エルダー2020年8月号
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2020/documents/0197pdf.jil..jp/institute/research/ g.j全国中小企業団体中央会と都道府県中小企業団体中央会が公表した『令和元年度中小企業労働事情実態調査』の調査結果から、働き方改革関連法(改正労働基準法)により2019年4月1日から施行された年5日の年次有給休暇の付与義務について調査した結果を見ると、付与義務について「知っている」と答えた事業所が86・4%、「知らなかった」が13・6%となっている。年5日の年次有給休暇の付与義務への対応について、実施している(または今後実施する)方策を複数回答で聞いたところ、「計画的付与制度(計画年休)を活用する」と答えた事業所が28・2%で最も多く、次いで「使用者からの時季指定を行う」が27・6%、「取得計画表を作成する」が25・9%、「具体的な方策を検討中」が25・4%。業種別にみると、製造業では多くの業種で「計画的付与制度(計画年休)を活用する」がほかの方策より多く、建設業では「使用者からの時季指定を行う」がやや多く、「就業規則を見直す」と回答した事業所は運輸業で比較的多くなっている。経営状況別にみると、経営状況が「良い」と回答した事業所では、「取得計画表を作成する」(30・8%)、「計画的付与制度(計画年休)を活用する」(30・4%)の割合が高く、「使用者からの時季指定を行う」、「具体的な方策を検討中」と回答した割合は経営状況による違いがみられず、「特に考えていない」と回答した割合は、経営状況が「良い」事業所では9・8%、「悪い」事業所では16・6%と経営状況が「悪い」ほど割合が高くなっている。https://www独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)は、『調査シリーズ№197 年時代の企業人と社会貢献活動に関する調査』を刊行した。高齢者が増えているが、高齢になってから地域や社会のために働きたいと思っても、活躍する場を見つけることはむずかしい。これまでのJILPTの研究からも、実際に高齢期にNPOなどで活躍している人の多くは定年退職前の40〜50代から活動を開始していることがわかっている。そこでJILPTでは、大企業5社に勤める正社員およびウェブモニター調査により、企業で働く人の社会貢献活動とセカンドキャリアに関する意識調査を実施。どういった業種や職種、技能、働き方をする人が、どのような社会貢献やキャリアに対する意識を持つのか、企業や社会は社会貢献活動推進のためにどのようなシステムを構築していけばよいのかを分析し、本報告書を刊行した。今後の社会生活やキャリアを考えるうえで、企業の人事担当者、CSR担当者、政策担当者をはじめ、NPOや社会貢献活動にたずさわる人々の参考資料として活用されることが期待される。本報告書は左記のURLからダウンロードが可能で、購入する際の価格は2500円(税別)。goを考える時期にさしかかっている「50(フィフティ・アップ)世代」と名づけ、自分らしいシニ人生100アライフプランを考えるうえで役に立つ冊子として、『東京50(フィフティ・アップ)BOOK』を作成した。いくつになっても安心して暮らし、活き活きと活躍するためには、現役世代のうちから自身の高齢期のライフプランに関心を持ち、考えることが重要として活用を呼びかけている。の夢とライフを考える本〜」とある通り、本冊子は高齢期に向けた仕事や趣味、社会貢献活動などのプランを考えるうえで参考になるヒントとして、将来のライフプランを形にするために今からできること(仕事編、学び編、趣味編、社会貢献編)、未来のために知っておきたいこと、健康長寿のために世代ごとに意識したいポイント、身の回りの不安を解消するサービスなどの紹介、介護やもしもの時に備えるためのQ&A、そのほか参考になる情報源やサービスなどを掲載。巻末には付録として、「ライフ・プランニングノート」がついている。専用ウェブサイトで個別配送(無償)の予約を受けつける(都内に住所を有する都民の方対象)ほか、都内の民間店舗・公共施設等でも配布を開始する予定となっている。https://www l.li...p/tokyo50upbook/indexhtm.fukushhokenmetro〜これから.tokyo年5日年次有給休暇への対応発行物 『人生100年時代の企業人と社会貢献活動に関する調査』を刊行『東京50(フィフティ・アップ)BOOK』作成―これからのライフプランを考える冊子―東京都は、50歳〜64歳の世代を「これからの未来」副題に「50代・60代のみなさまへ 本冊子は左記のURLからダウンロードが可能。全国中小企業団体中央会JILPT東京都 ニュース ファイル 2020.8 August65歳以降も社会において活躍し続けたいと願う59エルダー

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