の実態等に関する調査研究」(※1) ※1 https://www.nivr.jeed.go.jp/research/report/houkoku/houkoku176.html 「障害者の職務設定、職務創出・再設計のためのデータブック」は、下記ホームページからご覧ください。 https://www.nivr.jeed.go.jp/research/kyouzai/kyouzai81.html 障害者が従事する課業等(上位100種) Aデジタル技術を活用した障害者の業務の状況と具体例(2024年刊行) キーワード  デジタル技術、障害者の業務、障害者の職域変化、障害者雇用、デジタル化の推進 概要  デジタル化の進展にともなう今後の障害者雇用への影響について、企業を対象としたアンケート調査によると、約4割の企業がプラスの影響があると考えていることがわかりました。障害のある社員の業務におけるデジタル化の影響として、企業は、障害者の業務の効率性・正確性が向上した、障害者が従事できる業務の種類・量が増加した、などのメリットを感じていることがわかっています。  本リーフレットでは、サービス業、製造業、医療・福祉、小売業などの幅広い業種における、デジタル技術を活用した8種類の業務の内容を紹介しています。 活用のポイント ・企業において、@デジタル技術を活用した仕事を障害者の新たな職域として検討する、Aデジタル技術を活用した職業能力の開発・向上を図るなど、障害特性や希望に応じて能力や適性を発揮し活躍できるようにする「雇用の質」向上の取組みの参考として活用できます。 ・障害者の就労支援機関において、求職活動支援や事業主支援の参考として活用できます。 関連する研究成果  調査研究報告書177「AI等の技術進展に伴う障害者の職域変化等に関する調査研究」(※2) ※2 https://www.nivr.jeed.go.jp/research/report/houkoku/houkoku177.html 「デジタル技術を活用した障害者の業務の状況と具体例」は、下記ホームページからご覧ください。 https://www.nivr.jeed.go.jp/research/kyouzai/kyouzai82.html デジタル技術を活用した8種類の業務内容 B除外率設定業種における障害者雇用事例集(2021年刊行) キーワード  障害者雇用率制度における除外率、職場での工夫・配慮、除外率設定業種、障害者雇用事例 概要  本事例集には、以下の特徴があります。 ・除外率設定業種の医療、保健、建設、道路貨物運送、道路旅客運送、警備の6業種(7企業)の事例を紹介しています。 ・見開き2ページで1企業を紹介し、キーワードと要約を冒頭に示すことで、ポイントがわかりやすく把握できるよう心がけました。 ・写真もできるかぎり掲載し、職場の様子が伝わるようにしました。 ・それぞれの企業について、企業・事業所の概要、障害者雇用の実情、そして具体的な障害者の雇用事例を可能なかぎり紹介しています。 ・各職場で行われている工夫や配慮について、とくに詳しく紹介しています。 活用のポイント ・一般に就業が困難とされる業種であっても、事業主の配慮を受けながら、多様な障害のある方々が活躍していることを理解できます。事業主、支援者、障害当事者など、多くの方に参考にしていただけます。 関連する研究成果  調査研究報告書158「除外率制度の対象業種における障害者雇用に関する実態調査」(※3) 留意事項  除外率は2025(令和7)年4月に10ポイント引き下げられる予定です。本事例集掲載の除外率および法定雇用率は2021年時点のものであることにご留意ください。 ※3 https://www.nivr.jeed.go.jp/research/report/houkoku/houkoku158.html 「除外率設定業種における障害者雇用事例集」は、下記ホームページからご覧ください。 https://www.nivr.jeed.go.jp/research/kyouzai/kyouzai72.html 建設業の雇用事例(情報は2021年3月時点) 【P24-27】 省庁だより 令和6年 障害者雇用状況の集計結果@ (令和6年6月1日) 厚生労働省 職業安定局 障害者雇用対策課  厚生労働省では、障害者雇用促進法に基づいて、障害者の雇用義務がある事業主などから、毎年6月1日現在の身体障害者、知的障害者および精神障害者の雇用状況について報告を求めています。  令和6年6月1日現在における同報告を集計し、その結果をとりまとめました。  その一部を抜粋して、今号と次号にて掲載します。 1 ポイント ■民間企業(法定雇用率2.5% ※令和6年3月までの法定雇用率は2.3%) ○雇用障害者数67万7461.5人、実雇用率2.41%と、ともに過去最高を更新 ○法定雇用率達成企業の割合は46.0%、対前年比4.1%低下 ■公的機関(法定雇用率2.8%(前年度:2.6%)、都道府県等の教育委員会は2.7%(前年度:2.5%)) ○国:雇用障害者数1万428.0人  実雇用率3.07% ○都道府県:雇用障害者数1万1030.5人  実雇用率3.05% ○市町村:雇用障害者数3万7433.5人  実雇用率2.75% ○教育委員会:雇用障害者数1万7719.0人  実雇用率2.43% ■独立行政法人等(法定雇用率2.8%(前年度:2.6%)) ○雇用障害者数1万3419.0人  実雇用率2.85% 2 民間企業における雇用状況 ◎雇用されている障害者の数、実雇用率(第1表)  民間企業(常用労働者数が40.0人以上の企業:法定雇用率2.5%)に雇用されている障害者の数は67万7461.5人で、21年連続で過去最高を更新した。  雇用者のうち、身体障害者は36万8949.0人、知的障害者は15万7795.5人、精神障害者は15万717.0人と、いずれも前年より増加し、特に精神障害者の伸び率が大きかった。  実雇用率は、13年連続で過去最高の2.41%、法定雇用率達成企業の割合は46.0%であった。 ◎企業規模別の状況(第2表)  企業規模別にみると、雇用されている障害者の数は、今年から新たに報告対象となった常用労働者数が40.0〜43.5人未満規模の企業では4962.5人であった。