心のアート 富山空港 島 雄介 (特定非営利活動法人障害者アート支援工房COCOPELLI) 画材:色鉛筆、マーカー、画用紙/サイズ:106cm×77cm  プラレール遊びが好きだった子ども時代から、乗り物や町の風景に強い関心がありました。 絵を描いて楽しむようになってからは、家族と出かけるなどして、実際に訪れた場所、見た風景を思い出しながら描くことがあたり前になっていきました。独特の視点から構成し直された記憶の風景は、遠近法から解放され、いくつかの視点で見た景色が組み合わされたりしています。ときには、観に行った映画館のスクリーンも風景として描くなど、絵日記のようです。それらは、優しくていねいに重ねられた色鉛筆の色で、ほのぼのとした空気を漂わせています。現在は企業で働きながらスケッチブックなどに毎日少しずつ描き、2週間にスケッチブック1冊、A1サイズ1枚のペースで描き続けています。 (文:特定非営利活動法人障害者アート支援工房COCOPELLI(ココペリ) 米田(よねだ)昌功(まさのり)) 島雄介(しま・ゆうすけ) 1991(平成3)年生まれ。 2010年 「この素晴らしき世界 丸木スマとアール・ブリュット」西田美術館 2012年 個展「でじゃぶ」北日本新聞ギャラリー 2018年 個展「らんどすけいぷ」射水市大島絵本館 2021(令和3)年 「beのコトと人とこの美」南砺市立福光美術館 2023年「NOMAMA to GAMAMA〜氷見のアール・ブリュット展〜」氷見市芸術文化館 2025年 「真柄ふれ愛アール・ブリュット展 アートでつむぐ復興の街道」新潟市民芸術文化会館