編集委員が行く 新たな未来への道を切り拓くリーダーに聞く! 株式会社リンクライン(神奈川県)、株式会社ドコモ・プラスハーティ(東京都) サントリービバレッジソリューション株式会社 人事本部 副部長 平岡典子 取材先データ 株式会社リンクライン 〒250-0053 神奈川県小田原市穴部547-2 TEL 0465-22-4217 FAX 0465-32-2290 株式会社ドコモ・プラスハーティ 〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-16-3 アーバンネット池袋ビル 編集委員から  今回は、「新たな未来への道を切り拓くリーダー」として3名の方にお話をうかがった。  私自身は、現在17歳になるダウン症の息子を授かったことをきっかけに、障がい者雇用の道へ導かれた。この世界で出会った障がい者雇用に熱い思いを込め、前向きでへこたれない、懐が深くて、どんな人も温かく迎え入れてくれる、そんなすばらしいリーダーたちの未来に向けたチャレンジと熱い思いを多くの人に届けたい。 Keyword:発達障がい、特例子会社、DEI、人材育成、デジタル人材、製造業、ハンドメイド、働きがい、リスキリング POINT 1 障がい者雇用で社会を変える! 2 ともに働くことでプラスの変化 3 だれもが働きやすい未来へ進む 障がい者にかかわる世界観を変える!  私は、障がい者にかかわる世界観を変えたいと思っている。そう思うなかで、今回出会った3人のリーダーの思いや実現しようとする未来にワクワクした。  障がい者雇用にたずさわっている方、これから障がい者雇用に取り組もうとされている方、経営者の方、多くの方に3人のリーダーたちを紹介したい。 「だれかに任せるくらいなら俺がやる!」  コムテック株式会社(以下、「コムテック」)の特例子会社である、株式会社リンクライン(以下、「リンクライン」)代表取締役の青野(あおの)真幸(まさゆき)さんと同社取締役兼コムテック株式会社取締役CSOの神原(かんばら)薫(かおる)さんにお話をうかがった。  リンクライン創設は2010(平成22)年。いまから15年前、チャレンジの花は何度ものピンチを乗り越え、大輪を咲かせた(『働く広場』2020〈令和2〉年2月号参照)(※1)。これまでをふり返って、そして未来について語っていただいた。  15年前、親会社のコムテックは、法定雇用率未達成で会社として障がい者雇用に取り組まなければならない状況だった。当時、コムテックの人事総務部長だった神原さんに障がい者雇用の仕事が任された。そこで神原さんが起こした行動は、全国のさまざまな障がい者雇用の現場を肌で感じる全国行脚だった。「当時、隣の席でグループ経営戦略等をになっていた、まったく畑違いの青野さんを引き連れて、北は宮城県から南は沖縄県まで70カ所以上を訪問した。そこで見た世界は、実現したい世界観とは程遠いものだった。補助的な仕事や、軽作業をしている現場。それら一つひとつはとても大切な仕事であるものの、10年先、20年先まで本当に社会で必要とされる仕事なのか。出口戦略のない役務提供に、どこかピンとこなかった。もし、自分がそのような仕事をすることになったら、単純に嫌だとも思った」と神原さんはいう。「儲けなくてもいい、期待もされていない、でも法律で決まっているからやらなければならないなんて。そんな世界観をぶっ壊したいと思った」と、当時36歳で若かったと神原さんはふり返る。  そして、自分たちの目ざしたいかたちに出会ったのが、長野県の「ねば塾」だった(『働く広場』2023年7月号参照)(※2)。「ねば塾」で働く障がいのある人々はみんな目がキラキラしていた。そしてイキイキとしていた。働くってたいへんだけど楽しい。自分が認められる場所があって、生きがい、働きがいを感じているそんな姿に心を打たれたという。  そこから、2人は「会社として自立」していること、「働く意味」にこだわって、化粧品(石鹸)を事業にすると決めた。そこで実際にだれが事業を立ち上げるかとなった際に、「だれかに任せるくらいなら、俺がやる!」と神原さんは自ら旗を掲げ、全国行脚をともにした青野さんと一緒に事業に取り組んだ。 