また、43.5〜100人未満で7万3317.5人、100〜300人未満で12万4637.0人、300〜500人未満で5万7178.5人、500〜1000人未満で7万6515.5人、1000人以上で34万850.5人と、すべての企業規模で前年より増加した。 ・実雇用率は、今年から新たに報告対象となった常用労働者数が40.0〜43.5人未満規模の企業では2.10%であった。また、43.5〜100人未満で1.95%、100〜300人未満で2.19%、300〜500人未満で2.29%、500〜1000人未満で2.48%、1000人以上で2.64%となり、すべての企業規模で前年より増加した。  なお、1000人以上規模の企業は、実用雇用率が法定雇用率を上回っている。 ・法定雇用率達成企業の割合は、今年から新たに報告対象となった常用労働者数が40.0〜43.5人未満規模の企業では33.3%であった。また、43.5〜100人未満で45.4%、100〜300人未満で49.1%、300〜500人未満で41.1%、500〜1000人未満で44.3%、1000人以上で54.7%となり、全ての企業規模で前年より低下した。 ◎産業別の状況(第3表)  産業別にみると、雇用されている障害者の数は、全ての業種で前年よりも増加した。  産業別の実雇用率では、「医療、福祉」(3.19%)が法定雇用率を上回っている。 ※本誌では通常西暦で表記していますが、この記事では元号で表記しています 【第1表】民間企業における雇用状況(法定雇用率2.5%) @概況 区分 @企業数 A法定雇用障害者数の算定の基礎となる労働者数(注1) B障害者の数 A.重度身体障害者及び重度知的障害者(注3) B.重度身体障害者、重度知的障害者及び精神障害者である短時間労働者(注3) C.重度以外の身体障害者、知的障害者及び精神障害者(注3) D.重度以外の身体障害者及び知的障害者である短時間労働者(注3) E.重度身体障害者、重度知的障害者及び精神障害者である特定短時間労働者(注3) F.計 A×2+B+C+(D+E)×0.5(注2) G.うち新規雇用分(注4) C実雇用率F÷A×100 D法定雇用率達成企業の数 E法定雇用率達成企業の割合 民間企業 企業 117,239 (108,202) 人 28,162,399.0 (27,523,661.0) 人 130,135 (127,318) 人 54,411 (51,629) 人 336,004 (315,985) 人 39,558 (39,856) 人 13,995 (−) 人 677,461.5 (642,178.0) 人 71,875.5 (63,557.5) % 2.41 (2.33) 企業 53,875 (54,239) % 46.0 (50.1) 注1 A欄の「法定雇用障害者数の算定の基礎となる労働者数」とは、常用労働者総数から除外率相当数(身体障害者、知的障害者及び精神障害者が就業することが困難であると認められる職種が相当の割合を占める業種について定められた率を乗じて得た数)を除いた労働者数である。 注2 法令上、BA欄の「重度身体障害者及び重度知的障害者」については、1人を2人に相当するものとしており、F欄の計を算出するに当たりダブルカウントを行い、D欄の「重度以外の身体障害者及び知的障害者である短時間労働者」及びE欄の「重度身体障害者、重度知的障害者及び精神障害者である特定短時間労働者」については、1人を0.5人に相当するものとしており、F欄の計を算出するに当たり0.5カウントとしている。ただし、B欄の「重度身体障害者、重度知的障害者及び精神障害者である短時間労働者」については、1人を1カウントとしている。 注3 A、C欄は1週間の所定労働時間が30時間以上の労働者、B、D欄は1週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満の労働者、E欄は1週間の所定労働時間が10時間以上20時間未満の労働者である。 注4 G欄の「うち新規雇用分」は、令和5年6月2日から令和6年6月1日までの1年間に新規に雇い入れられた障害者数である。 注5 ( )内は令和5年6月1日現在の数値である。 A障害種別雇用状況 区分 @障害者の数(注1) A身体障害者の数 a.重度身体障害者(注4) b.重度身体障害者である短時間労働者(注4) c.重度以外の身体障害者(注4) d.重度以外の身体障害者である短時間労働者(注4) e.重度身体障害者である特定短時間労働者(注4) f.計 a×2+b+c+(d+e)×0.5(注2)(注3) g.うち新規雇用分(注5) 民間企業 人 677,461.5 (642,178.0) 人 107,220 (104,794) 人 13,040 (13,119) 人 130,667 (128,976) 人 16,593 (16,949) 人 5,011 (−) 人 368,949.0 (360,157.5) 人 26,889.0 (24,664.5) 区分 B知的障害者の数 a.重度知的障害者(注4) b.重度知的障害者である短時間労働者(注4) c.重度以外の知的障害者(注4) d.重度以外の知的障害者である短時間労働者(注4) e.重度知的障害者である特定短時間労働者(注4) f.計 a×2+b+c+(d+e)×0.5(注2)(注3) g.うち新規雇用分(注5) C精神障害者の数 c.精神障害者(注4) d.精神障害者である短時間労働者(注4) e.精神障害者である特定短時間労働者(注4) f.計 c+d+e×0.5(注3) g.うち新規雇用分(注5) 民間企業 人 22,915 (22,524) 人 4,469 (4,434) 人 95,510 (90,787) 人 22,965 (22,907) 人 1,008 (−) 人 157,795.5 (151,722.5) 人 14,456.0 (13,574.0) 人 109,827 (96,222) 人 36,902 (34,076) 人 7,976 (−) 人 150,717.0 (130,298.0) 人 30,530.5 (25,319.0) 注1 @欄の「障害者の数」とはABCf欄の計である。 注2 ABa欄の重度障害者については法令上、1人を2人に相当するものとしており、ABf欄の計を算出するに当たりダブルカウントとしている。 