エルダー2019年12月号
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労務資料エルダー53第2節 高齢期の暮らしの動向1 就業・所得(1)〜(5)略(6)労働力人口に占める65歳以上の者の比率は上昇2018年の労働力人口は、6830万人であった。労働力人口のうち65〜69歳の者は450万人、70歳以上の者は425万人であり、労働力人口総数に占める65歳以上の者の割合は12・8%と上昇し続けている(図表3)。また、2018年の労働力人口比率(人口に占める労働力人口の割合)を見ると、65〜69歳では47・6%、70〜74歳では30・6%となっており、いずれも2005年以降、上昇傾向である。75歳以上は9・8%であり、おおむね8〜9%で推移している。雇用情勢を見ると、2008年から2010年は経済情勢の急速な悪化を受けて60〜64歳の完全失業率は上昇していたが、2010年をピークに低下し、2018年の60〜64歳の完全失業率は2・6%と、15歳以上の全年齢計(2・4%)とほぼ同水準となっている。(7)就業状況ア 年齢階級別の就業率の推移年齢階級別に就業率の推移を見てみると、60〜64歳、65〜69歳、70〜74歳では、10年前の2008年の就業率と比較して、2018資料:総務省「労働力調査」(注1)「労働力人口」とは、15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせたものをいう。(注2)平成23年は岩手県、宮城県及び福島県において調査実施が一時困難となったため、補完的に推計した値を用いている。図表3 労働力人口の推移02,0004,0006,0008,00010,00012,00002468101214昭和55(1980)60(1985)平成2(1990)7(1995)12(2000)17(2005)18(2006)19(2007)20(2008)21(2009)22(2010)23(2011)24(2012)25(2013)26(2014)27(2015)28(2016)29(2017)30(2018)(年)4.95.05.66.77.37.67.88.28.58.78.88.99.39.910.611.311.812.212.815~24歳25~34歳35~44歳45~54歳55~59歳60~64歳65~69歳70歳以上65歳以上割合(右目盛り)6997338348867616356226075895655445255145185185165395455831,4381,2611,2251,3271,5081,5031,4801,4291,3941,3641,3291,2911,2611,2391,2141,1911,1801,1671,1601,3931,5971,6141,3781,2961,3771,4131,4561,4911,5231,5421,5691,5771,5821,5761,5581,5271,4971,4691,2081,2971,4181,6161,6171,3921,3611,3471,3331,3321,3431,3331,3461,3801,4061,4391,4821,5261,5673854885605936667768208127697226866556296206206176196286362482883724214264654474865335656056376276025755565415365391651631992532652572682872983133122963103453774134504544501141371611922292472532622682662732882993073223343363674255,6505,9636,3846,6666,7666,6516,6646,6846,6746,6506,6326,5966,5656,5936,6096,6256,6736,7206,830労働力人口(万人)労働力人口に占める65歳以上の割合(%)

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