エルダー2023年3月号
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2022年度「現代の名工」厚生労働省は、その道の第一人者と目され、卓越した技能を有する現役の技能者150人を「現代の名工」として決定し、2022(令和4)年「現代の名工」の表彰制度は、極めてすぐれた技能を有し、技能を通じて労働者の福祉の増進と産業の発展に寄与し、ほかの技能者の模範と認められる現役の技能者に対して、厚生労働大臣が表彰を行うもの。1967(昭和42)年度に第1回の表彰が行われて以来、今年度が56回目となり、今回受賞の150人を含めて、これまで6946人が表彰を受けている。今年度の主な受賞者は、伝統的な鍛■金■技術を駆使し、素朴かつ緻密で繊細な作品が高く評価される一方で、後進の育成にも熱心な手かじ工の植■田■現するすぐれた技能を有し、その技術を後進に伝えたり、「ものづくりマイスター」として企業や高校などでも指導にあたる仕上機械工の小■林■智■さん(67歳)、西■陣■爪■掻■本■綴■織■の職人として高度な技術を持ち、国内外で作品が高く評価されるとともに、女性伝統工芸士展を開催するなどして職人の地位向上や業界の発展に貢献している織布工の小■玉■紫■涯現役」を目標にして、着心地と美しさを兼ね備えた服づくりと後進の育成に力を注いでいる紳士服仕立職の芹■澤■國■夫■さん(74歳)ら。「第11回健康寿命をのばそう!アワード」「令和4年版 過労死等防止対策白書」政府は、2022(令和4)年10月21日、「令和我が国における過労死等の概要及び政府(2021年7月30日閣議決定)」に基づき、新型コロナウイルス感染症やテレワークの影響に関する調査分析等について報告民に対する啓発、民間団体の活動に対する支援など、昨年度の取組みを中心とした労働行政機関などの施策の状況について詳細に報告革事例やメンタルヘルス対策等、過労死等防止対策のための取組み事例をコラムとして紹介コラムでは、「過労死等防止調査研究センターに行政・関係団体厚生労働省厚生労働省厚生労働省2023.jp/stf/wp/hakusyo/充■紀■さん(71歳)、サブミクロン精度の仕上げを実泉■さん(70歳)、高度な衣服製造技能を有し、「生厚生労働省およびスポーツ庁は、第11回目となる「健康寿命をのばそう!アワード」において、生活習慣病予防分野で12企業・団体・自治体、介護予防・高齢者生活支援分野で18企業・団体・自治体、母子保健分野で9企業・団体・自治体の受賞を決定した。「健康寿命をのばそう!アワード」は、右記の三つの分野に関して優れた取組みを行っている企業などを表彰する制度。各分野の内容と今回の受賞企業・取組みタイトルなどは次の通り。●生活習慣病予防分野…従業員や職員、住民に対して、生活習慣病予防の啓発、健康増進のための優れた取組みをしている企業などから57件の応募があり、厚生労働大臣最優秀賞1件(大橋運輸株式会社「『治療より予防』社内の健康経営から地域の健康活動へ。」)などを表彰した。●介護予防・高齢者生活支援分野…地域包括ケアシステムの構築に向け、地域の実情に応じた優れた取組みなどを行っている企業などから56件の応募があり、厚生労働大臣最優秀賞(三■色■吉■シニア倶楽部「これぞ!お互いさまの助け合いの原点〜住み慣れた我が家で暮らし続けられるために〜」)などを表彰した。●母子保健分野…母子の幸せで健康な暮らしを支援するための優れた取組みを行っている企業などから67件の応募があり、厚生労働大臣最優秀賞(宮崎大学医学部看護学科生活・基盤看護科学講座地域看護学領域「若者の生きる力を育む性(生)教育」)などを表彰した。https://wwwmhwgokaroushi/22/indexhtm3年度 が過労死等の防止のために講じた施策の状況」(「令和4年版過労死等防止対策白書」)を閣議決定した。「過労死等防止対策白書」は、過労死等防止対策推進法に基づき、国会に毎年報告を行う年次報告書となっている。7回目となる今回の白書の主な内容は、以下の通り。(1)「過労死等の防止のための対策に関する大綱(2)長時間労働の削減やメンタルヘルス対策、国(3)企業における長時間労働を削減する働き方改おける体力科学研究について」、「働く人々の疲労回復におけるオフの量と質の重要性」、企業の取組みとしては、労働者が安心して活用できるテレワーク環境の確立などの事例も紹介している。「過労死等防止対策白書」は、厚生労働省ホームページの左記URLからダウンロードできる。■■■■■■2023.358ニュース ファイル11月14日、東京都内で表彰式を行った。EWSILE■■■■■.3■■■■■■■■■■■■■.ll..

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