何度ものピンチを乗り越えて  「僕たちには何もなかった。障がい者に関する知識も、石鹸をつくる技術も・・・」と青野さんが当時をふり返り、「あのころはたいへんだった、でも楽しかった。石鹸まみれ、汗まみれだった。でもその時代があったからいまがあり、未来がある」とも語ってくれた。  「『この石鹸を磨いておいて』と指示をすると、一日中磨き続け、気づくと小さな小さな石鹸ができあがっていた(笑)。スタートは全員で単純な形の石鹸を月200個しかつくれなかったが、いまや何千種類ものむずかしいデザインの石鹸を月2万個も制作できるまでになった。その道のりは決して平たんなものではなく、最初は仕事がなかった。軌道に乗っても、幾度もの困難があったが、ピンチをチャンスに変えた。人との縁に恵まれ、運も味方になった」と2人はふり返ってくれた。 悩んだら原点に戻る  2人には、「自分たちが引き入れた障がい者たちがイキイキと働く会社をつくる」という信念や覚悟があったから、へこたれそうになってもあきらめず、簡単にはいかないことにも、自分たちを信じてやり続けた。  会社を立ち上げて3年間はしんどい時期が続いた。そこでいま一度原点回帰で2人は再び「ねば塾」へ行った。「そこで『いままで彼らとやってきたことを2、3年続けていたら結果がついてくるから信じてやってごらん』という塾長の言葉に背中を押された。その後も、ふん張って続けていたら、本当にOEM(他社ブランド製造委託)や自社ブランドも軌道に乗り、黒字化も実現できたんです」と神原さん。 リンクラインの強み  「機械的技術があるわけじゃないので、やっぱり人に依存しています。僕らのつくる石鹸は世界一だと思っています。フレキシブルでデザイン性豊かなものをつくれるのは絶対うちだけだと自信を持っています。でもこの先はわからなく、他社に追い越されるかもしれません。でも、僕らの強みって、その石鹸のノウハウじゃなくてだれにも負けない努力をするっていうところだと思っています。情熱があって、もっと楽しくするんだとか、もっと豊かにするんだとか。まだ働けない障がいのある人はたくさんいて、リンクラインでもっと雇用も増やせないかとか。そのために、絶対だれにも負けたくない。努力はだれにも負けない。それが多分、僕らの強みじゃないかな」と青野さんは語ってくれた。 事業開始7年後 妻にいわれた言葉  神原さんも青野さんも、設立からリンクラインの事業化にどっぷりつかっていた。神原さんは、千葉県の自宅には帰らず神奈川県小田原市にあるリンクラインに泊まり込みだった。以前は自分の子どもに、「あれやれ、これやれ」と自分の考えでいっていた。やっていなかったら、「なんでやっていない? やれっていったよね」といった接し方をしていた神原さん。しかし、7年経って、子どもへの接し方が180度変わったという。できないことがあったときに、「どうやってやろうとしてるの? いつまでに、やろうとしているの?」と子どものいうことに耳を傾け、寄り添い、成長を支援するようになった。この変化を妻からは「やさしくなった」といわれた。そして神原さんはこう思ったという。  「リンクラインの仲間たちとどっぷり触れ合うなかで、育て方とか、人としての触れ合い方っていうことを、彼らから僕らは気づかされ、日々反省し、教えてもらっているということなんだろうなってすごく思いました。本当にやさしいというのは、その人の立場に立って真剣に考え抜くこと。こっちが優位に立って手を差し伸べてあげようという姿勢だったら、意味がないんですよ、最初から正解を与えちゃってるみたいで。だけどお互いに、どうやったらできるかなっていうのを考えたりとか、お互いに受け入れて失敗を恐れずやってみたりとか、じつは、僕らも答えをもってなかったっていうのもあります。僕らも石鹸をつくったことがなかったので、みんなで試行錯誤。だから、一人ひとりの伸びしろを、可能性の芽を摘んじゃいけない。育てることを諦めるのも、できないと決めつけるのもちがう」と。 リンクラインが目ざすこと  神原さんはいう。「障がい者がつくっている石鹸だから買うということを求めていない。