エルダー活躍先進事例集 平成27年度版
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BFACDEGHIJKLMNOPQRSTH運輸業,郵便業高齢者が働きやすい職場づくりのためにこれまで行ってきた改善や工夫改善区分課  題検討状況・改善内容① 環境改善(1) 倉庫内作業のため広いスペースでの移動をともなう作業が多く、高齢者にとって体力的に負担となっていた。(2) 取扱いアイテム数も多種のため色間違い、サイズ間違い、配送先間違いなど、作業者の精神的負担が大きくなるという問題を抱えていた。(1) テレスコビームやチェーンフィーダを設置することにより、移動距離、回数を減らし、体力的な負担の軽減を図った。(2) 5S活動の実施①製品ビニール袋の3定(3定とは、定位置、定品、定量のこと)により、高齢者でも作業しやすく、ミスが減り、効率的になった。②踏み台の改善背の高さにあわせて踏み台を4パターン準備。② 健康管理・安全衛生、 その他働きやすい職場内の人間関係は、いつまでも働き続けることに重要な要素であり、また定年後は一区切りついたとの安堵感や身体能力の低下から、経営方針や経済環境の変化に無関心となりがちであり、生涯現役に向けてモチベーションアップの方策が求められていた。(1) 健康管理①成人病予防:体組成計を導入し、体脂肪など毎月一回計測。②朝礼時:体操を実施。なお、体操にはアニメで評判の体操を取入れている。(2) 福利厚生家族同伴による新年会、夏休み子供見学会、入学祝など大家族主義の一環として家族を交えたイベントを実施。(3) モチベーション向上①他の人のいいところに目を向け感謝の心を表すため、サンクスカードの交換を行い、半年に一度、表彰。②全体朝礼では高齢者も司会。その後、リーダーが「経営方針書」から選んだ言葉を皆で唱和。続いて課長がコメントや当日の仕事の段取り・注意点を述べ最後にハッピー体操を実施。(1)~(3)の実施により、職員間のコミュニケーションの充実、モチベーションのアップにつながった。27-63

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