エルダー活躍先進事例集 平成27年度版
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BFACDEGHIJKLMNOPQRSTP医療,福祉高齢者が働きやすい職場づくりのためにこれまで行ってきた改善や工夫改善区分課 題検討状況・改善内容① 制度面設立当初は定年60歳だったが、優秀な人材が定年退職するのは会社にとって大きな損失となると考えていた。優秀な人材確保のため、定年を65歳さらに定年70歳へと定年年齢を引上げた。高齢者は健康・体力面において、個人差が大きいので、日頃からの面談は欠かせない。② 能力開発介護業界は技術の進歩が激しく、かつ安心・安全な対応が求められるため、社員全体のスキルアップが必要となる。• 月1回の年間研修の実施 • 高齢者と若年者のペア就労等、毎日工夫した勤務体制 • 外部講師を招聘した講習会の開催• 講習会・セミナーの積極的な参加の奨励 ③ 環境改善介護実務者に多い腰痛や怪我が発生していた。• 自彊術(じきょうじゅつ)体操の取り入れ。日本最古の健康体操と言われる自彊術は特別な器具を使わず、ストレッチを主体とした体操であり、身体の働きを整え、病気に強い体質を作るとされている。この自彊術を使った体操は多くの従業員に受け入れられ、特に高齢従業員の病気や怪我が減少した。現在、腰痛を訴える従業員はいない。(月3回、1回90分)• 10時・15時(着席)のお茶によるコミュニケーションをとることで、心身のゆとりも大切にしている。④ 健康管理・安全衛生⑤ 新職場、職務の創出介護を必要とする高齢者の受け入れ施設が少なく、働ける高齢者の就業場所も少ない。訪問介護からデイサービス、居宅介護施設、グループホームへと事業を拡大することで、介護を必要とする高齢者を受け入れ、働ける高齢者を積極的に採用した。⑥ 未解決の課題、うまくいかなかったこと高齢従業員の賃金について高齢者に限らず、介護施設の賃金体系が社会問題にもなっており、安心して就業できる介護報酬を期待しているところです。27-7
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