エルダー2020年12月号
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脳力アップトレーニング!働くための2020.1264目標3分第42回文字をひらがなに変換してから並び替えてできる「ことわざ」を答えてください。シャッフルことわざ 今回の問題は「アナグラム」。昔からある言葉の並べ替え遊びです。頭のなかで文字の並べ替えをするとき、歳とともに衰えやすいワーキングメモリ(作業記憶)を盛んに使います。目視でチャレンジしましょう。チャレンジ脳を鍛えよう文字を並び替えてことわざなどのワードをつくるときには、頭のなかで何度も試行錯誤をくり返しているものです。特に今回の脳トレ課題のような、問題文のなかに意味のある単語が混ざっていると、どうしてもその単語に引きずられてしまうのでやっかいです。そこで、いったんバラバラにして意味のない文字列にしてから構築し直していくと、それまで見えなかったものが見えてきます。きっかけになるワードが一つわかれば、あとはすっと答えにたどりつけるはずです。私たちは「いつも通り」であることを選択してしまいがちですが、慣れていることばかりの環境では、脳の活動は沈静化してしまいます。それまであったものを壊すことで、新しい発想は生まれてきます。とらわれから抜け出して考える脳トレで「チャレンジ脳」を鍛えましょう。篠原菊紀(しのはら・きくのり)1960(昭和35)年、長野県生まれ。公立諏訪東京理科大学医療介護健康工学部門長。健康教育、脳科学が専門。脳計測器多チャンネルNIRSを使って、脳活動を調べている。『中高年のための脳トレーニング』(NHK出版)など著書多数。【問題の答え】❶鬼に金棒(おににかなぼう)❷犬猿の仲(けんえんのなか)❸鶴の一声(つるのひとこえ)❹雀の涙(すずめのなみだ)❺知らぬが仏(しらぬがほとけ)❻青天の霹靂(せいてんのへきれき)小箱、二年(こばこ、にねん)➡[               ]○○○○○○〈例題〉脳力アップトレーニング!ねこにこばん(猫に小判)何かに、応募(なにかに、おうぼ)え?何の喧嘩?(え? なんのけんか?)昼の絵とコツ(ひるのえとこつ)ダメ、砂の水(だめ、すなのみず)星と抜け殻(ほしとぬけがら)敵機への洗礼(てききへのせんれい)➡[                    ]➡[                    ]➡[                    ]➡[                    ]➡[                    ]➡[                    ]❶❷❸❹❺❻○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○お       うけ       かつ       えす       だし       けせ          き

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