エルダー2021年8月号
17/68

エルダー15特集生涯現役時代の“学び”を考える世界展開する医療機器メーカー幅広い領域で革新的な製品を提供ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社は、米国に本拠地を置く会社の日本法人である。本体のボストン・サイエンティフィック コーポレーションは1979(昭和54)年に米国で誕生して以来、医療機器メーカーとして業容を拡大、世界最大級の医療機器メーカーとして、医療テクノロジーをリードしてきた。いまでは、1万7000種以上の製品を取り扱い、グローバルで約3万8000人の社員を擁して、13カ所の製造拠点と、120カ国近くのマーケットを展開している。日本法人は1987年の設立以来、世界第2位の医療機器市場である日本において、血管疾患をはじめ、心臓系疾患、泌尿器疾患、婦人科疾患など多岐な領域にわたり、革新的な医療機器を提供し続けている。同社は、2021(令和3)年3月、厚生労働省が主催する「グッドキャリア企業アワード2020」のイノベーション賞を医療機器・器具製造業の企業として初めて受賞した。この賞は社員の自律的なキャリア形成支援を展開し、積極的に人材育成に取り組む企業に贈られるものであり、「社内公募の積極的活用などキャリアオーナーシップ(キャリア自律)をキーワードとした主体的なキャリア形成支援」が能力開発支援の取組みとして高い評価を受けた。きっかけは働き方の見直し主体的なキャリア形成支援を強化同社では、ビジネス環境の変化にともない、自律的に行動できる人材の育成を重視し、社員ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社(東京都中野区)﹁キャリア越境学習プログラム﹂で能力をストレッチ学び続ける先に見えてくる生涯現役のヒントスティーブン・モース代表取締役社長(左)と「グッドキャリア企業アワード2020」の受賞を喜ぶ前田敦子人事本部長(右から2人目)とファムティホイフンさん(同3人目)

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る