エルダー2022年11月号
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 ししよ ちみみろめくりよおゅん冨と田た順じ一いさん(66歳)は勤続40年の、身体障まな分野の仕事ができることが魅力です。ものづくりの要は人ですから、これからも後進の育成に励みます」と目標を話す。本社第一工場で働く石い間ま伏ぶ清き人とさん(65歳)はこのほど定年を迎え、新制度のもと雇用を継続。フルタイム勤務で主に建築金物の製造を担当している。「『引き続き働いてほしい』と会社からいってもらい、喜んで継続を決めました。ものづくりが好きなので、41年間続けていられることがうれしい」と笑顔で話す。現在、30代の社員にマンツーマンで技能を伝承する役割をになっており、「自分ができることを伝え、その後輩がまた次の人に伝えられるように、と思いながら指導にあたっています」と話す。害のある社員だ。溶接工として技を磨いて会社に貢献し、2005年に「障害者雇用優良事業所等の表彰」で「優秀勤労障害者」として厚生労働大臣より表彰された。現在は再雇用の社員としてフルタイム勤務をしている。「溶接一筋で働いてきました。この仕事が好きですし、楽しく続けています」と自身の仕事を語り、「70歳まではがんばりたい」と張り切っている。(5)今後の課題人口減少と少子高齢化の進展を考えると、人材確保が課題であるという。総務部の黒田課長は、「ほかの企業を定年退職された方で働くことを希望する技術者も積極的に採用し、柔軟な雇用形態と長く働けるための職場環境の整備をさらに進めて、安定した人材確保につなげていきたいです。また、多種多様な受注ニーズに応えられるよう、全社的にさらなるスキルアップ福ふ留ど廣ひ文ふ専務取締役は、「社員アンケートではを目ざします」と今後を話す。産です。70歳まで柔軟に働ける制度を整備し、女性活躍なども推進し、だれもが長く働ける職場づくりに努めます」と目標を掲げた。『できるかぎり長く仕事を続けたい』という声が多くあり、高齢社員に技能伝承の役割を期待する会社の考えとマッチしました。それぞれの人生設計、考え方がありますから、その人に合った仕事の仕方ができるよう、これからも柔軟に取り組んでいきます」と今後の方向性を示した。総務部の青あ木き清き則の部長は、「当社は、人が財39遠矢佳巳さん冨田順一さん猪八重正浩さん石間伏清人さん二宮義人さん

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