ただ、この石鹸が欲しかったから買い、大切な人へのプレゼントとして贈るという、その商品をつくっているのが、じつは障がい者だったと後づけで知ってもらえることを目ざしてきました。最近それを実感できることが増えてきたことがすごくうれしい。本当にうれしい」  「最近では、講演の機会をいただくことも増えています。そのなかで、講演後にわざわざ自分のところに来てくれて『私、この石鹸買っていました』、『この間、大好きなお店で友達にあげた石鹸がじつはリンクラインさんの石鹸だったって、いま知りました』という話を聞くシーンが増えているんです。やっと、つながれてきているっていうその感覚が、僕はすごくうれしくて、これこそが障がいあるなしに関係なく『普通にこれが欲しいと思ったから買う。だれかにプレゼントしたいと思うから買う』。そんな世の中にしたい。もしかしたら、身の回りにあるすべてのものが、障がいのない人がつくったとか障がいのある人がつくったとか関係なく、よいものだから使っているといった時代になれば、障がい者雇用の世界観も変わってくると思いますね。障がいのあることを普通に告白できる。働きたいと思う人が普通に働ける。そんな世界を実現したい。それは1社単独で実現できることではなく、考え方を世の中に拡げ、また新たな人と人とのつながりのなかで今度は日本全体の価値観を、社会を変えていきたい」と神原さんは熱く語ってくれた。  会社名「リンクライン」に込めた思い=「心と心をつないでいく関係」が、これからも多くの人と人をつなぎ、新たな世界を切り拓いていく。 ドコモの新たなチャレンジ  3人目は、株式会社ドコモ・プラスハーティ(以下、「ドコモ・プラスハーティ」)事業運営部グループ支援部門担当部長の岡本(おかもと)孝伸(たかのぶ)さんにお話をうかがった。  岡本さんは、2015年にドコモ・プラスハーティを立ち上げ(2016年に株式会社NTTドコモの特例子会社に認定)、重度障がい者が働ける職場をつくった(『働く広場』2020年8月号参照)(※3)。同時にグループ支援部門をつくり、ドコモグループ各社の障がい者雇用の採用から定着までのノウハウを提供するコンサルティングをになう部署も立ち上げた。立ち上げから約10年、岡本さんの次なる挑戦は「キャリアプラスプログラム」だ。 岡本さんは、「ほうっておけない人」  生活や仕事のなかで岡本さんは、おかしいと思うことをほっとけない人。それは生き方として「美しくないから」。これはもう性分なのだろうと岡本さんはいう。この国をよくしたいとか、子ども世代に何を残せるのかと考えるようにはなったが、それはあくまで後づけなのかもしれない。目の前の課題をほうっておけない。  また、こんな話もしてくれた。岡本さんは、目ざす姿が達成されたときのことをリアルに想像できるか、そして、そのとき泣けるかどうか、感激できるかどうかをいつも大切にしている。その感情が湧き出たときは、どんな困難なことでもやれると確信できる、それが岡本さん。  今回紹介する「キャリアプラスプログラム」もその一つで、ドコモ・プラスハーティ設立時から温めていた構想だ。 「キャリアプラスプログラム」という新たな挑戦  2024(令和6)年10月に株式会社NTTドコモとドコモ・プラスハーティが共同でスタートさせた新たな施策だ。ドコモ・プラスハーティで新規採用し、2年間育成して、ドコモグループ各社で登用してもらうことを目標にしたプログラムだ(24ページ図1)。  グループ各社で正社員を目ざすにあたり、今回は発達障がいのある人を中心に採用し、2年間でリスキリング(職業能力の再開発・再教育)をして3年後はおもに各社のデジタル人材として採用してもらうことを考えている。  各社の業務効率化をになうアプリケーション開発ができる人材を育成する。社員教育には、社外機関を巻き込んでいる。これが岡本さんの真骨頂なのだ。岡本さんは目ざす姿を掲げながら、いろいろな人を巻き込み、実現に向けてみんなを引き連れていく。なんだか、岡本さんと一緒に仕事をしているとよいことがありそうな気がしてくる。自分がすべてやるのではなく、どんどん人を巻き込んで任せる。それが岡本さん。  「IT系の職場は、業界の特徴としても、メンタル系の休職や退職は少なくない。