エルダー2020年10月号
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エルダー39高齢社員を部下に持つ管理職への支援マンガでもご紹介しているように、年上の高齢社員をマネジメントするポイントは、①個々人の特性(強み)を見極める、②目標・課題を具体的に示す、③加齢による身体機能の低下などを補うサポートをする、④話をしっかり聴く、⑤期待を伝える、となります。また、部下とはいえ高齢社員は、人生経験はもちろん、社歴も管理職より長いケースが多いので、人生の先輩として、敬意を払ってコミュニケーションを取ることも重要です。 高齢社員をマネジメントするポイント高齢社員の能力を活かし、戦力として活躍してもらうためにも、高齢社員を部下に持つ現役管理職は、高齢社員に対し適切なマネジメントを行うことが大切です。当機構では、高齢社員が配属されている職場の管理・監督者を対象とした「就業意識向上研修〈生涯現役職場管理者研修〉」を実施しています。管理・監督者に求められる役割や意識、高齢社員をマネジメントするための実践的なノウハウを学べる研修です。ぜひご活用ください。 高齢社員を部下に持つ管理職のための「生涯現役職場管理者研修」 役職定年や再雇用により、かつて上司だった高齢社員が部下として職場に配置されるケースが増えてきています。職責と役割の変化については高齢社員自身に理解してもらう必要がありますが、かつての上司を部下に迎える年下管理職の立場からすると、遠慮から「なんだかやりにくい」、「私の指示を聞いてくれるだろうか」といった不安や戸惑いが生まれることも少なくないでしょう。高齢社員を戦力として活用し、事業の強化につなげるためにも、高齢社員をマネジメントする立場にある現役管理職への支援が重要となります。就業意識向上研修検索「再雇用の元上司が部下になった。どう接していいのかわからない!」最終回マンガで見る高齢者雇用解説

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