エルダー活躍先進事例集 平成27年度版
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BFACDEGHIJKLMNOPQRSTD建設業高齢者が働きやすい職場づくりのためにこれまで行ってきた改善や工夫改善区分課 題検討状況・改善内容① 制度面建設業界は人手不足で技術・経験・知識のある良き人材を確保することが不可欠となっている。再雇用後、個々の技術、各資格保持者の明確な評価基準の設定が必要である。定年を62歳から65歳へ延長し、希望者全員を70歳まで再雇用することとし、その後は制度はないが運用で本人の意思と健康と能力がある限り年齢の上限なく継続雇用している。評価基準は、現在、就業規則の見直しもかねて顧問社労士と相談中。② 能力開発技術及び有資格者の確保のため従業員教育に力を入れ、各資格取得に際してより一層支援を行う必要がある。研修支援制度があり、技術・知識・経験がある高齢者が指導者として社内研修を行っている。技能講習等の資格取得について会社が全額負担し、再雇用後も国家資格を取得すると資格手当を支給している。③ 環境改善設計、積算等の事務作業もあるため、社内を明るくし職場環境を整える必要がある。社内の照明をすべてLEDに交換して職場環境を明るくするとともに、さらに、安全への配慮から事務所の階段の改修工事をした。④ 健康管理・安全衛生、 その他現場勤務は、建設現場で高齢者には体力健康維持が難しい。本人の体力面、健康面を重視し短日、短時間勤務も取り入れている。また本人の希望で現場勤務から内勤への配置転換も考慮している。現場勤務であっても会議や交流会等で内勤者との意見交換ができコミュニケーションをとっている。27-87
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