注3 法令上、ABd欄の重度以外の身体障害者及び知的障害者である短時間労働者並びにABCe欄の重度身体障害者、重度知的障害者及び精神障害者である特定短時間労働者については、1人を0.5人に相当するものとしており、ABCf欄を算出するに当たり0.5カウントとしている。ただし、ABb欄及びCd欄の重度身体障 害者、重度知的障害者及び精神障害者である短時間労働者については、1人を1カウントとしている。 注4 ABのac欄及びCのc欄は1週間の所定労働時間が30時間以上の労働者、ABのbd欄及びCのd欄は1週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満の労働者、ABCのe欄は1週間の所定労働時間が10時間以上20時間未満の労働者である。 注5 ABCg欄の「うち新規雇用分」は、令和5年6月2日から令和6年6月1日までの1年間に新規に雇い入れられた障害者数である。 注6 ( )内は令和5年6月1日現在の数値である。 【第2表】企業規模別の雇用状況 @概況 区分 @企業数 A法定雇用障害者数の算定の基礎となる労働者数(注1) B障害者の数 A.重度身体障害者及び重度知的障害者(注3) B.重度身体障害者、重度知的障害者及び精神障害者である短時間労働者(注3) C.重度以外の身体障害者、知的障害者及び精神障害者(注3) D.重度以外の身体障害者及び知的障害者である短時間労働者(注3) E.重度身体障害者、重度知的障害者及び精神障害者である特定短時間労働者(注3) F.計 A×2+B+C+(D+E)×0.5(注2) G.うち新規雇用分(注4) C 実雇用率F÷A×100 D法定雇用率達成企業の数 E法定雇用率達成企業の割合 規模計 企業 117,239 (108,202) 人 28,162,399.0 (27,523,661.0) 人 130,135 (127,318) 人 54,411 (51,629) 人 336,004 (315,985) 人 39,558 (39,856) 人 13,995 (−) 人 677,461.5 (642,178.0) 人 71,875.5 (63,557.5) % 2.41 (2.33) 企業 53,875 (54,239) % 46.0 (50.1) 40.0〜100人未満 64,840 (55,929) 3,994,359.5 (3,611,353.0) 12,046 (11,150) 13,354 (12,036) 35,548 (31,537) 9,248 (8,859) 1,324 (−) 78,280.0 (70,302.5) 10,090.5 (8,480.5) 1.96 (1.95) 28,747 (26,372) 44.3 (47.2) 100〜300人未満 36,946 (36,926) 5,678,380.5 (5,685,618.5) 22,110 (22,043) 12,753 (13,096) 61,588 (60,067) 9,327 (9,892) 2,825 (−) 124,637.0 (122,195.0) 14,305.5 (13,886.0) 2.19 (2.15) 18,138 (19,684) 49.1 (53.3) 300〜500人未満 7,077 (7,025) 2,501,456.5 (2,481,809.5) 10,828 (10,689) 4,227 (4,111) 28,988 (26,923) 3,393 (3,345) 1,222 (−) 57,178.5 (54,084.5) 6,512.5 (5,485.5) 2.29 (2.18) 2,909 (3,295) 41.1 (46.9) 500〜1,000人未満 4,808 (4,825) 3,089,940.5 (3,110,460.0) 14,684 (14,609) 7,035 (6,125) 37,325 (36,080) 4,100 (4,025) 1,475 (−) 76,515.5 (73,435.5) 8,940.0 (8,136.0) 2.48 (2.36) 2,129 (2,527) 44.3 (52.4) 1,000人以上 3,568 (3,497) 12,898,262.0 (12,634,420.0) 70,467 (68,827) 17,042 (16,261) 172,555 (161,378) 13,490 (13,735) 7,149 (−) 340,850.5 (322,160.5) 32,027.0 (27,569.5) 2.64 (2.55) 1,952 (2,361) 54.7 (67.5) 注 第1表@と同じ A障害種別雇用状況 区分 @障害者の数(注1) A身体障害者の数 a.重度身体障害者(注4) b.重度身体障害者である短時間労働者(注4) c.重度以外の身体障害者(注4) d.重度以外の身体障害者である短時間労働者(注4) e.重度身体障害者である特定短時間労働者(注4) f.計 a×2+b+c+(d+e)×0.5(注2)(注3) g.うち新規雇用分(注5) 規模計 企業 677,461.5 (642,178.0) 人 107,220 (104,794) 人 13,040 (13,119) 人 130,667 (128,976) 人 16,593 (16,949) 人 5,011 (−) 人 368,949.0 (360,157.5) 人 26,889.0 (24,664.5) 40.0〜100人未満 78,280.0 (70,302.5) 9,944 (9,038) 2,497 (2,372) 16,632 (15,033) 3,450 (3,334) 509 (−) 40,996.5 (37,148.0) 100〜300人未満 124,637.0 (122,195.0) 18,710 (18,609) 3,311 (3,499) 26,763 (26,833) 4,147 (4,433) 1,096 (−) 70,115.5 (69,766.5) 300〜500人未満 57,178.5 (54,084.5) 9,161 (9,030) 1,212 (1,255) 11,476 (11,534) 1,506 (1,495) 441 (−) 31,983.5 (31,596.5) 500〜1,000人未満 76,515.5 (73,435.5) 12,427 (12,358) 1,627 (1,491) 14,490 (14,746) 1,780 (1,836) 543 (−) 42,132.5 (41,871.0) 1,000人以上 340,850.5 (322,160.5) 56,978 (55,759) 4,393 (4,502) 61,306 (60,830) 5,710 (5,851) 2,422 (−) 183,721.0 (179,775.5) 区分 B知的障害者の数 a.