エルダー2020年4月号
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労務資料エルダー51男では「自営業主、家族従業者」が、女では「パート・アルバイト」が最も高い65歳以上の者のうち、第1回調査時(52~59歳)に「65歳以降仕事をしたい」と答えた者について、性、年齢階級別に第14回で「仕事をしている」者の割合をみると、男の「65~69歳」で66・2%、「70~72歳」で54・5%、女の「65~69歳」で54・1%、「70~72歳」で44・8%となっており、いずれも女より男の方が高くなっている(図表3)。また、第1回調査時に「65歳以降仕事をしたい」と答えた者で、第14回で「仕事をしている」者を、就業状況別にみると、「65~69歳」「70~72歳」とも、男は「自営業主、家族従業者」が、女は「パート・アルバイト」が最も高くなっている(図表4)。余暇・社会参加活動の状況(1)活動状況の変化とこころの状態この13年間、「趣味・教養」「スポーツ・健康」または「地域行事」の活動を続けている者は、「第1回から活動していない」者と比べて、過去1カ月間に「神経過敏に感じた」ことなどが「まったくない」と答えた割合が高い第1回調査から13年間の余暇・社会参加活動状況の変化をみると、「第1回から活動している」のは、「趣味・教養」が22・1%と最も高く、次いで「スポーツ・健康」15・8%、「地域行事」6・8%となっている(図表5)。これら余暇・社会参加活動の六つのうち、活動の多い「趣味・教養」「スポーツ・健康」「地域行事」について、第14回のこころの状態(平成30年10月の1カ月間)別に、第1回からの活動状況の変化をみると、いずれのこころの状態でも「第1回から活動している」者の方が「第1回から活動していない」者より、「まったくない」と答えた割合が高くなっている。(2)活動の有無と情報通信機器の使用状況第14回調査で、携帯電話等の情報通信機器を「使用している」者は、余暇・社会参加活動の有無でみると「趣味・教養」「スポーツ・健康」などすべての項目で、「活動していない」者より「活動している」者の割合が高い第14回調査の情報通信機器の使用状況をみると、「使用している」90・7%、「使用していない」8・3%であり、使用している機器は、「携帯電話」53・7%、「スマートフォン」39・1%、「パソコン」28・9%となっている。また、情報通信機器を「使用している」と答えた者について、第14回の余暇・社会参加活動の種類別に活動の有無でみると、「趣味・教養」「スポーツ・健康」「地域行事」「子育て支援・教育・文化」「高齢者支援」「その他の社会参加活動」のすべてで、「活動していない」者より「活動している」者の方が割合が高くなっている。第1回から活動している第1回から活動していない0102030405060(%)趣味・教養スポーツ・健康地域行事子育て支援・教育・文化高齢者支援その他の社会参加活動22.13.115.88.46.814.90.253.00.147.40.933.2図表5 第1回調査から第14回調査までの余暇・社会参加活動状況の変化注:第14回の総数を100とした時の割合である

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