エルダー2020年3月号
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エルダー35地域の〝健康サポート薬局〞を目ざして株式会社薬正堂は、1984(昭和59)年に個人薬局として創業して以来、「創造と奉仕」の経営理念のもと、地域社会・地域医療に貢献できる〝かかりつけ薬局〞を目ざして邁まい進しんし、2019年に35周年を迎えました。現在では、地域の人々の健康を支える〝健康サポート薬局〞を目ざして、沖縄県内に39店舗の「すこやか薬局」を展開しています。加えて、2005年から介護保険事業にも取り組んでいます。また、リラクゼーションサロン事業、保育事業も立ち上げて、役割の幅を拡げながら、地域の人々の心と体の健康を守る事業活動をすすめています。すこやか薬局では常に、「相手の視点にたった薬局づくり」を追求し、専門性の高いサービス提供だけでなく、車から降りずに窓口で説明を受けて薬を受け取ることができる「ドライブスルー薬局」や、薬を受け取る待ち時間が短縮される「処方せん送信アプリ」、薬局内で親切に対応する「フロアコンシェルジュ」などを導入して、顧客満足度を上げるサービス提供にも果敢に取り組んでいます。一人ひとりに合わせた働き方を考える薬正堂の社員数は、451人(うち、正社員数は272人)。このうち、薬局スタッフが283人(うち、薬剤師が82人)と最も多くを占めています。また、社員の約8割が女性で、女性が就業を継続し活躍できる雇用環境の整備として、充実した社内キャリア研修制度や柔軟な働き方への対応を実現しています。沖縄県内に39店舗を展開している「すこやか薬局」[青山プランナーから]「プランナー活動では、企業に対して70歳雇用導入のヒントになる情報提供を心がけています。訪問時には、事業所の現状を聞き、取組みのよい点を見つけて評価するとともに、高齢者雇用のメリットや問題になると思われる点などを確認し、課題解決の取組みについてマニュアルや事例集で紹介します。企業には制度導入を助言し、社員を対象としたライフプランのための意識向上研修をおすすめしています」高齢者雇用の相談・助言活動を行っています◆沖縄支部の都倉課長は、青山プランナーについて次のように話します。「相談活動では、各事業所の高齢者継続雇用にかかわる課題を即座にとらえ、豊富な経験に基づき、ていねいかつ適切な助言を行っており、事業所からの信頼も厚いプランナーです。また、あらゆることに前向きで積極的に対応する姿から、沖縄県のプランナー・アドバイザーのまとめ役となっています。沖縄県の社会保険労務士で知らない人はいないというほど、県内において頼りにされている存在です。研修の講師としての評価も高く、当支部にとってなくてはならないプランナーの一人です」◆沖縄支部高齢・障害者業務課は、4人の65歳超雇用推進プランナーと2人の高年齢者雇用アドバイザーの体制で、沖縄県内(離島含む)の事業所約1700社を対象として、高齢者雇用に関する相談・助言を行っています。2018年度は377件の相談・助言を実施しました。◆沖縄支部は、県庁所在地の那覇市おもろまちに、ハローワーク那覇、沖縄障害者職業センターとともに「沖縄職業総合庁舎」内にあります。◆相談・助言を無料で行います。お気軽にお問い合わせください。●沖縄支部高齢・障害者業務課住所:沖縄県那覇市おもろまち1-3-25電話:098(941)3301青山喜佐子プランナー (71歳)アドバイザー・プランナー歴:14年目

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