重度知的障害者(注4) b.重度知的障害者である短時間労働者(注4) c.重度以外の知的障害者(注4) d.重度以外の知的障害者である短時間労働者(注4) e.重度知的障害者である特定短時間労働者(注4) f.計 a×2+b+c+(d+e)×0.5(注2)(注3) g.うち新規雇用分(注5) C精神障害者の数 c.精神障害者(注4) d.精神障害者である短時間労働者(注4) e.精神障害者である特定短時間労働者(注4) f.計 c+d+e×0.5(注3) g.うち新規雇用分(注5) 規模計 人 22,915 (22,524) 人 4,469 (4,434) 人 95,510 (90,787) 人 22,965 (22,907) 人 1,008 (−) 人 157,795.5 (151,722.5) 人 14,456.0 (13,574.0) 人 109,827 (96,222) 人 36,902 (34,076) 人 7,976 (−) 人 150,717.0 (130,298.0) 人 30,530.5 (25,319.0) 40.0〜100人未満 2,102 (2,112) 1,116 (1,073) 9,610 (8,804) 5,798 (5,525) 136 (−) 17,897.0 (16,863.5) 9,306 (7,700) 9,741 (8,591) 679 (−) 19,386.5 (16,291.0) 100〜300人未満 3,400 (3,434) 1,206 (1,243) 16,748 (16,535) 5,180 (5,459) 283 (−) 27,485.5 (27,375.5) 18,077 (16,699) 8,236 (8,354) 1,446 (−) 27,036.0 (25,053.0) 300〜500人未満 1,667 (1,659) 406 (412) 7,804 (7,389) 1,887 (1,850) 88 (−) 12,531.5 (12,044.0) 9,708 (8,000) 2,609 (2,444) 693 (−) 12,663.5 (10,444.0) 500〜1,000人未満 2,257 (2,251) 450 (484) 9,859 (9,548) 2,320 (2,189) 90 (−) 16,028.0 (15,628.5) 12,976 (11,786) 4,958 (4,150) 842 (−) 18,355.0 (15,936.0) 1,000人以上 13,489 (13,068) 1,291 (1,222) 51,489 (48,511) 7,780 (7,884) 411 (−) 83,853.5 (79,811.0) 59,760 (52,037) 11,358 (10,537) 4,316 (−) 73,276.0 (62,574.0) 注 第1表Aと同じ 【第3表】産業別の雇用状況 概況 区分 @企業数 A法定雇用障害者数の算定の基礎となる労働者数(注1) B障害者の数 A.重度身体障害者及び重度知的障害者(注3) B.重度身体障害者、重度知的障害者及び精神障害者である短時間労働者(注3) C.重度以外の身体障害者、知的障害者及び精神障害者(注3) D.重度以外の身体障害者及び知的障害者である短時間労働者(注3) E.重度身体障害者、重度知的障害者及び精神障害者である特定短時間労働者(注3) F.計 A×2+B+C+(D+E)×0.5(注2) G.うち新規雇用分(注4) C実雇用率F÷A×100 D法定雇用率達成企業の数 E法定雇用率達成企業の割合 産業計 企業 117,239 (108,202) 人 28,162,399.0 (27,523,661.0) 人 130,135 (127,318) 人 54,411 (51,629) 人 336,004 (315,985) 人 39,558 (39,856) 人 13,995 (−) 人 677,461.5 (642,178.0) 人 71,875.5 (63,557.5) % 2.41 (2.33) 企業 53,875 (54,239) % 46.0 (50.1) 農、林、漁業 488 (410) 46,319.0 (43,442.5) 185 (181) 56 (48) 624 (597) 63 (50) 15 (−) 1,089.0 (1,032.0) 91.5 (95.0) 2.35 (2.38) 257 (245) 52.7 (59.8) 鉱業、採石業、砂利採取業 75 (75) 10,645.5 (10,728.0) 55 (49) 5 (7) 125 (119) 3 (1) 1 (−) 242.0 (224.5) 18.0 (12.5) 2.27 (2.09) 40 (37) 53.3 (49.3) 建設業 5,579 (4,830) 891,418.5 (858,432.0) 4,720 (4,553) 549 (522) 8,812 (8,232) 241 (242) 98 (−) 18,970.5 (17,981.0) 1,495.0 (1,382.0) 2.13 (2.09) 2,652 (2,468) 47.5 (51.1) 製造業 27,328 (25,535) 7,120,821.5 (7,042,740.5) 38,087 (37,513) 3,989 (3,845) 86,794 (82,675) 2,948 (3,044) 716 (−) 168,789.0 (163,068.0) 12,526.5 (11,194.0) 2.37 (2.32) 14,183 (14,543) 51.9 (57.0) 電気・ガス・熱供給・水道業 284 (280) 209,207.5 (212,582.5) 1,281 (1,296) 67 (71) 2,521 (2,436) 16 (29) 9 (−) 5,162.5 (5,113.5) 318.5 (249.0) 2.47 (2.41) 118 (142) 41.5 (50.7) 情報通信業 7,063 (6,443) 1,839,544.5 (1,755,423.0) 8,430 (7,876) 1,065 (945) 18,228 (16,602) 282 (287) 200 (−) 36,394.0 (33,442.5) 4,569.0 (3,851.0) 1.98 (1.91) 1,893 (1,926) 26.8 (29.9) 運輸業、郵便業 8,164 (7,521) 1,616,259.0 (1,593,487.0) 7,812 (7,627) 1,847 (1,855) 20,989 (20,251) 1,615 (1,566) 625 (−) 39,580.0 (38,143.0) 3,314.0 (3,031.0) 2.45 (2.39) 4,294 (4,242) 52.6 (56.4) 卸売業、小売業 17,718 (16,414) 4,408,787.5 (4,332,651.5) 16,463 (16,284) 9,252 (9,141) 52,367 (49,741) 7,883 (8,277) 4,208 (−) 100,590.5 (95,588.5) 10,116.0 (9,474.0) 2.28 (2.21) 6,500 (6,654) 36.7 (40.5) 金融業、保険業 1,493 (1,436) 1,106,385.0 (1,104,449.5) 6,173 (6,159) 591 (491) 12,963 (12,304) 292 (323) 135 (−) 26,113.5 (25,274.5) 2,361.0 (1,934.5) 2.36 (2.29) 516 (573) 34.6 (39.9) 不動産業、物品賃貸業 2,318 (2,113) 523,376.5 (514,089.0) 2,048 (2,025) 658 (625) 5,344 (5,190) 471 (457) 209 (−) 10,438.0 (10,093.5) 1,302.5 (1,168.0) 1.99 (1.96) 730 (800) 31.5 (37.9) 学術研究、専門・技術サービス業 4,389 (3,813) 1,438,895.0 (1,330,713.0) 6,392 (5,853) 2,026 (1,848) 16,943 (14,937) 1,585 (1,522) 762 (−) 32,926.5 (29,252.0) 3,599.5 (3,064.0) 2.29 (2.20) 1,432 (1,341) 32.6 (35.2) 宿泊業、飲食サービス業 3,545 (3,151) 825,715.0 (771,805.5) 2,820 (2,689) 2,428 (2,185) 9,200 (8,335) 2,689 (2,640) 1,064 (−) 19,144.5 (17,218.0) 2,568.5 (1,941.0) 2.32 (2.23) 1,585 (1,539) 44.7 (48.8) 生活関連サービス業、娯楽業 3,224 (2,937) 503,833.0 (486,023.0) 2,162 (2,088) 1,287 (1,270) 6,238 (5,998) 1,076 (1,038) 402 (−) 12,588.0 (11,963.0) 1,239.5 (1,207.0) 2.50 (2.46) 1,315 (1,342) 40.8 (45.7) 教育、学習支援業 2,556 (2,381) 535,617.5 (524,152.5) 2,231 (2,129) 780 (749) 4,593 (4,280) 380 (368) 149 (−) 10,099.5 (9,471.0) 1,241.0 (1,032.5) 1.89 (1.81) 849 (875) 33.2 (36.7) 医療、福祉 19,950 (18,688) 3,236,935.5 (3,173,138.5) 14,244 (14,231) 23,110 (21,920) 42,666 (40,121) 15,024 (14,897) 3,127 (−) 103,339.5 (97,951.5) 15,734.5 (13,551.0) 3.19 (3.09) 11,624 (11,612) 58.3 (62.1) 複合サービス事業 890 (883) 287,957.5 (288,991.0) 1,367 (1,376) 693 (379) 3,303 (3,155) 397 (321) 120 (−) 6,988.5 (6,446.5) 579.0 (495.5) 2.43 (2.23) 362 (413) 40.7 (46.8) サービス業 12,175 (11,292) 3,560,681.0 (3,480,812.0) 15,665 (15,389) 6,008 (5,728) 44,294 (41,012) 4,593 (4,794) 2,155 (−) 85,006.0 (79,915.0) 10,801.5 (9,875.5) 2.39 (2.30) 5,525 (5,487) 45.4 (48.6) 注 第1表@と同じ 【P28-29】 『働く広場』記事索引 2024年4月号〜2025年3月号 本誌2024年4月号から今号までの記事一覧です。 記事はJEEDホームページからご覧になれます。 