そういうこともずっと気になっていた」と岡本さん。  このキャリアプラスプログラムはじつは何年も構想を温めてきたもので、実現の機会を探っていたという。親会社との対話を重ねるなかで、親会社の抱える課題にマッチしたタイミングで提案することで実現できたと岡本さんはいう。  今回「障がい者雇用をきっかけにだれもが働きやすい職場づくりをする」といった方針を出し、報道発表もした。そこには法定雇用率の話は出てこない。 障がい者雇用で社風までも変えていく  岡本さんはまず親会社と「障がい者雇用のゴール」を共有した。それはノーマライゼーションであり、実現に向けて図2のような段階を示し表現した。これからドコモグループが目ざす障がい者雇用は、戦略的なインクルージョン(包含)であり、会社組織全体で障がいのある人もない人も混じりあい、相乗効果が最大化されている状態だと定義づけた。  その実現のために、今回のキャリアプラスプログラムが有効であり、キャリアプラスプログラムで働く基礎や実践スキルを身につけた障がいのある社員が各社へ入り込んでいく。そのなかで障がいのある人への配慮により、グレーゾーンの方々も救われ、だれもが働きやすい職場へと進化していく。  10年後、確実にドコモグループの社風は変わっている。そのための種まきだと岡本さんはいう。「短期間で成果や変化が現れるものではないからこそ、粘り強く、周囲を巻き込み大きな流れにしていくことが必要です。実現したい世界まで時間はかかっても、やり続けること、絶対にやるんだと思い続けることが大事です」 障がいのある人とともに働くことで起きる変化  障がいのある人とともに働くことの意味について、岡本さんの原点を教えてもらった。その一つは、横浜市立大学の影山(かげやま)摩子弥(まこや)先生のお話だという。  先生のお話のなかで、健常者5名(戦力度1×5名)のチームに障がいのある人1名(戦力度0.5×1名)がチームに加わった。当初は、チーム成果が個の戦力度の総和で「5.5」だったものが、「6.5」へ変化したという。この変化は、おもに健常者側に起きた変化で、5名の能力発揮が2割増になった結果だったという。この健常者側に起きた変化は、障がいのある人と働くことにより、働きやすい職場ができていくこと、ともに働く社員側のエンゲージメントの高まりや働きがいにつながり、職場が変わっていくというものだった。最初「これだ」と思ったという。その後ニューロダイバーシティやいくつかの文献等に出会い、ともに働くことにより、周囲の社員や組織へプラスの変化を起こすことを目ざしたいと思うようになったという。何より障がいのある人と働くことでそのような変化をもっとも実感しているのは、ほかならない自分自身だと岡本さんはいう。 これから目ざす新たな未来  岡本さんには、ほかにも実現したいことがある。障がい者雇用を1企業での取組みに留めず、さまざまな立場の方が連携して社会を変える活動をスタートさせる。まだ公表できないが、準備を進めているようだ。  障がい者雇用への思いをつなぐこと、実際に障がいのある人がになう業務は各社それぞれではあるが、もっとも大切なことは、どんな世界を実現したいのかということ。  夢を語り合い、実現に向けて多くの方が集まり、社会を変えていく。岡本さんの目ざす夢の実現はこれからだ。 まとめ 〜何を目ざして障がい者雇用をするのか?〜  障がい者雇用は、なんのためにやるのでしょうか? 何を目ざすのでしょうか?私自身は、企業において多くの時間、人事部門にたずさわってきた。直接障がい者雇用の担当ではなかったころは、障がい者雇用は法律で定められているから、企業としてやらねばならない活動だからととらえる一方で、いろいろなむずかしさもあると感じていた。  しかし、17年前に授かった第一子の息子はダウン症として生まれてきた。そこから7年して私は立ち上がった。「障がいのある子を授かっても悲しまない社会にしたい」、「障がいがあっても生まれてきた意味を全まっとうして、笑顔で普通にみんなと一緒に生きられる、働くことのできる社会にしたい」。そのために何ができるのかを考え、行動し続けてきた。  