エルダー2023年2月号
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「住み慣れた地域で自分らしい生活を」定年や継続雇用制度の見直しを検討雇用制度の見直しを検討している医療法人社団長寿会を訪れました。医療法人社団長寿会は、1992年に「はたのリハビリ整形外科」を開設したことにはじまり、診療所、相談サービス、看護やリハビリなどの訪問サービス、デイサービスなどの通所サービス、介護老人保健施設などの入所サービス、グループホームなどの入居サービスの各事業を展開。医療・介護・保健サービスの複合事業体として、地域の人々に親しまれながら歩み続けています。病気や障害があっても、住み慣れた地域で自分らしい生活を自立していけるような「長寿」実現のための支援を行うことが同法人の理念であり、「長寿会」の名称の由来です。この理念を実現するために、「3つのハッピー(利用者・職員・法人)」を掲げ、例えば、自分や家族が利用したくなる質の高いサービスの提供を目ざし、職員に対して、やる気や実力が報われる評価制度や、だれでも受けられる勉強会を多数開催しています。同法人の定年は60歳で、65歳まで継続して働ける制度があります。畑■野■栄■治■理事長は、「実際には本人との同意により65歳以上の職員が多数在職し、専門知識や資格、経験を活かして、主戦力として勤務してもらっています」と話します。また、職員数372人のうち、65歳以上は69人(全体の「今後も経験と技術を兼ね備えている高齢職員に頼るところは大であり、定年年齢の引上げや継続雇用制度の延長を検討しています。高齢職員の仕事ぶりは、安心感と安定感がありますので、自身■■●広島支部高齢・障害者業務課住所: 広島県広島市中区光南5-2-65 ◆広島支部高齢・障害者業務課の池田課長は、波多野プランナーについて、「相手先の課題をていねいに聞き取り、相手に寄り添った提案を行っていることから企業などから厚い信頼を得ています」と話します。◆広島支部高齢・障害者業務課は、広島職業能力開発促進センター内にあります。アクセスは、広島駅および市内の中心部から、バスに乗るルートが一般的です。広島駅からの所要時間は30〜40分程度です。◆同県では、2022年4月1日現在、9人の65歳超雇用推進プランナー等が活動し、2021年度は県内423社の相談対応を行いました。◆相談・助言を無料で行います。お気軽にお問い合わせください。広島職業能力開発促進センター内電話:082-545-715018・5%)、70歳以上も39人(全体の10・5%)で、医療法人社団長寿会の畑野栄治理事長39エルダー波多野博雄 プランナー (71歳)アドバイザー・プランナー歴:3年[波多野プランナーから]「プランナー活動では、訪問先企業と信頼関係を築くことが重要なため、お話をよく聞くことを心がけています。そのためにも、そして企業に寄り添った相談・助言をするためにも、事業内容や業界の状況などを事前に調査したうえで訪問するように努めています」高齢者雇用の相談・助言活動を行っています

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