エルダー活躍先進事例集 平成27年度版
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BFACDEGHIJKLMNOPQRSTM宿泊業,飲食サービス業高齢者が働きやすい職場づくりのためにこれまで行ってきた改善や工夫改善区分課  題検討状況・改善内容① 制度面休職していた職員が復帰する際や本人の体力等の問題でフルタイム勤務することが困難な職員が発生した。状況に応じて柔軟な労働時間を設定して、最終的に所定労働時間まで就労できるよう配慮する。場合によっては、定期的な通院日の設定や症状悪化に対応する時間設定も検討をすることとしている。② 環境改善座敷での配膳について、食事の上げ下ろしの回数が多く、腰等への負担が大きく、高齢者にとって困難な作業となっていた。テーブルと同程度の高さのお膳を導入した結果、かがむ動作がなくなったため、作業従業員への身体的負担が大幅に軽減された。副次効果として、お客様からも椅子に座って食事をすることができ好評であった。事業所の立地環境として公共交通機関を利用した通勤が現実的ではなく、高齢者で自動車運転ができないものがあった。通勤用自動車を配置することにより、自家用車を持たない高齢従業員の通勤が可能となり、雇用の継続が図られた。③ 健康管理・安全衛生経験年数等によって発言権が影響を受ける等、風通しがあまりよくなかった。定期的な職員会議の場を設定し、各セクションからの代表者を通じて現場の意見を言いたいことが言える雰囲気を作ることにより、日々発生する些細なストレスを溜め込むことが少なくなり、人間関係の円滑化、各現場間の連携が図られ、全体としても業務遂行の効率化につながっている。27-67

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