企業における障がい者雇用は、初期の段階では障がい者の法定雇用率を満たす法律順守がスタートかもしれない。しかし、DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)の観点での取組みの一つとしてとらえる企業も増えてきた。障がい者雇用で何を目ざすのか。実現したい世界はどのような世界なのか。会社ごとの理念、風土、文化に合わせた取組みとし、根づかせていくことが重要だと私は考える。  経営者は目ざす姿を掲げ、この障がい者雇用をだれに任せるのかが非常に重要だ。粘り強く、あきらめず、熱意を持って周囲を巻き込み、やり続けることのできるリーダーがつくった障がい者雇用の世界は、社員の意識を変え、風土、文化を変え、社会へ大きな変化をもたらすこともできる。片手間の仕事ではなく、覚悟を決めて重要な経営課題の一つとしてとらえる必要がある。障がい者雇用は、会社の未来への投資であり、成長戦略の一つなのだ。種を植え、つぼみとなり、大輪の花が咲くまでは時間がかかるかもしれないが、その先には企業を支える軸となる、それが障がい者雇用だ。  今回3人のリーダーにお会いしてパワーをいただいた。信じる道を突き進む覚悟と勇気をいただいた。私が所属するサントリーには、創業者の「やってみなはれ精神」が受け継がれている。自ら目標の旗を掲げ、失敗を恐れず、あきらめずやりきる。こうしたチャレンジを続けていると、その思いに共感してくれる人、応援してくれる人、一緒に歩んでくれる仲間ができる。さあ、読者のみなさまも目ざす姿を掲げ、新たな一歩をふみ出しましょう。 ※1 https://www.ref.jeed.go.jp/2020/m213q8000000ugzqatt/2020506.pdf ※2 https://www.jeed.go.jp/disability/data/works/book/hiroba_202307/index.html#page=23 ※3 https://www.ref.jeed.go.jp/2020/m213q8000000v61k-att/2020513.pdf 図1 キャリアプラスプログラムにおける育成スケジュール 2024年10月 2025年度 2026年度 2027年度 2028年度 2029年度〜 キャリアプラスプログラム 1期生 1年め 1期生 2年め ドコモグループの職場への配置 ※ 2期生 1年め 2期生 2年め ドコモグループの職場への配置 ※ 3期生 1年め 3期生 2年め ドコモグループの職場への配置 ※ ※ドコモグループ内にて障がいの特性やスキルに応じて配置先を調整 出典:株式会社NTTドコモ報道発表資料(2024年5月14日) 図2 障がい者雇用のゴールをどこに設定するか ゴールは? >>>>ノーマライゼーション セグリゲーション(分離) 義務的 特例子会社や農園等代行 インテグレーション(統合) 過渡期 特例子会社や一般雇用部門の一部で集約的に雇用 インクルージョン(包含) 戦略的 全体で達成されており、相乗効果が最大化されている ●=健常者、●=障がい者 資料提供:株式会社ドコモ・プラスハーティ 写真のキャプション 平岡(ひらおか)典子(みちこ) 株式会社リンクライン代表取締役 青野真幸さん 株式会社リンクライン取締役とコムテック株式会社取締役CSOを兼務する神原薫さん 株式会社リンクライン リンクラインのオリジナルブランド「li'ili'i(リィリィ)」の石鹸は、全国の雑貨ショップ、セレクトショップなどで販売され、好評を博している オリジナル商品の一つ、「寿司石鹸」の製造過程。シャリを模した石鹸を型から取り出す 同様に型から取り出したマグロの赤身をシャリに乗せる。リンクラインの石鹸は一つひとつていねいにハンドメイドでつくられる 株式会社ドコモ・プラスハーティ キャリアプラスセンター 株式会社ドコモ・プラスハーティ事業運営部グループ支援部門担当部長の岡本孝伸さん キャリアプラスセンターのオフィスは、業務に合わせたレイアウト変更が、容易に行える造りとなっている ★本誌では通常「障害」と表記しますが、平岡委員の意向により「障がい」としています