掲示板 読者の声 同僚から学んだ見える≠ニいうこと Y・F(東京都)  「歩きスマホが視覚障害者には一番危ないんですよね。私には視力がないので、相手からぶつかってきたら避けようがないんです」  イベントで登壇した視覚障害のある同僚の声に、私はドキッとしました。スマートフォンは音声の読みあげに活用でき、視覚障害者にとっても有益なツール。晴眼者にとっても便利なアイテムで、いつでもどこでもだれとでも連絡が取れる・つながれるようになりました。その一方で、周囲の安全確認を疎かにし、ぶつかっても謝らず去っていく。「歩きスマホはやめて」とアナウンスもあり、張り紙もしてあるのに一向に減らない歩きスマホ。物理的に目が見えて耳が聞こえていても、じつは見えていない・聞こえていない人のなんと多いことでしょうか。  歩きスマホで遠くの家族・友人とつながっていたとしても、本当にそれはつながっているといえるのでしょうか。あなたは一体何とつながっているのかと、私は問いたいのです。いまあなたがつながらなければいけないのは、たまたまあなたの近くを通りかかった他人であり、目の前にいる視覚障害があったりする他人の方なのではないでしょうか。目を開いて、心の目を開いて見てほしいのです。つながるとは本来、そういうことなのですから。 読者アンケートにご協力をお願いします! ※カメラで読み取ったリンク先が「https://krs.bz/jeed/m/hiroba_enquete」であることをご確認ください。 回答はこちらから→ 次号予告 ●私のひとこと  国立障害者リハビリテーションセンター研究所脳機能系障害研究部研究員の井手正和さんに、感覚過敏を知ることで、障害のある人が雇用現場で能力を発揮できる可能性についてご執筆いただきます。 ●職場ルポ  油圧コントロールバルブなどを製造している株式会社瀬戸製作所(香川県)を訪問。障害のある人が正社員として活躍している職場を取材しました。 ●グラビア  冷凍食品加工会社の株式会社カン喜(山口県)を取材。障害のある従業員が大きな戦力として働いている様子を紹介します。 ●編集委員が行く  平岡典子編集委員が、株式会社リンクライン(神奈川県)と株式会社ドコモ・プラスハーティ(東京都)を取材。障害者雇用の新たな未来への道を切り拓く、リーダーたちの取組みと声をお届けします。 公式X(旧Twitter)はこちら! 最新号発行のお知らせやコーナー紹介などをお届けします。 @JEED_hiroba メールマガジン 好評配信中! 詳しくは JEED メールマガジン 検索 編集委員 (五十音順) 株式会社FVP 代表取締役 大塚由紀子 トヨタループス株式会社 取締役 大野聡士 NPO法人大阪精神障害者就労支援ネットワーク 副理事・統括施設長 金塚たかし 弘前大学教職大学院 教授 菊地一文 武庫川女子大学 准教授 諏訪田克彦 サントリービバレッジソリューション株式会社 人事本部 副部長 平岡典子 神奈川県立保健福祉大学 名誉教授 松爲信雄 有限会社まるみ 取締役社長 三鴨岐子 筑波大学大学院 教授 八重田淳 国際医療福祉大学 准教授 若林功