エルダー活躍先進事例集 平成27年度版
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BFACDEGHIJKLMNOPQRSTL学術研究,専門・技術サービス業高齢者が働きやすい職場づくりのためにこれまで行ってきた改善や工夫改善区分課 題検討状況・改善内容① 制度面60歳定年だったが、高齢者から65歳以降でもまだまだ元気で働ける意見も多くあり、定年延長を検討した。実際に働いている姿を見て、会社に貢献できると判断し、65歳定年に制度改定した。② 能力開発平成25年度から若手社員を採用できるまでになったため、これを機会に次世代に技術継承する方法を工夫する必要があった。① 月に数度学習会を設けている。② 作業現場へ、高齢者と若手社員が同行(ペアを組み)、高齢者が実地で指導や助言を与えている。③ 全社員に社外のセミナー等に積極的に参加するよう促している。③ 環境改善事務所は駅から距離があり、通勤に不便の場所にあって、職場のスペースが狭く作業現場は照明も十分とは言えず、高齢者にとっては働きやすい環境ではなかった。香芝市五位堂駅近くに事務所を移転し、職場スペースを広く確保した。空調の配慮や照明を明るくすることで、PC、CAD等を使用する高齢者の目に優しい、疲労感も少なく、身体的にも精神的にも負担の軽減に結びつく作業環境にすることができた。④ 健康管理・安全衛生原則フルタイム勤務としていたが、高齢による体力の低下や地域活動に参加したい等の理由からフルタイム勤務のみではない勤務形態の要望があった。事前に本人の申出により、希望する短時間勤務や曜日を選択できるよう柔軟に対応するようにした。高齢者が働く機会が増え、働く意欲も向上している。⑤ 未解決の課題、うまくいかなかったこと高齢者の経験に頼っていた部分の定型化 マニュアル化を検討したい。27-91
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