エルダー2022年4月号
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2022.452厚生労働省政策統括官付参事官付世帯統計室第16回中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)の概況構成をみると、「夫婦のみの世帯」に変化した割合は、「親なし子ありの世帯」が44・9%、「親あり子なしの世帯」が40・1%と高くなっている(図表2)。この15年間で、「夫婦のみの世帯」の割合は増加、「三世代世帯」、「親なし子ありの世帯」の割合は減少第1回調査(平成17年)から15年間の世帯構成の変化をみると、「夫婦のみの世帯」は、第1回21・4%から第16回45・9%と増加している。一方、「三世代世帯」は、第1回22・3%から第16回11・5%、「親なし子ありの世帯」は、第1回39・4%から第16回24・0%と減少している(図表1)。また、第1回の世帯構成別に第16回の世帯 厚生労働省は2005(平成17)年度から、団塊の世代を含む全国の中高年世代の男女を追跡し、その健康・就業・社会活動について意識面・事実面の変化の過程を継続的に調査しています。このほど、第16回(2020年)の結果がまとまりましたので、「就業の状況」を中心にその結果をご紹介します。 調査は、2005年10月末時点で50~59歳だった全国の男女を対象としており、第16回調査における対象年齢は65~74歳、調査の期日は2020年11月4日、調査対象は2万264人、回収数は1万9644人、回収率は96・9%でした。(編集部)世帯の状況(1)就業状況の変化この15年間で、「正規の職員・従業員」の割合は減少、「パート・アルバイト」の割合はほぼ横ばい第1回調査から15年間の就業状況の変化をみると、「正規の職員・従業員」は、第1回就業の状況

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