シニア社員にはこれまでの経験を活かしモチベーション高く活き活きと働いてほしいルも高い人は、それまでと同等の役割をになってもらい、処遇も職責に見合ったものとしています。新屋 再雇用した社員には、経験やノウハウを活かしてもらいたいという考えから、再雇用前と同様の仕事を担当してもらうケースが多くなっています。定年延長を選択した場合も考え方は同様ですが、より大きな役割・職責をになうことでさらに力を発揮してもらいたいと考えています。なお、当社の人事制度は職務等級制度であり、年齢を重ねても年功的な処遇はありません。定年延長を選択した場合の60歳以降の処遇についても同様であり、になう役割や職責に見合った水準としていく予定です。新屋 割合を少し軽くしたいという希望も当然あると思います。そのための働き方の選択肢として、さまざまなパターンを用意しています。フルタイム以外に、例えば月10日勤務、半日勤務などのパターンもあり、本人の希望で選んでもらう仕組みです。家族の介護のためにデイサービスの送迎などをしており、半日しか働けないケースもあるかと思いますので、事情に応じて選んでもらっています。おっしゃるように、人によっては働く新屋 し後に続く世代のお手本となるように、モチベーション高く活き活きと働いてほしいという期待があります。そのための施策の一つとして、60歳以降も引き続き活躍してもらうためのセミナーを実施しています。社が期待する役割を説明し、実際に活躍しているシニアの事例などを紹介します。また、これに先立って45歳や50歳の節目年齢のセミナーでは、これまでつちかったスキルの棚卸しをしてもらい、今後のキャリアについて考えてもらう機会を設けています。 3きちんと考えることが非常に重要になっています。新入社員向けのキャリアセミナーも実施していますが、45歳まで間が空いています。じつはこの「間の世代」にもキャリアについて考えてもらうことが必要だと思っていますシニア社員にはこれまでの経験を活か 60歳を迎える直前に行うセミナーでは、会いまの時代は自分自身のキャリアについて―定年延長後の働き方と処遇はどうなりますか。―70歳まで働けるといっても、人によっては健康問題や家庭の事情などがあり、フルタイム勤務がむずかしい場合もあります。―70歳まで元気に活躍してもらうために、特に取り組んでいる施策はありますか。エルダー
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