エルダー2023年3月号
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髙田 はい。自分が「こうしよう」、「こうしたい」という思いが根底にないと、小さな変化すら起こせないのではないかという考えを持っています。今野 そうすると、自律的キャリアは本人の問題のようですが、社員のみなさんに、価値を生み出すことを求めるということが背景にあると、理解したほうがよいのでしょうか。髙田 そういった思いも根底にはあるということが正直なところです。今野 は、時代が変わってきたという感じがしますね。ソニーピープルソリューションズ株式会社の大塚さんは、いかがでしょうか。大塚 非常に変化の激しい時代ですので、キヤノンの小島さん、損害保険ジャパンの髙田さんのお2人がお話しされたことは、まさにその通りだと思います。別の視点で話をすると、いまは職業人生がとても長くなってきていて、20歳のころに入社してから40年間、50年間と職業人生が続きます。同じ会社に長く勤める間、モチベーションを高く持って過ごす人もいれば、どんどんチャレンジをする人もおり、いろいろなバリエーションが出てくると思います。人生をハッピーに生きるためにも、社員の一人ひとりが、会社におんぶに抱っこではないという状況ありがとうございます。そういう点でをつくることは、会社にとっても社員にとってもよいことではないかという意識を持っています。今野 社と個人が、WinーWinになる関係をどうつくっていくか。そこが大切になってきますね。自律的なキャリア形成をうながす今野 ありがとうございます。そうなると、会自律的なキャリア形成を社員にうながすための仕組みやポイント氏氏氏2023.318コーディネーターパネリストキヤノン株式会社 人事本部人事統括センター グローバル要員管理部長小■島■■武■■彦■■損害保険ジャパン株式会社 人事部人材開発グループリーダー髙■■田■剛■■毅■ソニーピープルソリューションズ株式会社 EC人事部統括部長大■■塚■■康■■■学習院大学名誉教授今■■野■浩■■一■■郎■■氏学習院大学名誉教授の今野浩一郎氏

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