エルダー活躍先進事例集 平成27年度版
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BFACDEGHIJKLMNOPQRSTE製造業高齢者が働きやすい職場づくりのためにこれまで行ってきた改善や工夫改善区分課 題検討状況・改善内容① 制度面定年後の再雇用は規定になく、本人からの希望と会社側の希望のみで延長を行っていた。再雇用年齢を原則70歳までとし、定年を迎える3年前からの“対話制度”により、定年後のライフプランや継続雇用の意思確認、再雇用後の期待する役割や将来の仕事内容を整合していくことで、継続雇用者の確保と戦力化につながった。② 能力開発現場でOJTを中心に行っていたが、仕事と教育との切り分けができず技能の伝承や知識教育がやりづらかった。専用のテクニカルトレーニングルームを作り、そこに知識や技術・技能の習得、伝承に必要なツールを整備して作業とは区別して教育訓練できるようにした。③ 環境改善作業のやり方を示した作業手順書はA4サイズで作成されていたので文字が細かく見にくくミスが発生していた。紙ベースの手順書をタブレットによる電子化に置き換え、文字を大きくしたり、作業手順書を確認しやすくすることで、疲労の軽減や作業ミスの防止につながる取組みをはじめた。④ 健康管理・安全衛生高齢従業員の健康管理が不十分(現状では1年に1回の定期検診)。産業医との連携を通じ、高齢者の健康に配慮した検診項目を検討します。また、今後は就業意識向上研修なども導入し、高齢者の継続雇用を促進します。⑤ 未解決の課題、うまくいかなかったこと勤務時間が統一できなく仕事の配分が現状も課題です。高齢者の多様な勤務体系に相応しい業務内容や管理方法を探究するとともに、現場監督者のマネジメント能力の向上に取組みます。27-75
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