働く広場 バックナンバー 検索 月号 項目 【執筆者】/<取材先>タイトル 2024年4月号(No.558) 私のひとこと 【東京大学・大学院総合文化研究科・教養学部 教授 中澤公孝さん】障がいがあるアスリートの脳が見せる人間の未知なる可能性 職場ルポ <株式会社マスヤ>じっくり確実な研修で、主要業務をになう人材に クローズアップ 障害のある人とスポーツ 第3回 〜パラアスリートを支える装具〜 JEEDインフォメーション 令和6年度「障害者雇用納付金」申告および「障害者雇用調整金」等申請のお知らせ/障害者雇用納付金電子申告申請システムのご案内 グラビア <医療法人あすか会 サービス付き高齢者向け住宅 Cocode百楽園>介護の現場を支える エッセイ 【日本点字図書館 会長 田中徹二】印象深い海外の視覚障害者 第3回 ウォン・ユン・ルン(マレーシア) 編集委員が行く 【平岡典子】<株式会社マイナビパートナーズ>発達障がい者のスキルアップ・戦力化への取組み 〜「ITプロジェクト」発足〜 省庁だより [厚生労働省 職業安定局 障害者雇用対策課]令和5年 障害者雇用状況の集計結果A 研究開発レポート 第31回 職業リハビリテーション研究・実践発表会 Part1 特別講演「アフターコロナの障がい者雇用 〜障がい者雇用の質向上に向けて〜」 2024年5月号(No.559) この人を訪ねて <NPO法人ピープルデザイン研究所 代表理事 田中真宏さん>ワクワクする場で「就労体験」を 職場ルポ <株式会社こんの>リサイクルを支える現場、安心して働ける環境に クローズアップ 障害のある人とスポーツ 第4回 〜肢体不自由とスポーツ、視覚障害とスポーツ〜 JEEDインフォメーション 国立職業リハビリテーションセンター 国立吉備高原職業リハビリテーションセンター 訓練生募集のお知らせ/令和6年度「地方アビリンピック」開催地一覧/作品募集 令和6年度 絵画コンテスト 働くすがた 〜今そして未来〜・写真コンテスト 職場で輝く障害者 〜今その瞬間〜 グラビア <株式会社クリハラ>安心安全な食材を店舗へ エッセイ 【日本点字図書館 会長 田中徹二】印象深い海外の視覚障害者 第4回 アルド・グラッシーニ(イタリア) 編集委員が行く 【八重田淳】<EY Japan株式会社>DE&I専門職から見た障害者雇用のあり方 省庁だより [厚生労働省 職業安定局]令和6年度 予算の概要(障害者雇用施策関係部分の抜粋版) 研究開発レポート 第31回 職業リハビリテーション研究・実践発表会 Part2 パネルディスカッションT「情報通信技術の活用の進展を踏まえた障害者雇用のあり方について」 U「アセスメントを活用した就労支援の今後のあり方について」 2024年6月号(No.560) メダリストを訪ねて 第3回<第10回国際アビリンピック電子機器組立種目銀メダリスト 小倉怜さん>「できない」から「できる」へ、見える世界広がる 職場ルポ <株式会社キョウセイ>当事者主体で「悩まない、迷わない」現場に JEEDインフォメーション 2024年度(令和6年度)職業リハビリテーションに関する研修のご案内/令和6年度「地方アビリンピック」開催地一覧/障害者雇用を進める事業主のみなさまへ 就労支援機器をご活用ください! グラビア <ナブテスコリンク株式会社>みんなが笑いあいながら働ける職場 エッセイ 【日本点字図書館 会長 田中徹二】印象深い海外の視覚障害者 最終回 アイン・ビエト・ディン(ベトナム) 編集委員が行く 【三鴨岐子】<社会医療法人清和会 西川病院、石見食品株式会社>町をあげて「幸せな就労」を支える IPSを活用した就労の実現とその意義 クローズアップ 障害のある人とスポーツ 第5回 〜知的障害とスポーツ、聴覚障害とスポーツ〜 研究開発レポート 14年間の追跡データから見た障害者の就業状況 〜職業生活からの引退の傾向〜 2024年7月号(No.561) メダリストを訪ねて 最終回<第10回国際アビリンピックネイリスト種目銀メダリスト 山下加代さん>「不向きだった」ネイル施術、日々の積み重ねが結果に 職場ルポ <四国管財株式会社>効率的な分業、特性に応じた支援で戦力化 JEEDインフォメーション 令和6年度 就業支援実践研修のご案内/令和6年度「地方アビリンピック」開催地一覧/障害者職業総合センター職業センター 2023(令和5)年度成果物のご案内 グラビア <株式会社ワイビーエム>毎日やりがい感じる。働けることがうれしい エッセイ 【楽園画家 長沼慧】てんかんとともに 第1回 彩りのある楽園をつくっていく 編集委員が行く 【若林功】<東京障害者職業能力開発校、石川県立金沢産業技術専門校>職業能力開発校における発達障害者と精神障害者への職業訓練 クローズアップ 障害のある人とスポーツ 最終回 〜だれもがスポーツを楽しめる社会に向けて〜 研究開発レポート テレワークにおける職場適応のための支援技法の開発 2024年8月号(No.562) 私のひとこと 【京都大学大学院医学研究科 精神医学教室 客員研究員 亀井士郎さん】ありふれた、過酷な病 〜「強迫症」を発症した精神科医が伝えたいこと〜 職場ルポ <静清信用金庫>高いパソコンスキルや能力、こまやかな支援で活かす JEEDインフォメーション “事例で見る”“動画で見る『” 雇用の分野における合理的配慮事例の紹介』/JEEDメールマガジン(登録無料) 新規登録者募集中!! グラビア <株式会社小田原百貨店 Pantry 南足柄店>働くことはたいへんだけど楽しい エッセイ 【看護師 加納佳代子】てんかんとともに 第2回 てんかんてんでんこ 聞いてみなけりゃわからない 編集委員が行く 【大塚由紀子】<株式会社王将ハートフル(久御山工場)>すべての社員がやりがいや成長を感じられる会社を目ざして 省庁だより [厚生労働省 障害保健福祉部]令和6年度 障害保健福祉部予算の概要 研究開発レポート 障害者の雇用実態および障害者の従事する職務の実態 2024年9月号(No.563) この人を訪ねて <書家・随筆家/書家 金澤翔子さんの母 金澤泰子さん>一人暮らしをするダウン症の娘のこと 職場ルポ <株式会社ダイワ技術サービス>土質試験業務やCAD操作などで能力を発揮 クローズアップ マンガでわかる! わが社の障害者雇用物語 第1回 障害者雇用、何から始める? JEEDインフォメーション 国立職業リハビリテーションセンター 国立吉備高原職業リハビリテーションセンター 企業担当者向けセミナーのご案内/障害者職業訓練推進交流プラザのご案内/2024(令和6)年度就業支援課題別セミナーのご案内 グラビア 令和6年度障害者雇用支援月間における絵画・写真コンテスト入賞作品「絵画コンテスト 働くすがた〜今そして未来〜」「写真コンテスト 職場で輝く障害者〜今その瞬間〜」 エッセイ 【シンガー 水野佳】てんかんとともに 第3回 ありのままの自分で生きていく 編集委員が行く 【諏訪田克彦】<こまつな菊ちゃんハウス>「きときと」こまつな 省庁だより [文部科学省 初等中等教育局 特別支援教育課]特別支援教育における就労支援の取組み 研究開発レポート 高次脳機能障害者の就労に役立つ視聴覚教材の開発 月号 項目 【執筆者】/<取材先>タイトル 2024年10月号(No.564) 私のひとこと 【脚本家・舞台手話通訳家 