エルダー2019年7月号
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脳力アップトレーニング!働くための2019.764目標10分第26回《ルール》●縦9列、横9列のどの列にも1~9の数字が1つずつ入る。● 白色とピンク色で分かれている3×3の9マスのどのブロック内にも1~9の数字が1つずつ入る。ナンバープレース例題&問題 今回はナンプレ(ナンバープレース)です。脳のワーキングメモリを鍛えるには最適といってもいい問題です。初めての人は例題で解き方を理解し、チャレンジしてください。数字とワーキングメモリの関係性9列9段のマス目を埋めていく「ナンバープレース(ナンプレ、数独などともいいます)」など、数字を使った脳トレ問題は、脳のワーキングメモリを鍛えるのにぴったりです。今回の問題では、例えば縦に注目し、使っていない数字を頭や紙にメモし、当てはまりうる数字を決めていきます。このとき、脳のワーキングメモリが盛んに使われます。ワーキングメモリは年齢とともに低下しやすいのですが、トレーニングすれば伸びることも知られていますから、しっかりと鍛えましょう。また、計算問題を処理する能力は50歳ころがピークですが、その後もトレーニングによって能力の低下を抑えることができます。数字を使いこなす能力は、買い物をするときや家計のやりくりなど、日常生活でも必要とされます。数字が苦手な人もいるかもしれませんが、コツをつかめば、楽しいものですので、あきらめずに挑戦してみてください。篠原菊紀(しのはら・きくのり)1960(昭和35)年、長野県生まれ。公立諏訪東京理科大学医療介護健康工学部門長。健康教育、脳科学が専門。脳計測器多チャンネルNIRSを使って、脳活動を調べている。『中高年のための脳トレーニング』(NHK出版)など著書多数。【本題の答え】46921248535178899827613748951489784563192162498573593172486428357961319826745675941328257614839936785214841239657961773586851693492219659885674963517428142689753758423169384972516629158347571346892217894635496735281835261974【例題】【本題】【例題の答え】

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