ニュース ファイル NEWS FILE 行政・関係団体 厚生労働省 令和7年度「過労死等の労災補償状況」を公表  厚生労働省は、過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患、仕事による強いストレスなどが原因で発病した精神障害の労災補償状況についてまとめた、2025(令和7)年度「過労死等の労災補償状況」を公表した。  それによると、脳・心臓疾患の労災請求件数は1254件で、前年度と比べ224件増加した。また、支給決定件数は217件(当該年度中に「業務災害」または「複数業務要因災害」と認定した件数で、当該年度以前に請求があったものを含む。以下同じ)で、前年度と比べ24件減少している。請求件数は4年連続の増加、支給決定件数は4年ぶりに減少した。年齢別にみると、請求件数は「50〜59歳」508件、「60歳以上」452件、「40〜49歳」220件の順で多く、支給決定件数は「50〜59歳」79件、「60歳以上」63件、「40〜49歳」58件の順に多くなっている。  次に、精神障害の労災請求件数をみると4958件で、前年度と比べ1178件増加した。また、支給決定件数は1082件で、前年度と比べ26件増加している。請求件数は5年連続の増加、支給決定件数は7年連続の増加となった。なお、精神障害にかかわる労災請求事案の場合、精神障害の結果、自殺(未遂を含む)に至った事案があるが、2025年度は4958件中215件(うち支給決定件数76件。この76件のうち60歳以上は10件)となっている。 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74476.html 厚生労働省 「令和7(2025)年簡易生命表の概況」を公表  厚生労働省は、「令和7(2025)年簡易生命表の概況」を公表した。この概況は、2025(令和7)年1年間の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、各年齢の者が1年以内に死亡する確率や、平均してあと何年生きられるかという期待値などを、死亡率や平均余命などの指標によって表したもの。0歳の平均余命である「平均寿命」は、すべての年齢の死亡状況を集約したもので、保健福祉水準を総合的に示す指標となっている。  平均寿命は男が81.35年、女が87.33年で、前年と比べて男は0.25年、女は0.20年上回っている。前年との差を死因別にみると、男女ともに悪性新生物(腫瘍)、心疾患(高血圧性を除く)、新型コロナウイルス感染症などの死亡率の変化が平均寿命を延ばす方向に働いている一方で、肺炎、老衰などの死亡率の変化が平均寿命を縮めている。  男女それぞれ10万人の出生に対して65歳の生存数は、男8万9892人、女9万4533人となっている。これは65歳まで生存する者の割合が男は89.9%、女は94.5%であることを示している。同様に、75歳まで生存する者の割合は男76.0%、女88.1%、90歳まで生存する者の割合は男26.7%、女50.8%となっている。  生命表上で、出生者のうちちょうど半数が生存 すると期待される「寿命中位数」は、男84.13年、女90.17年となっており、男は2.78年、女は2.84年平均寿命を上回っている。 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life25/index.html イベント 産業雇用安定センター 出向による人材育成と企業の成長をテーマにオンラインフォーラムを開催  公益財団法人産業雇用安定センター(愛称:ジョブ産雇)は、来る2026(令和8)年10月30日、第2回ジョブ産雇フォーラム(オンラインフォーラム)を開催する。テーマは「人材育成のための出向〜越境学習による人と組織の成長戦略」。  近年、人手不足やAIの急速な進展により産業・社会の構造が大きく変化しているなかで、企業の人的資本経営、とりわけ人材育成のあり方がいっそう重要になっている。今回のフォーラムでは、人材育成型の「出向」に焦点をあて、企業の枠を越えることで得られる新しい価値観やスキルアップ(越境学習)が出向を実施する企業・受け入れる企業双方にもたらす影響について、学術的知見や具体的な事例を交えて考える。 ◆日程:2026年10月30日(金) 13時30分〜15時45分 (Zoomウェビナーによるライブ配信) ◆【基調講演】石山(いしやま)恒貴(のぶたか)氏(法政大学大学院地域創造インスティテュート/政策創造研究科教授) 【事例発表・パネルディスカッション】  モデレーター:阿部(あべ)正浩(まさひろ)氏(中央大学教授)  パネリスト:株式会社ANAエアサービス佐賀、株式会社ふじもと美誠堂、株式会社常磐植物化学研究所、石山恒貴氏(前記)、岡村(おかむら)格太郎(かくたろう)氏(ジョブ産雇常務理事) https://www.sangyokoyo.or.jp/topics/jobsankoforum2026.html