1エルダーエルダー1LeadersTalkNo.97さん 高齢者数の増加とともに、増加する認知症患者。65歳以上の5人に1人が認知症になるといわれ、65歳未満の若年性患者の問題も顕在化するなか、「認知症の治療と仕事の両立」がひとつの社会的課題として浮上しています。今回は、約30年にわたり、認知症の治療と研究にあたってこられた高知大学の數井裕光教授に、認知症患者が仕事を続けていくためにできること、企業に必要な取組みについて、話していただきました。數井裕光認知症とともに働き続けるため早期診断、企業と専門機関との連携を高知大学医学部神経精神科学講座教授かずい・ひろあき鳥取大学医学部卒業後、兵庫県立高齢者脳機能研究センター臨床研究科老年精神科研究室室長、大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室講師などを経て、2018(平成30)年より高知大学医学部神経精神科学講座教授。『認知症疾患診療ガイドライン2017』(医学書院)、『令和3年度厚生労働省老人保健健康増進等事業 若年性認知症における治療と仕事の両立に関する手引き』の作成など、認知症を専門としたさまざまな活動に尽力している。
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