エルダー2019年4月号
54/68

2019.452厚生労働省 政策統括官付参事官付世帯統計室第13回中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)の概況 厚生労働省は、2005(平成17)年度から、団塊の世代を含む、全国の中高年者世代の男女を追跡して、その健康・就業・社会活動について、意識面・事実面の変化の過程を継続的に調査しています。このほど、第13回(2017年)の結果がまとまりましたので、「就業の状況」を中心にその結果を紹介します。 この第13回調査の対象者の年齢は62〜71歳(2005年10月末現在で50〜59歳の全国の男女)、調査の期日は2017年11月1日、調査対象は2万2253人、回収数は2万1168人、回収率は95・1%でした。(編集部)1.就業の状況(図表1)また、性、第1回の就業状況別に第13回の就業状況をみると、男の「(第1回)正規の職員・従業員」では「仕事をしていない」の42・6%が最も多く、次いで「労働者派遣事業所の派遣社員、契約社員・嘱託」の17・5%、「パート・アルバイト」の16・8%、「正規の職員・従業員」の11・4%となっている。女の「(第1回)パート・アルバイト」では「仕事をしていない」の51・5%が最も多く、次いで「パート・アルバイト」の39・9%となっており、「(第1回)正規の職員・従業員」では、「仕事をしていない」の51・6%が最も多く、次いで「パート・アルバイト」の22・6%、「正規の職員・従業員」11・2%となっている。(図表2)(1) 就業状況の変化この12年間で、「正規の職員・従業員」の割合は減少、「自営業主、家族従業者」、「パート・アルバイト」の割合はほぼ横ばい第1回調査から第13回調査までの12年間の就業状況の変化をみると、「正規の職員・従業員」は、第1回38・3%から第13回5・4%と減少している。一方、「自営業主、家族従業者」は、第1回15・6%から第13回13・8%、「パート・アルバイト」は、第1回16・6%から第13回17・4%とほぼ横ばいの状況である。

元のページ  ../index.html#54

このブックを見る