エルダー活躍先進事例集2016年版
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医療,福祉BFACDEGHIJKLMNOPQSTR改善等写真頻繁に行われる洗濯作業は手作業により行われており、洗剤、柔軟剤、消毒液の投入やその確認は高齢職員には大きな負担となっていた。そのため、洗剤等の自動投入装置を導入した。また、作業確認の「見える化」を行なった。入浴介助時の負担により、腰痛を生じる事例があり、最新型の入浴設備を導入した。過度な負担が介助者にかかることなく、入浴介助が可能となり、腰痛予防に効果があった。2016年版 エルダー活躍先進事例集28-64企業の声高齢者雇用のメリット・他社へのアドバイス 福祉・介護サービス事業は、恒常的な人材不足の状態にあり、当法人もその例外ではありません。職員の高齢化が進行する中で、いかにして優秀な人材を確保し、サービスの質の向上を図っていくのかが、施設運営のための優先的な課題です。 職員が長期間に亘り、勤務を継続してもらうことがサービスの質の向上に繋がっていきます。 このため、職種や世代間の相互連携や職員個々が抱える課題の解決を図ることが重要なテーマと考え、相互のコミュニケーションを深めて、身近な課題を明らかにし、解決していくことが大切だと思います。 また、勤務シフトについてはライフスタイルに合った形態を設け、年齢、体力、能力にあった部署での勤務など、きめ細かな対応を行うことが、結果として年齢にかかわりなく働くことができる職場づくりとなってきます。生田 邦夫さん理事長常岡 敬子さん施設長

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