エルダー2023年2月号
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横浜市港こ北ほ区の綱つ島しで、1977(昭和52)年に創業した株式会社ザニューオークラ。和・洋・中、それぞれ絶品の料理が楽しめる総合宴会場として、約半世紀にわたり、地元の人々に親しまれている。同社の自慢は「吟味に吟味を重ねた料理」。宴会や各種パーティ、ウェディングでは、熟練の料理人が四季折々の料理に腕を振るう。最近では、希望の場所で本格的な料理を楽しむことができる、デリバリーパーティプランやケータリングも人気だ。ザニューオークラは、「技能グランプリ」の日本料理部門において、4大会連続で入賞するという快挙を成し遂げた。副料理長の榎え本も義よ明あさんが第28回大会(2015︿平成27﹀年開催)で敢闘賞、第29回大会(2017年開催)で金賞、同じく副料理長の望も月づ照て晃あさんが第30回大会(2019年開催)で銀賞、第31回大会(2021年開催)で金賞をそれぞれ獲得。同じ日本料理の店舗から、これだけ入賞者を連続で輩出するのは、たいへん名誉なことだという。技能グランプリでの快挙の立役者となったのは、総料理長を務める加か藤と亨すさん。2人の副料理長の技能グランプリ参加を後押しし、入賞するまでの挑戦を支えた。加藤総料理長は1951年生まれの71歳。19歳で日本料理の道に入った、キャリア50年超の大ベテランだ。料理人を志したのは、静岡県内で和食料理店を営んでいた実家の影響が大きいという。熱あ海みの旅館、東京の和食料理店などで修業を重ね、東京の目黒雅が叙じ園え(当時)で総料理長に就任。ザニューオークラでは、2001(平成13)年の入社以来、一貫して総料理長を務めている。神奈川県日本調理技能士会会長などを務め、日本料理業界の振興、日本料理の伝統や技の継承現在は、全国日本調理技能士会連合会師範、のとしきたうまなくうきちるきょんすむ横浜で創業して約半世紀地元に親しまれる総合宴会場日本料理一筋後進の技能グランプリ挑戦を支えるの総料理長13株式会社ザニューオークラの本社特集1技能五輪・技能グランプリを支える高齢者の底力エルダー50年事例3総総料料理理長長がが日日本本料料理理のの伝伝統統ををつつななぐぐ技技能能ググラランンププリリでで44大大会会連連続続入入賞賞株株式式会会社社ザザニニュューーオオーーククララ︵︵神神奈奈川川県県横横浜浜市市︶︶

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