米内山陽子さん】他人の大人 職場ルポ <株式会社大風印刷>一緒に働くことが、あたりまえの職場に クローズアップ マンガでわかる! わが社の障害者雇用物語 第2回 業務の切り出し・選定のコツ JEEDインフォメーション 「障害者雇用納付金制度に基づく各種助成金」の活用事例/国立職業リハビリテーションセンター 国立吉備高原職業リハビリテーションセンター 訓練生募集のお知らせ グラビア <堀長木材商店>高齢化が進む製材業の貴重な働き手 エッセイ 【映画監督 和島香太郎】てんかんとともに 第4回 眠れぬ夜はだれのせい 編集委員が行く 【松爲信雄】<清流障がい者就業・生活支援センターふなぶせ、岐阜障害者職業センター、株式会社名岐サービス>人的支援ネットワークが職場定着を支える 省庁だより [厚生労働省 職業安定局 障害者雇用対策課]ハローワークを通じた「障害者の就職件数」が過去最高を更新 ─令和5年度障害者の職業紹介状況等─ 研究開発レポート オンラインによる就労支援サービスの提供に関する調査研究 2024年11月号(No.565) 私のひとこと 【北星学園大学短期大学部教授 藤原里佐さん】障害者家族の高齢化 〜ケアの限界と家族支援〜 職場ルポ <株式会社吉川油脂>社員寮完備、生活支援を受けながら安定就労 クローズアップ マンガでわかる! わが社の障害者雇用物語 第3回 職場実習をやってみよう! JEEDインフォメーション 第44回全国アビリンピック開催のお知らせ/2024(令和6)年度1月開催 研修のご案内/「障害者雇用事例リファレンスサービス」を活用して「働く広場」の掲載記事が探せます! グラビア <社会福祉法人和幸園 特別養護老人ホーム和幸園>障害者雇用で人材不足を乗り越える エッセイ 【元力士 豊ノ島】てんかんとともに 最終回 夢を追い、そして与え続ける 編集委員が行く 【金塚たかし】<ハミューレ株式会社、ハミューレ株式会社 プロノ札幌本店、NPO法人クロスジョブ クロスジョブ札幌>成果を上げるためのチームづくり 〜障害者の法定雇用率未達成企業から5年間の軌跡〜 省庁だより [内閣府]令和6年版 障害者白書概要@ 研究開発レポート 障害者手帳のない難病患者の就労困難性と支援ニーズの実態 2024年12月号(No.566) 私のひとこと 【車いすユーザー・医療者 三井和哉さん】車いすユーザーの看護師が伝える、障害受傷から一般就労に至るまでの心境 職場ルポ <株式会社タカショー>ピッキングや梱包作業、物流を支える戦力に クローズアップ マンガでわかる! わが社の障害者雇用物語 第4回 求人募集と採用選考 JEEDインフォメーション 障害者雇用を進める事業主のみなさまへ 就労支援機器をご活用ください!/障害者雇用のためのマニュアル・好事例集などのごあんない/JEEDメールマガジン(登録無料) 新規登録者募集中!! グラビア <株式会社鳥取銀行>銀行業務を支える エッセイ 【同志社大学社会学部教授 立木茂雄】誰一人取り残さない防災とは? 第1回 事務分掌主義が招いた福祉と防災の分断 編集委員が行く 【金井渉】<株式会社かんでんエルハート>ビジネスパートナーとの連携による新規事業の創出と人材育成への取組み 省庁だより [内閣府]令和6年版 障害者白書概要A 研究開発レポート AI等の技術進展に伴う障害者の職域変化等に関する調査研究 2025年1月号(No.567) リーダーズトーク 第8回<株式会社ベネッセホールディングス 常務執行役員CHRO兼人財・総務本部長 村上久乃さん>仕事を楽しく、働きがいのある職場でBenesse=「よく生きる」実現へ 職場ルポ <アール・ビー・コントロールズ株式会社>ジョブコーチを中心に支援体制、戦力化と定着を図る クローズアップ マンガでわかる! わが社の障害者雇用物語 第5回 職場定着に向けて JEEDインフォメーション 令和7年度「障害者雇用納付金」申告および「障害者雇用調整金」等申請のお知らせ/障害者雇用納付金関係業務調査のごあんない〜障害者雇用納付金制度を支える仕組みです〜/障害者雇用の専門家が企業のみなさまを支援します〜「障害者雇用支援人材ネットワーク事業」のごあんない〜 グラビア <株式会社特殊衣料>「ともにはたらく」 〜障害者が働きやすい職場〜 エッセイ 【同志社大学社会学部教授 立木茂雄】誰一人取り残さない防災とは? 第2回 災害は不平等を拡大させるレンズ 新春特別対談 <松爲信雄編集委員×八重田淳編集委員>これからの時代の障害者雇用とは 研究開発レポート 職場適応を促進するための相談技法の開発 〜ジョブコーチ支援における活用に向けて〜 2025年2月号(No.568) 私のひとこと 【滋賀県立美術館ディレクター(館長) 保坂健二朗さん】アール・ブリュットと美術館の未来 滋賀県、パリ、サンフランシスコの事例紹介を通じて 職場ルポ <日本海冷凍魚株式会社>意思表示が苦手な従業員も安心できる職場づくり クローズアップ マンガでわかる! わが社の障害者雇用物語 最終回 障害者雇用を始めてみませんか JEEDインフォメーション 第32回(令和6年度)職業リハビリテーション研究・実践発表会オンデマンド配信/令和7年度「障害者雇用納付金」申告および「障害者雇用調整金」等申請のお知らせ/障害者雇用の月刊誌「働く広場」がいつでも無料でお読みいただけます! グラビア <大畑建設株式会社>働き続けたい職場 〜個々の特性を活かして働く〜 エッセイ 【同志社大学社会学部教授 立木茂雄】誰一人取り残さない防災とは? 第3回 レジリエンスの多元性 編集委員が行く 【菊地一文】<青森県特別支援学校技能検定・発表会>Chance! Challenge! Change! 特別支援学校技能検定の意義と効果 省庁だより [農林水産省 農村振興局 都市農村交流課]農福連携の推進について 研究開発レポート 事業主が採用後に障害を把握した発達障害者の就労継続事例等に関する調査研究 2025年3月号(No.569) 特集 グラビア 第44回 全国アビリンピック アビリンピックルポ 入賞者一覧 「アビリンピック」についてご紹介! JEEDインフォメーション 新たに開発した支援技法をご紹介します/「読者アンケート」結果発表!! エッセイ 【同志社大学社会学部教授 立木茂雄】誰一人取り残さない防災とは? 