エルダー2021年1月号
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エルダー35[鈴木プランナーから]「訪問先企業に対しては、『高齢者雇用はこうあるべきだ』と大上段から押しつけるのではなく、『いまできることは何か』その一歩をふみ出すための糸口を一緒に探すようにしています。常に相手の立場に立って考えることをモットーにしており、面談は『高齢者雇用の情報提供の機会』と思って、有意義な情報の提供に努めています」高齢者雇用の相談・助言活動を行っています◆同支部の薄井統括は、「鈴木プランナーは、2015年(当時は高年齢者雇用アドバイザー)から活動し、人事労務管理、賃金・退職金管理や年金ライフプランなどを得意分野としています。相談・助言活動に積極的に取り組み、社会保険労務士、中小企業診断士、行政書士としての知識・経験が豊富で、的確な助言をすることから事業所からも絶大な信頼を得ています」と話します。◆当課はJR仙石線多賀城駅より徒歩20分ほど。近くには、多賀城市役所、東北学院大学などがあります。また、JR東北本線国府多賀城駅から徒歩10分の所に、歴史的にも有名で国の特別史跡に指定されている、多賀城跡があります。◆当課には10人の65歳超雇用推進プランナーおよび高年齢者雇用アドバイザーが在籍し、宮城県内の事業所訪問を通じて、高年齢者雇用に関する相談・援助業務を行っています。2019年度のアプローチ企業数は約530社、制度改善提案は約130件を実施しています。◆相談・助言・制度改善提案は無料で実施しています。お気軽にご相談ください。●宮城支部高齢・障害者業務課住所:宮城県多賀城市明月2-2-1 宮城職業能力開発促進センター内電話:022(361)6288アドバイザー・プランナー歴:5年鈴木大輔 プランナー (63歳)理想の家づくりへの探究スモリ工業株式会社は、1969(昭和44)年から独立自営で左官業を営んでいた須森明あきら代表取締役社長が1975年に設立しました。当初は住宅建築元請工事を行っていましたが、1989年に住宅メーカーとして事業展開をスタート。「100年住める理想の住宅」を探究し、工法、ビス釘、パネルなどに工夫を凝らして独自のものづくりを行ってきました。防湿・断熱・耐震を兼ね備えた「銀我パネル」に代表される、コツコツと自社開発してきた技術は、特許と意匠登録を合わせると50件を超え、毎年増えているそうです。同社は、支店や営業所を置かない方針で運営しています。お客さまへの対応が迅速にできるよう、また、家を建てるだけでなくしっかりアフターケアまで行うために、本社から90分以内を目安にした営業エリアにおいて地元密着で事業を展開していることが、同社のこだわりです。同社が掲げる事業理念について、山本達夫社長室室長は次のように説明します。「スモリの家の思想は、家族愛に満ちた家づくりと現場職人への感謝と敬意を現実の形にするものです。家族全員にとって終生の安らぎの場となる住宅は、資産としていつまでも美しく丈夫で長持ちし、健康と安全を実現し、さらに地球環境にまで配慮されていなければなりません。そのような住宅を建てるためには、質の高い提案に始まり、十分な量の良質な材料と職人の心のこもった仕事が欠かせません。ただ単に低コストで良質に建てるだけでなく、建てた後もその住宅に責任を持ち守り続け、『地域社会全体』からの『信用と信頼』山本達夫社長室室長

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