エルダー2021年4月号
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2021.452②(1)就業状況の変化この14年間で、「正規の職員・従業員」の割合は減少、「パート・アルバイト」の割合はほぼ横ばい第1回調査から14年間の就業状況の変化をみると、「正規の職員・従業員」は、第1回38・5%から第15回4・1%と減少している。一方、「パート・アルバイト」は、第1回16・8%から第15回16・9%と、ほぼ横ばいの状況である(図表1)。また、第1回で「仕事をしている」者について、性別に第15回の就業状況をみると、男の「(第1回)正規の職員・従業員」では「仕事をしていない」の48・1%が最も高く、次いで「パート・アルバイト」の17・7%、「労働者派遣事業所の派遣社員、契約社員・嘱託」の13・9%となっている。女の「(第1回)パート・アルバイト」では「仕事をしていない」の56・5%が最も高く、次いで「パート・アルバイト」の35・3%となっている(図表2)。(2)就業希望と求職の状況第15回調査で「仕事をしたい」が求職活動を「何もしていない」割合は12・2%であり、何もしていない理由は「病気・けがのため」、就業の状況 厚生労働省は、2005(平成17)年度から、団塊の世代を含む全国の中高年世代の男女を追跡し、その健康・就業・社会活動について意識面・事実面の変化の過程を継続的に調査しています。このほど、第15回(2019年)の結果がまとまりましたので、「就業の状況」を中心にその結果を紹介します。 この第15回調査の対象者の年齢は64〜73歳(2005年10月末現在で50〜59歳の全国の男女)、調査の期日は2019年11月6日、調査対象は2万903人、回収数は1万9930人、回収率は95・3%でした。(編集部)厚生労働省 政策統括官付参事官付世帯統計室第15回中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)の概況

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