エルダー2021年1月号
36/68

企業プロフィール2021.134このコーナーでは、都道府県ごとに、当機構の65歳超雇用推進プランナー(以下「プランナー」)の協力を得て、高齢者雇用に理解のある経営者や人事・労務担当者、そして活き活きと働く高齢者本人の声を紹介します。第103回宮城県高齢者が若者と隔たりなく活躍できる「エイジレス企業」スモリ工業株式会社(宮城県仙台市)体験型住宅展示施設「ハウス・スタジアム」を併設している本社▶創業 1975(昭和50)年▶業種  総合住宅建設業▶従業員数 88人(60歳以上男女内訳) 男性(13人)、女性(5人)(年齢内訳) 60~64歳 8人 (9.1%) 65~69歳 7人 (8.0%) 70歳以上 3人 (3.4%)▶定年・継続雇用制度65歳定年。勤務状況を鑑かんがみ希望者を年齢の上限なく継続雇用宮城県は、北は岩手県、南は福島県、西は山形県、北西に秋田県と接し、県の東側は太平洋に面しており、豊かな漁場と日本三景の一つである松島をはじめ風光明めい媚びな地形に恵まれています。西には蔵王・船ふな形がた・栗駒などの山々が連なり、中央部には仙台平野が広がります。気候は比較的温暖で、降雪が少ないのが特徴です。宮城県は江戸時代から全国屈指の米どころとして栄えてきました。県が誇る「ひとめぼれ」、「ササニシキ」についで、2018(平成30)年には新品種「だて正夢」が本格デビューしました。生産拡大に取り組み、県産米のブランド力強化を図っています。畜産も盛んで、品質のよさで知られる「仙台牛」や「宮城野豚(ミヤギノポーク)」などを生産しています。漁業は石巻のカツオ漁、イカ漁、気仙沼および女おな川がわのサンマ漁が盛んで、三陸海岸のカキ、ホタテ、ホヤの養殖もよく知られています。工業は、臨海部では石油、鉄鋼、製紙、内陸部では電子部品や自動車などの加工組立工業が集積し、豊富な県産食材を使った食料品製造業も発展を遂げてきました。県庁所在地である仙台市の人口は県全体の45%を占め、人口集中率が非常に高くなっているのも特徴です。仙台市は近隣県からも買い物客が訪れる東北最大の商業都市で、近郊には大学、高等専門学校、専門学校といった教育機関が多く、学生を含む若年層の人口割合が国内でもトップクラスに位置するたいへん活気のある街です。今回は、当機構の宮城支部で活躍するプランナー・鈴木大輔さんの案内で、仙台市にある「スモリ工業株式会社」を訪れました。宮城県仙台市★

元のページ  ../index.html#36

このブックを見る