エルダー2021年8月号
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エルダー41年齢階層別にみた腰痛発生状況5平成28年の国民生活基礎調査によれば、「腰が痛い」と訴える人は年齢を重ねるにつれ多くなり、65〜69歳でピークを迎えます(図表4)。腰痛災害事例6次頁の通り、高齢者の腰痛災害はさまざまな業種で発生しています。重い物を持ち上げたとき、人を抱え上げたとき、中腰、前かがみ、ひねりなどの無理な姿勢をとったときなどで腰痛になっています。保健衛生業商業・金融・広告業製造業運輸交通業接客・娯楽業建設業その他738人(15%)738人(15%)870人(17%)870人(17%)745人(15%)745人(15%)1537人(30%)1537人(30%)252人(5%)252人(5%)172人(3%)172人(3%)729人(14%)729人(14%)出典: 厚生労働省「業務上疾病発生状況等調査(平成30年)」図表2 業種別 腰痛発生状況負傷に起因する疾病(災害性腰痛等)※うち災害性腰痛5016人物理的因子による疾病(熱中症等)作業態様に起因する疾病(重激業務による運動器疾患等)化学物質による疾病(がんを除く)脳血管疾患・心臓疾患等強い心理的負荷をともなう業務による精神障害その他5937人5937人1437人1437人457人457人263人263人48人48人76人76人466人466人出典: 厚生労働省「業務上疾病発生状況等調査(平成30年)」図表1 疾病分類別 業務上疾病者数2010年2011年2015年2013年2012年2017年2018年2014年2016年16001700(人)1500140013001200110010009008000保健衛生業うち社会福祉施設出典: 厚生労働省「業務上疾病発生状況等調査(平成30年)」図表3 保健衛生業における腰痛災害発生状況の推移700(人)600500400300200100015〜1920〜2425〜2930〜3435〜3940〜4445〜4950〜5455〜5960〜6465〜6970〜7475〜7980〜8485歳以上※熊本県は除いたもの ※下記の人数には、入院者は含まない出典: 厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査」図表4 腰が痛いと訴える人数高齢社員のための安全職場づくり―エイジフレンドリーな職場をつくる―

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