エルダー2022年10月号
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厚生労働省厚生労働省東京商工会議所202210「生涯現役地域づくり環境整備事業(2022年度開始分)」の実施団体候補厚生労働省は、「生涯現役地域づくり環境整備事業(2022〈令和4〉年度開始分)」の実施団体候補として、5団体の採択を決定した。この事業は、高齢者雇用対策として、2021年度まで6年にわたり実施されてきた「生涯現役促進地域連携事業」に替わり、2022年度より新たに実施されるもの。働く意欲のある高齢者がその能力を発揮し活躍できる環境を整備する必要性が高まり、今後は企業内での雇用だけでなく、高齢者のニーズに応じ、地域において高齢者が活躍できる多様な雇用・就業機会を創出する取組みを促進していくことが必要とされている。そこで、地域ですでに定着している取組みとの連携を強化し、地域のニーズをふまえた高齢者の働く場の創出と持続可能なモデルづくりや、他地域への展開を推進する事業となることを目ざしている。2022年度開始分の募集は、同年3月上旬から5月上旬にかけて行われ、有識者等からなる評価委員会により実施団体候補が採択された。採択された5団体は次の通り。①北広島市生涯現役地域づくり環境整備協議会②大町市創業支援協議会③生涯活躍のまち静岡推進協議会④ミナミイズ人と経済活性化推進協議会⑤豊■前■生涯活躍地域づくり協議会長時間労働が疑われる事業場に対する2021年度の監督指導結果第20回「勇気ある経営大賞」受賞企業が決定東京商工会議所が主催する第20回「勇気ある経本賞は、過去に拘泥することなく、常識の打破受賞企業は以下の通り。の手作業による医療機器製造を高度な加工可能な機械化に転換。医療現場の生の声やニーズを把握し、高付加価値製品を開発。化により鮮魚売上が大きく減少するなか、刺身・寿司の加工施設を新設するなどして業績を回復。フジ産業株式会社(練馬区)/大手メーカーの№1代理店の状況に甘んじることなく、自社ブランド製品を開発・生産し独自路線を確立。の町工場で「銀ロウ付け女子」の採用・定着を実現。新事業の企画も行われ、社内が劇的に活性化。害者手帳を全種類デジタル化。DXにより、障害者の利便性向上と事業者の負担軽減を実現。行政・関係団体表彰※ 「生涯現役地域づくり環境整備事業」の事業概要と ねらいは、本誌2022年6月号に掲載厚生労働省は、2021(令和3)年度に実施した長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導の結果を取りまとめて公表した。それによると、監督を行った事業場の34・3%に違法な時間外・休日労働が認められた。この監督指導は、各種情報から時間外・休日労働数が1カ月あたり80時間を超えていると考えられる事業場や、長時間にわたる過重な労働による過労死等に係る労災請求が行われた事業場を対象としている(2021年度から、11月の「過重労働解消キャンペーン」期間中に実施した監督指導結果を含めて集計)。結果をみると、監督を行った3万2025事業場のうち、2万3686事業場(全体の74・0%)で労働基準関係法令違反が認められた。主な違反は、違法な時間外・休日労働があったものが1万986事業場(全体の34・3%)、賃金不払残業があったものが2652事業場(同8・3%)、過重労働による健康障害防止措置が未実施のものが6020事業場(同18・8%)となっている。違法な時間外・休日労働があった事業場のうち、時間外・休日労働(法定労働時間を超える労働および法定休日の労働)の実績がもっとも長い労働者の時間数が1カ月あたり80時間を超えるものが4158事業場(37・8%)、同100時間を超えるものが2643事業場(24・1%)、同150時間を超えるものが562事業場(5・1%)、同200時間を超えるものが121事業場(1・1%)となっている。● 大賞(1社)● 特別賞(2社)営大賞」の受賞企業(応募総数90社)が決定した。に挑戦し、高い障壁に挑み、高い理想の追求を行うなど勇気ある挑戦をしている中小企業またはグループを顕彰するもの。 株式会社高山医療機械製作所(台東区)/職人●優秀賞(2社) 東信水産株式会社(杉並区)/消費者嗜好の変 株式会社佐藤製作所(目黒区)/高齢男性のみ 株式会社ミライロ(品川区)/300種近い障59エルダーニュース ファイルEWSILE .■        

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