第4回 個々の脆弱性に応じた衡平性原理 特別企画 企業のみなさまにおすすめするマニュアルのご紹介〜法定雇用率の引上げや「雇用の質」の向上に向けて〜 省庁だより [厚生労働省 職業安定局 障害者雇用対策課]令和6年 障害者雇用状況の集計結果@ 【P30】 掲示板 読者の声 同僚から学んだ見える≠ニいうこと Y・F(東京都)  「歩きスマホが視覚障害者には一番危ないんですよね。私には視力がないので、相手からぶつかってきたら避けようがないんです」  イベントで登壇した視覚障害のある同僚の声に、私はドキッとしました。スマートフォンは音声の読みあげに活用でき、視覚障害者にとっても有益なツール。晴眼者にとっても便利なアイテムで、いつでもどこでもだれとでも連絡が取れる・つながれるようになりました。その一方で、周囲の安全確認を疎かにし、ぶつかっても謝らず去っていく。「歩きスマホはやめて」とアナウンスもあり、張り紙もしてあるのに一向に減らない歩きスマホ。物理的に目が見えて耳が聞こえていても、じつは見えていない・聞こえていない人のなんと多いことでしょうか。  歩きスマホで遠くの家族・友人とつながっていたとしても、本当にそれはつながっているといえるのでしょうか。あなたは一体何とつながっているのかと、私は問いたいのです。いまあなたがつながらなければいけないのは、たまたまあなたの近くを通りかかった他人であり、目の前にいる視覚障害があったりする他人の方なのではないでしょうか。目を開いて、心の目を開いて見てほしいのです。つながるとは本来、そういうことなのですから。 読者アンケートにご協力をお願いします! ※カメラで読み取ったリンク先が「https://krs.bz/jeed/m/hiroba_enquete」であることをご確認ください。 回答はこちらから→ 次号予告 ●私のひとこと  国立障害者リハビリテーションセンター研究所脳機能系障害研究部研究員の井手正和さんに、感覚過敏を知ることで、障害のある人が雇用現場で能力を発揮できる可能性についてご執筆いただきます。 ●職場ルポ  油圧コントロールバルブなどを製造している株式会社瀬戸製作所(香川県)を訪問。障害のある人が正社員として活躍している職場を取材しました。 ●グラビア  冷凍食品加工会社の株式会社カン喜(山口県)を取材。障害のある従業員が大きな戦力として働いている様子を紹介します。 ●編集委員が行く  平岡典子編集委員が、株式会社リンクライン(神奈川県)と株式会社ドコモ・プラスハーティ(東京都)を取材。障害者雇用の新たな未来への道を切り拓く、リーダーたちの取組みと声をお届けします。 公式X(旧Twitter)はこちら! 最新号発行のお知らせやコーナー紹介などをお届けします。 @JEED_hiroba メールマガジン 好評配信中! 詳しくは JEED メールマガジン 検索 編集委員 (五十音順) 株式会社FVP 代表取締役 大塚由紀子 トヨタループス株式会社 取締役 大野聡士 NPO法人大阪精神障害者就労支援ネットワーク 副理事・統括施設長 金塚たかし 弘前大学教職大学院 教授 菊地一文 武庫川女子大学 准教授 諏訪田克彦 サントリービバレッジソリューション株式会社 人事本部 副部長 平岡典子 神奈川県立保健福祉大学 名誉教授 松爲信雄 有限会社まるみ 取締役社長 三鴨岐子 筑波大学大学院 教授 八重田淳 国際医療福祉大学 准教授 若林功 あなたの原稿をお待ちしています ■声−−障害者雇用にかかわるお考えやご意見、行事やできごとなどを500字以内で編集部(企画部情報公開広報課)まで。 ●発行−−独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED) 発行人−−企画部長 鈴井秀彦 編集人−−企画部次長 綱川香代子 〒261-8558 千葉県千葉市美浜区若葉3-1-2 電話 043-213-6200(企画部情報公開広報課) ホームページ https://www.jeed.go.jp メールアドレス hiroba@jeed.go.jp ●編集委託−株式会社労働調査会 〒170-0004 東京都豊島区北大塚2-4-5 電話 03-3915-6415 FAX 03-3915-9041 3月号 令和7年2月25日発行 無断転載を禁ずる ・本誌に掲載した論文等で意見にわたる部分は、それぞれ筆者の個人的見解であることをお断りします。また、本誌では「障害」という表記を基本としていますが、執筆者・取材先の方針などから、ほかの表記とすることがあります。 【巻末】 「電子機器組立」 「歯科技工」 「縫製」 「ホームページ」 「建築CAD」 「フラワーアレンジメント」 「家具」 「機械CAD」 「オフィスアシスタント」 「表計算」 「ネイル施術」 「ワード・プロセッサ」 技能デモンストレーション「RPA」 技能デモンストレーション「ドローン操作」 「障害者ワークフェア2024」 特設ステージでは、さまざまなイベントが行われた 競技終了後、競技ごとに講評が行われた 第44回全国アビリンピック 閉会式 選手らが一堂に会し閉会式が行われた 同僚らが寄せ書きをした国旗を掲げ、表彰台に向かう選手らが一堂に会し閉会式が行われた 「電子機器組立」金賞、小西(こにし)将矢(まさや)さん(愛知県) 金賞受賞者には金メダルとあわせて、ビクトリーブーケと副賞が贈られた 客席に手を振る「パソコンデータ入力」入賞者のみなさん ガッツポーズをとる「ワード・プロセッサ」金賞の岡出(おかで)慎之介(しんのすけ)さん(東京都)(左)と手を振る銅賞の尾野(おの)多恵(たえ)さん(岩手県)(右) 互いの健闘をたたえ合う「ネイル施術」金賞の板倉(いたくら)令奈(れな)さん(沖縄県)(左)と銅賞の一木(いちき)侑子(ゆうこ)さん(東京都)(右) 金メダリストらが集合し、記念撮影。よろこびの笑顔があふれる 【裏表紙】 −アビリンピック− アビリンピック マスコットキャラクター アビリス 最新情報はこちらから! 第45回全国障害者技能競技大会 障害者ワークフェア2025 〜働く障害者を応援する仲間の集い〜 2025/10/18(土) (10/17(金)→10/19(日)) 愛知県国際展示場 (Aichi Sky Expo) (愛知県常滑市セントレア5丁目10番1号) 本大会は、第11回国際アビリンピック(2027年5月、フィンランド・ヘルシンキにて開催)派遣選手選考会を兼ねて実施します。 3月号 令和7年2月25日発行 通巻569号(毎月1回25日発行)