エルダー2020年4月号
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2020.448厚生労働省 政策統括官付参事官付世帯統計室第14回中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)の概況 厚生労働省は、2005(平成17)年度から、団塊の世代を含む、全国の中高年者世代の男女を追跡して、その健康・就業・社会活動について、意識面・事実面の変化の過程を継続的に調査しています。このほど、第14回(2018年)の結果がまとまりましたので、「就業の状況」を中心にその結果を紹介します。 この第14回調査の対象者の年齢は63〜72歳(2005年10月末現在で50〜59歳の全国の男女)、調査の期日は2018年11月7日、調査対象は2万1587人、回収数は2万677人、回収率は95・8%でした。(編集部)就業の状況いて、性別に第14回の就業状況をみると、男の「(第1回)正規の職員・従業員」では「仕事をしていない」の45・7%が最も高く、次いで「パート・アルバイト」の17・1%、「労働者派遣事業所の派遣社員、契約社員・嘱託」の16・0%となっている。女の「(第1回)パート・アルバイト」では「仕事をしていない」の54・0%が最も高く、次いで「パート・アルバイト」の37・8%となっている(図表2)。(2)65歳以上の就業状況第1回調査時に「65歳以降仕事をしたい」と答えた者で、第14回で「仕事をしている」のは、男の「65~69歳」で6割以上、「70~72歳」で5割以上、女の「65~69歳」で5割以上、「70~72歳」で4割以上となっており、(1)就業状況の変化この13年間で、「正規の職員・従業員」の割合は減少、「パート・アルバイト」の割合はほぼ横ばい2005年度の第1回調査から13年間の就業状況の変化をみると、「正規の職員・従業員」は、第1回38・4%から第14回4・5%と減少している。一方、「パート・アルバイト」は、第1回16・7%から第14回17・3%と、ほぼ横ばいの状況である(図表1)。また、第1回で「仕事をしている」者につ

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